奪う剣は主に何をもたらす――「エガオノダイカ」3話感想
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よく見たらOPで帝国側に未登場の兵士が1人いるのだけど、補充要員か何かにでもなるのかしらん。
エガオノダイカ 第3話「微笑みの戦士」
©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会

「エガオノダイカ」3話を視聴。グランディーガ帝国側のお話だったが、ユウキと立場を対比されるのはゲイルの方であったように思う。ユウキは王女、ゲイルは隊長。共に長たる立場にあるのだから、意外なようで自然と言えば自然かもしれない。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年1月22日
対比であるから、2人は当然同じにはならない。ユウキは配下からの愛を一身に受けているが、ゲイルが向けられているのは不信だ。上からも下からも、そして人間として接した戦災孤児達からも。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年1月22日
新型クラルスによって作られた食料は孤児達には行き届かない。それは富をソレイユ王国が独り占めしている状況と同じであり、孤児達はその恩恵のポケットからこぼれ落ちたことでゲイル達に近づく。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年1月22日
ゲイルは消費期限の近い食料を奪う。それはグランディーガ帝国のやり方そのものであり、しかし活用だ。ラナもまた、飴を独り占めせずステラに分け与える。はぐれ者同士の交流の中に、確かに両国の流儀が行き交う。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年1月22日
けれどそれは続いてはくれない。奪う事は帝国の流儀であり、上層部はゲイルから選択肢を奪う。ゲイルも様々な手段を駆使して結果を奪い取ろうとするが、ユウキの理想がそのまま叶わないように、ゲイルの優しさもそのままでは実を結ばない。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年1月22日
そもそも実を結んでいれば彼は分隊長に収まっていないだろう。ヨシュアがユウキの盾になろうとしたのと逆に、ゲイルには剣が必要なのだ。指示を代行し、子供を脅してでもその命を助けるステラはそれを成す。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年1月22日
生き死にを独り占めするアランからステラがそれを奪い取って他者の死に分け与えることで解決するの、悪魔合体というかなんというか……#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年1月22日
剣と盾。上と下。命令と愛情。代行と独断。ユウキとヨシュア、ゲイルとステラの関係は全く逆で、だからこそ何かが描けるのかもしれない。それは一体、何なのだろう。#エガオノダイカ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年1月22日
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