ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース11話感想
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タブレットの文字入力についてはソフトウェキーボードのフリック入力で十分だろうというつもりだったのですが、実際使ってみるとスマホと違ってやり辛い。PCのOSも兼ねてるWin8.1では画面の半分近くを無駄に占拠するのが鬱陶しくてたまらん!というわけで結局購入しました。バッファローのBSKBB13BK。必ずしも評判のいいキーボードではなく、本当は24BKの方にしたかったのですが、そちらはメーカーレベルで欠品状態との事だったので断念orz マイクロソフトのWedge Mobile Keyboardも候補には上がったのだけど、店頭での試し打ちの時点で打ち心地がどうしても合わなかったので却下。一緒にロジクールのm557マウスも購入しました。
触ってみた感触としてはやっぱりチマくてデスクトップPCで使っているキーボードとは比べるのが真面目に失礼なレベルの差がありますが、旅行なり帰省なり日単位で帰宅できない(=デスクトップPCに触れない)という状況でもなければ使わないので、そこまで大きな問題にはならないかな。どちらかというと、こうしてタブレットをノートPCのように使ってみるとタブレットが小さい分だけ目線が下を向く事の方が気になりました。ノートPCの時点でデスクトップPCより猫背になりがちなのに更に小さいわけですから、スタンドで立てようが机に直置きしての作業はどう考えたってろくな姿勢にならない。何かしら台の上に重ねて、目線の位置を調整したほうが良さそうですね。
マウスも光学式なのでちょっと感度に不満あり、というわけで本日1番の当たりは100均で買ったポーチ。上下両端が開けられる2ファスナー&折り畳み方式で擬似的に2段ポケットになっているのですが、今回購入したキーボード&マウスを含めてタブレットがすっぽり収まる。一式入ると持ち運びが非常に楽なので助かります。
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第11話「皇帝と吊られた男 その2」
©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会

己の軽率な行動によってアヴドゥルを失い涙するポルナレフ。そんな彼をホル・ホースとJ・ガイルは挑発し……



皇帝&吊られた男戦後半。今回は原作約80ページ分!久しぶりの1期並みの消化ペースです。その割に台詞のダイエットなどが少なめなので、これまでと同じような感覚で視聴することが出来ました。謎解き的なスタンドバトルの萌芽とも言える内容とアヴドゥルの死によってもたらされる緊迫感が合わさり、二転三転するバトルを楽しめる回になっています。



J・ガイル「バカめッ!おれは自分のスタンドの弱点はとっくに知っていたわッ!映るものを多くし軌道がわからなくなれば!もはや弱点はないッ!」
群衆の眼を増やして軌道を分からなくさせた後のハングドマンのじわじわとした攻撃はアニメオリジナル。これで戦いが終わった後ピンピンしてるポルナレフの耐久力恐るべしw ただこうしたダメージ描写の問題は3部が原作の時点で抱えていることではあるんですが。ストレングス戦でも承太郎の肩に扇風機が刺さってたりしますしね。今回の攻撃の増量については、尺調整というよりは長口上時に視覚的に飽きさせないためという印象が強いかな。喋ってる間に斬れよっていうw J・ガイル自体がなぶり殺しも好んでやりそうなキャラなので、個人的にはそこまで違和感は覚えませんでした。ただこれ、金をくれるといった人が目の前で謎の流血している自体に皆反応しないんだろうかという気はするがw





J・ガイル「妹にあの世で再会したのなら聞かせてもらうといい………どーやってオレに殺してもらったかをなぁああああ~~~ッ」
そういった長口上への画面上の対応はあちこちで見られる部分で、例えばJ・ガイルのポルナレフへの挑発シーンなどで顕著。「でも悲しむ必要はないな 喜ぶべきだと思うぞ……すぐに面会できるじゃあないか…」からの煽りは基本的にはハングドマンが近づいてポーズを決めるというだけなのですが、顔のアップや妹の回想などを交えることで視覚的に退屈になっていません。特に刃物を出した後の腕の動きのスローモーションが目を引き、かつ妹の回想へスムーズに繋がっていて素晴らしい。原作の独特のポージングを再現するだけでなく、「それに至るまでの動き」を利用して間を持たせているのだからよく考えられています。挑発に激昂するポルナレフに対する花京院の叫びをシルバーチャリオッツの動きに被せたり、「おまえのチャリオッツにわが「吊られた男」は切れない…」の後に再度鏡を砕かせて台詞を強調したりといった演出も上手い。




ホル・ホース「花京院とやらやりおるぜッ!」
また、トラックでの救出時の間近にいた筈のホル・ホースの動きが追加されているのも目が行き届いている部分。アニメだと位置関係が把握しやすいですが、エメラルドスプラッシュをくらったポルナレフの吹っ飛ばされてる先って、ホル・ホースからそう遠くへは行っていないはずなのですよね。猛スピードで突っ込んでくるトラックと砂煙でホル・ホースの反応が遅れ、射程外に逃げられてしまったというのは追撃できなかった理由として分かりやすい。
しかし花京院、エメラルドスプラッシュ撃ってからトラック動かすまで早過ぎだろう。ハイエロファントグリーンを伸ばしてトラックの操作も並行してたのか?



花京院「「吊られた男」の謎はきっとその点にあると思うのです。「スタンド」は「スタンド」で倒せるのなら!われわれにはまだ知らぬヤツの謎…」
思考と現実の境界を行き来していて面白いのは、花京院がハングドマンの謎に言及するシーン。回転するタロットで絵柄とスタンドのハングドマンが描かれ、花京院の思索が描写されている一方、そこにきらめく光の反射で現実に思考が戻され、それはハンドルのメッキに移ってきたハングドマン、という……ちなみに、花京院がほぼずっと正面を向いているので原作と違ってよそ見運転の心配はなし。台詞を引用したハングドマンの謎への言及シーンとか、原作通り語っている間ずっとポルナレフの方を向いていたら確実に事故を起こしているはずw メッキに映ったハングドマンから逃れるようにハンドルを回す(画面外に動かす)描写などもスピード感があって○。



ポルナレフ「やつは鏡から鏡へ!映るものから映るものへ!飛びうつって移動しているッ」
反射物から反射物に移っていくハングドマンの能力と弱点はポルナレフが解説した通りですが、アニメでは具体的に反射移動していく様子が描かれていていっそう分かりやすいですね。大川透のナレーションを使える点も強みになっていて、漫画と異なり「立ち止まって読み直す」のが難しいアニメであってもすぐに理解できるようになっているのが気が利いています。







花京院「これが本当の『吊られた男』か…真底クズ野郎だったな」
ちなみに、原作ではJ・ガイルが吊るされた扉は姿を現した彼の背後にあったのですが、位置関係がややこしいためか、アニメではそれより離れた場所に変更。ハングドマンが斬られた後にそちらに逃げ出す……というように変更が加えられています。また針串刺しの刑の最後の一突きでもって「振り上げる」動作が追加されているため、最後に彼が吊るされるのも納得の動きに。原作だと正面から連続突きされてるのに上下逆転するという謎の吹っ飛びモーションだったからなあ。




前回ポルナレフを出し抜くも今回は道化なホル・ホース。原作では様子がおかしいことに気付くのはポルナレフが脅しを意にも介さずシルバーチャリオッツに剣を振らせたからでしたが、アニメでは鏡を踏み割るという動作に変更されています。確かに、J・ガイルが存命なら鏡を自分から踏みに行く(=映りに行く)なんて普通しないわけで、この動作はシンプルに説得力がある。
しかし「よし見てこよう!」はタイミングが絶妙で、何度見ても笑ってしまう。その後も含め、このしたたかさこそ彼の持ち味。「「一番よりNo.2!」これがホル・ホースの人生哲学 モンクあっか!」は幼心に非常に印象的だったのを覚えています。今回のダッシュが3部格ゲーでも再現されてるのを見た時は思わず手を叩いたなーw
さて、次回の相手は「エンプレス」。いよいよ僕にとっての「はじめてのジョジョ」が地上波登場だ!
関連:
2013年冬アニメ 視聴予定リスト(1部2部感想リスト)
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