ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース8話感想
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台所の明かりが復旧。わーい。
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第8話「悪魔」
©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会

シンガポールでホテルに宿泊することになった承太郎達。しかしそこにもディオの魔の手が迫り、襲われたポルナレフはその相手「呪いのデーボ」を撃退したかに思えたのだが……



デーボ「おれの名は呪いのデーボ…スタンドは「悪魔のカード」の暗示…呪いに振り回され精神状態の悪化!不吉なる墜落の道!を意味する」
今回は原作約50ページ分、3部の平均的な分量ですね。今回の相手・呪いのデーボはジョジョ3部格ゲーで初期操作キャラに抜擢されており、人形と本体を同時に操作して挟撃するという個性的な性能になっていました。連続ヒットする必殺技が多く、使ってて楽しかったんですよねーw が、実際に自分で使いたいスタンドかといえば間違いなくノー。すぐ分かると思いますが先に攻撃されないといけないのが割に合わな過ぎる。というか、待ち伏せのためにわざわざ冷蔵庫に入る時点で十分逆恨みできそうな気もしないでもないな。電源切れよwww



警官「きさま!ゴミを捨てたな!罰金!五○○Sドルを課する! 我がシンガポールではゴミをすてると罰金を課す法律があるのだッ!」
3部の特徴である旅行描写はこれまたお馴染み。ゴミ捨て罰金500シンガポールドルが日本円でいくらか(4万円)、原作ではカッコ書きで済ませていたのをジョセフに解説させているのが微笑ましいw シンガポールという国はこうした厳しさがある一方でゴミの中身自体には無頓着で、近年までゴミの分別はほとんどされていなかったそうです。多くの家(集合団地やマンション)にダストシュートがあって、可燃不燃缶etc問わず全部そこにポイ。後は掃除人が回収しておしまいという……結果、ゴミの総量が増えるしリサイクルもされないという問題への対策に追われることになったとか。方法ごとに色々問題があるものですね。ちなみに地下鉄内で飲食したらこれまた罰金だそうなので、旅行に行く方はお気をつけて。



フロント「申し訳ありません、ただいまシーズン真っ盛りでして……お部屋はバラバラになってしまいますがよろしいでしょうか」
いかにも追加だな、という感じながらフォローとして機能しているのがホテルでのチェックインの様子。原作でも当然泊まった部屋はバラバラだったのですが、その理由については特に言及されていなかったのです。今回語られた「シーズン中でバラバラにしか空いてない」という推測ももちろん可能ではありますが、きちんと触れているとずんと足元がしっかりする。襲撃後のポルナレフへの事情聴取と言い、このあたりは埋めるべき穴をきっちり埋めてくれているなと感じます。
もっとも、ポルナレフが戦っている時にのんきに待っている様子も追加されたことで、ギャグにしてもどうにもジョセフがお間抜けに見えてしまうのは否めないのですが。




ポルナレフ「逃げろッ!殺されるといってるだろーがァーーーー!!」
ちなみに顔を切断されるホテルのボーイ、別に鼻毛が出ているわけではありません。髪の毛ごとバッサリやられたので一緒に落ちてるんですね。原作だとこの問題はスルーされていたので、この辺りのフォローも気が利いていて感心させられました。また、人形の「槍」については更に細かく手が加えられています。


↑原作と異なり、槍を紐で背負っている


↑槍を外してベッドの下に潜み、ポルナレフに拾われる

↑槍の置かれた台の上に戻される


↑場面が切り替わると槍を背負い直している
原作では人形の槍は特に支えもなく背中にくっついていた(そして襲撃時に突然装備していた)のですが、アニメでは紐でたすき掛けする形に変更が加えられています。あんまり自然で気付かなかったのですが、見返してみると前回ラストから既に修正されている……! で、本性を現す前にポルナレフが拾い上げた時は、槍はちゃんと外して台の上に置いてあるという謎の芸の細かさ。ジョセフ&アヴドゥル、承太郎&花京院の会話が終わって場面が切り替わったらしっかり背負い直しているのですが、ポルナレフの目を盗んで付け直したんでしょうか。怖いよ!www



ポルナレフ「なんて………ひわいな……ヤローだ」
人形の立ち小便ポーズはアニメオリジナルの追加。なぜ人形にこんなことができるようにしたしデーボwww これのためにわざわざ1度天井から下に降りているのですが、天井に戻る描写はなし。ズルい?いえいえ原作でもわざわざなぜか1度ベッドの上に降ろした上に戻る所はカットしてますので。台詞の勢いから言っても、わざわざそんな描写を入れる必要はなかったということでしょうか。





ポルナレフ「ご対面…」
アクションシーンはゲームに負けじと人形がちょこまか動き回る様子が描かれていますが、人形を突き刺した後の動きのアレンジも見逃せない所。人形が放り投げられてぐるぐる部屋の中を飛ぶ姿や、「ご対面…」のシーンがスタンドと動きを合わせたものになっていることで、逆転の一手からの様子が非常に格好良く描かれています。ふっとばされた人形が冷蔵庫の上にハマっているのもなんだかコミカルだw 鏡を割る様子が自然に描かれている点など、動きで魅せてくれる回でした。さて、次回は3部格ゲーの持ちキャラの登場だ。
関連:
2013年冬アニメ 視聴予定リスト(1部2部感想リスト)
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 感想リスト
ジョジョの奇妙な冒険 第1話「悪霊にとりつかれた男」
ジョジョの奇妙な冒険 第2話「裁くのは誰だ!?」
ジョジョの奇妙な冒険 第3話「DIOの呪縛」
ジョジョの奇妙な冒険 第4話「灰の塔」
ジョジョの奇妙な冒険 第5話「銀の戦車」
ジョジョの奇妙な冒険 第6話「暗青の月」
ジョジョの奇妙な冒険 第7話「力」

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【言及】
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