ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース9話感想
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ロボットガールズZの映画を見に桜木町に行って、帰りは有名らしいうなぎ料理店に行ってみよう……という腹づもりだったのが、視聴終わってみると体調悪いわけでもないがうなぎって腹の感じでもなかったので断念。旬の冬に食べようと思ってたのにシーズンを逃してしまい、もう1年くらい食べてないなあ……
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第9話「黄の節制」
©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会

「花京院が裏切っている」という念聴に驚愕するジョセフ達。その花京院は承太郎達の前で突如奇行に走りだし……



今回はこれまでより多目、原作70ページ分近くをアニメ化しています。特に次のエピソードにはみ出しているわけでもないので、こうやって他エピソードと較べてみるとこのラバーソール戦って意外と長かったんだなあ。ラバーソールは3部格ゲーでもマイナーチェンジ版「未来への遺産」で追加キャラとして登場しており、化けた姿での戦闘ながら花京院とは大きく異なった性能に設定されていました。全体にスローな代わりに威力大きめの一撃が目立ちますが、特に盗人に披露したココナッツバックブリーカーはまさかの必殺技にwww 懐に潜り込んで決めるの楽しかったなー。
*後半4分以降は現在未登場のキャラのため、原作未読の方は注意。



ジョセフ「お前、今までどこに?」
花京院「? ジョジョに置いて行かれたので、プールサイドで日光浴を」
アヴドゥル「学生服のままで?」
花京院「それが?」
ジョセフ「大丈夫、こいつは本物だ」
今回追加シーンとしてピックアップされているのは、この戦いの際に花京院がどうしていたか……ということ。原作ではこのエピソード、戦いが終わるまで本物の出番はなくその間何をしていたかも完全スルーでしたが、アンからの電話のシーンに出番を被せることで分かりやすく説明にしています。ポルナレフは……あ、先週追加された一時収監の最中なのか。単純にどこにいたか説明するのではなく「学ランで日光浴するなんて本物に違いない」と小さくコミカルな理由付けをしているのが面白いですね。ダークブルームーン回でのジョセフのツッコミをきちんと描いたことが土台になっていて、その場しのぎのネタではないからこその説得力。



偽花京院「気がつかなかったのかい? おれの体格が だんだん大きくなっていることにまだ気がつかなかったのかい? おまえの身長…一九五cmよりでかくなっているぜ」
原作ではせいぜい1コマくらいしか身長を比較できるカットがなく、ケーブルカーの入り口を用いた比較まで分かりようがなかったのですが、アニメでは食事の度に「だんだん大きくなっている」様子が差し込まれ、台詞通りの光景を見ることができます。落としたチェリーを拾って食べるシーンは非常に分かりやすいですが、演出としてよくハマっているのが最初のカブトムシの食事場面。「うんすごく好きなんだ……ココナッツ」の時に大きくなっているのですが、初見時なら単純にアップになっているように見えなくもなく、偽花京院の不気味な表情と相まってアンの感じる恐怖が上手く視聴者に伝わるようになっています。



偽花京院「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」
今回の話で1番印象的なシーン、と言えばやはりここでしょうか。3部格ゲーでは最初のゆっくりめの部分しか収録していませんでしたが、アニメではその後のレロレロを高速にして描き切っている。いやこれ収録現場だとどうなってるの……
そしてこのシーン、イカレ加減が出ていて面白恐ろしいのは偽花京院の前髪が動いているということ。一体どういう勢いで顔動かしてるんだお前! なお、最後に本物の花京院が披露するシーンでは前髪が揺れていません。これが本物と偽物のレベルの違いか!どうでもいいわ!




偽花京院「とりつかれているのとはちょっとちがうなあ~ レロレロレロレロレロレロレロレロレロロレロレロレロ」
また、正体がバレた後のレロレロも原作通りなのですが、原作では殴られた際に消えていた口中のチェリーがアニメではきっちり描かれています。顎ハズレは黒塗りの必要がありますがチェリーはその必要が無いため、黒の中の赤が映える映えるwww もっとも、吹っ飛ばされる瞬間はさすがに消えているので、ケーブルカーの外でぶん殴られて口から飛び出したチェリーが、偽花京院のぶっ飛んだ先に落ちているというよく考えると奇妙な事態にもなっているのですが。というか会話の間にわざわざ口の中に収め直してるとかどれだけチェリー好きだお前。






ラバーソール「これがおれの本体のハンサム顔だ」
ついでに言うと、原作ではラバーソールは正体バレの後もしばらく学ランを着続けており、変装はあくまで肉体のみのものとして描かれていました。話が切り替わった場面(スタープラチナの拳を捕まえた場面で次回へ続く)後でラバーソールの首から下がスタンドに包まれ、次に姿を現した時は上半身裸……というように切り替わっていたのです。要するにその間に脱いだらしい。ただこれだと、次に姿を現した時=おばさんに化けていた時との整合性が取れません。だっておばさんはタイツごとスライム化してポッキーを捕食していたのですから。というか、あのハンサム顔(笑)がおばさんの服装着てるとか想像もしたくない。アニメでは最初から服も含めてスタンドが化けたものとして統一され、ラバーソールは正体バレの直後から上半身裸になっています。ラバーソールのベルトのデザインを変更したスタッフ乙。そして、おなじみのカラーパターン変更によってポッキーを捕食するタイツ足の色をスライムっぽく描いてたりするのも地味にいい仕事してます。ところでこれ、鼻水も拭いたハンカチもスタンドなん?





ラバーソール「ハハッ じょ…じょうだん! じょうだんだってばさあ承太郎さんッ!ハハハハハ ちょ…ちょっとしたチャメッ気だよォ~~ん!たわいのないイタズラさぁ!やだなあ!もう~! 本気にした? ま…まさか…もうこれ以上殴ったりしないよね…………?重症患者だよ 鼻も折れてるしアゴ骨も針金でつながなくちゃあハハハハハハハハハハ」
承太郎「……………………もうてめーにはなにもいうことはねえ… ………とてもアワれすぎて 何も言えねぇ」
今回ラバーソールを演じた川田紳司は、3部格ゲーで同役を演じた真殿光昭に比べると変態ぶりなどはちょっと足りなかったかなあという印象はありますが、お調子者の小物っぽさは非常によく出ていたかなと思います。真殿光昭は本物の花京院を兼役していたこともあってか、あちらのラバーソールは今回に比べて格好良すぎる気がしないでもない。ゲームでは描かれなかった、最後の策が失敗した後の命乞いぶり、素晴らしいアワれっぷりでした。
さて、次回は列車に乗ってインド行き。3部でも指折りのお気に入りキャラが登場するはずですが、演じる人は誰なんだろう?
関連:
2013年冬アニメ 視聴予定リスト(1部2部感想リスト)
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 感想リスト
ジョジョの奇妙な冒険 第1話「悪霊にとりつかれた男」
ジョジョの奇妙な冒険 第2話「裁くのは誰だ!?」
ジョジョの奇妙な冒険 第3話「DIOの呪縛」
ジョジョの奇妙な冒険 第4話「灰の塔」
ジョジョの奇妙な冒険 第5話「銀の戦車」
ジョジョの奇妙な冒険 第6話「暗青の月」
ジョジョの奇妙な冒険 第7話「力」
ジョジョの奇妙な冒険 第8話「悪魔」

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【言及】
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