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新しい思いを生んでいく/凪のあすから26話他2014/4/4感想

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ぷちます!! -プチプチ・アイドルマスター- 第4話「鳴らぬ腹の音」
凪のあすから 第26話(最終回)「海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。〜Earth color of a calm〜」
僕らはみんな河合荘 第1話 「たとえば」


 明日もお仕事につき、河合荘は今回画像3枚で……というか、来週の出来によっては今後も3枚かも。そしてそんなわけで土曜感想は日曜に遅れる公算大です(´・ω・`)


ぷちます!! -プチプチ・アイドルマスター- 第4話「鳴らぬ腹の音」
©NBGI/ぷろじぇくとあいます・ぷち
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 食べさせたい、この笑顔。いつの間にか春香とラジオをしていたまこちーが存分に甘やか食べさせられる回。胸囲の格差社会ネタとはあまり絡んでいなかったのが残念。というか誰だよ企画考えたやつ悪意があるとしか思えんぞこの体験レポート! 「どたぷ~ん」は1期もあったのでそれほどインパクトなかったものの、直後に「ストーン」に鐘の反響のごとくエコーをかける徹底ぶりに笑いました。

関連:
2013年冬アニメ 視聴予定リスト(1期感想リスト)

ぷちます!! -プチプチ・アイドルマスター- 感想リスト

ぷちます!! -プチプチ・アイドルマスター- 第1話「Pから生まれたP太郎」
ぷちます!! -プチプチ・アイドルマスター- 第2話「きんぐおぶくちべた」
ぷちます!! -プチプチ・アイドルマスター- 第3話「意外な伝え方」




凪のあすから第26話(最終回)「海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。〜Earth color of a calm〜」
©Project-118/凪のあすから製作委員会
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 凪いでいた海が動き出す。まるで、人の心のように。
 青の御伽話、最終回。「人を好きになる心」というテーマを描くことに今回は注力していたのだけど、それを伝える中核である美海の心の動きの変遷がこよりのように細くなってしまっていたかな。前回自分で自分を追い詰めて恋を諦めようとし、嗚咽していた彼女が、今回悟りに近いまでの強い心を見せるのにもう少し描写が欲しかった。こよりのように、と書いたように、細くなっているだけで心の動きが繋がっていないとは感じないのだけれど、恋模様そのものからテーマに話をシフトさせるにはもう一歩踏み込んで良かったように思います。まなかと美海でダブルヒロイン、という形式は、どちらかというと1人のキャラにテーマを詰め込み過ぎない効果が大きかった印象。
 ただ、OPテーマの変化版をフルに使ったエンディングの様子は非常な濃密さがあり、5分で済んではいないのではないかと錯覚を覚えるほどでした。2クールの間に起きた様々なことが拾われていく様子が本当に爽やかで、美しい。特に紡の、晃に向けた優しい「乗る?」やまなかの魚の物真似に応じる様子などは、19になった彼の中に「光達と同じ中学生だった彼」が確かに残っているのが感じられて、ジーンとしてしまいました。

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 全体として、冬眠によるねじれた時間経過を始めとしてファンタジー性が作劇に密接に絡んでいて「アニメだからこそできるドラマ」に満ち溢れていた作品でした。TVドラマに対抗して、というわけではないけれど、実写ではけしてこの作品は作れなかった。美術力が設定云々ではない説得力を世界に与え、感情に溢れた脚本がキャラに真実味を持たせ、演出が力強く彩る。このスタッフの組み合わせだからこそできた作品なのだと、強く感じます。
 特に24話のさゆの告白のシーンはこうした作品の強みが120%の組み合わせを見せていて、本当に素晴らしい出来でした。彼女が1番のお気に入りというのもありますが、作中の、いや、今期アニメ最高のシーンを選べと言われれば間違いなくここを挙げます。古典的演出を、ここまでなめ尽くすように意味を重ねて使ってみせたのはお見事。
 素敵な作品、本当にありがとうございました。スタッフの皆様、お疲れ様でした。

関連:
2014年冬アニメ 視聴予定リスト

凪のあすから 第1話「海と大地のまんなかに」
凪のあすから 第2話「ひやっこい薄膜」
凪のあすから 第3話「海のいいつたえ」
凪のあすから 第4話「友達なんだから」
凪のあすから 第5話「あのねウミウシ」
凪のあすから 第6話「巴日のむこう」
凪のあすから 第7話「おふねひきゆれて」
凪のあすから 第8話「たゆたう想いのさき」
凪のあすから 第9話「知らないぬくもり」
凪のあすから 第10話「ぬくみ雪ふるふる」
凪のあすから 第11話「変わりゆくとき」
凪のあすから 第12話「優しくなりたい」
凪のあすから 第13話「届かぬゆびさき」
凪のあすから 第14話「約束の日」
凪のあすから 第15話「笑顔の守り人」
凪のあすから 第16話「遠い波のささやき」
凪のあすから 第17話「ビョーキなふたり」
凪のあすから 第18話「シオシシオ」
凪のあすから 第19話「まいごの迷子の…」
凪のあすから 第20話「ねむりひめ」
凪のあすから 第21話「水底よりの使い」
凪のあすから 第22話「失くしたもの」
凪のあすから 第23話「この気持ちは誰のもの」
凪のあすから 第24話「デトリタス」
凪のあすから 第25話「好きは、海と似ている。」





僕らはみんな河合荘 第1話「たとえば」
©宮原るり・少年画報社/委員会はみんな河合荘
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 「恋愛ラボ」のアニメ化も記憶に新しい宮原るり作品のアニメ化。
 淡さのある原作から一点、恐ろしいほどにくっきりしたタッチが目を引きます。全体としては違和感の方が強いのだけど、河合荘の建物としての存在感や通路で本を読みながら歩く律の輝きを増している部分もあって、何も考えずにやっているというわけでもないのかな。この絵柄が動く、ということ自体は一応Bパートの頃には受け入れられたので、今後の演出効果に期待したい所。サブタイはフォントと言い見せ方と言い素晴らしかったし。
 もう一点目立つのはやはり、文字演出の多さ。原作で使われている文字演出をそのままアニメに持ってきているものもありますが、原作にないものもありますね。実家に電話した時の母親の声ですとか、健二に対する麻弓の罵倒とか。頻度や目立ち具合というより、どうも台詞の時間中ずっと映している長さがくどさに繋がっている印象。逆に声なしでごく短時間のみという掴み辛い文字演出もあるし……このあたりは今後こなれてくれるのかしらん。
 しかしアニメで見てみると確かに目立つな下ネタw

関連:
僕らはみんな河合荘 感想リスト


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2 Comments

シンジン  

最終回を観た後に寝るつもりが浦沢直樹さんのボブレノンという歌を久しぶりに聞いてしまうくらい夜更かしをしてしまいました(ざわざわざわ)

おじょし様の本当の気持ちを知ったときは(海神様はずいぶんと人間臭くて自分勝手な神様だな。)と思いました。

正直美海のことは最初はちゃん付けしててなんとなくいる女の子という印象でしたが、エナが発動してから気になるようになり最終回の笑顔で好きになってしまいました(苦笑)


美海と紡がエナを発動して海を泳ぐシーンを観ていると(俺も世の中が大変な時にはみんなから白い眼で見られても人間を捨てる決断をしなきゃいけないのかな?)と難しく悩んでいましたが、光の言葉に救われました。

2015/12/27 (Sun) 23:31 | EDIT | REPLY |   

闇鍋はにわ  

>シンジンさん

夜更かしは程々にしましょう(どの口)
2クールじっくり描いた、上質な作品でしたね。レンタルして見られたようですがその甲斐はあったようで何よりです。

2015/12/29 (Tue) 05:27 | EDIT | REPLY |   

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