あれ、生きてる?/アルドノア・ゼロ6話他2014/8/10感想
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残響のテロル 第5話「HIDE & SEEK」
アルドノア・ゼロ 第6話「記憶の島」

雨降りじっとり。
残響のテロル 第5話「HIDE & SEEK」
©残響のテロル製作委員会



ナインとツエルブの隠れ家で倒れ、介抱されるリサ。新たなる爆弾とその予告が仕込まれるのだが……
登場人物紹介には初期から登場していたハイヴが姿を現し、物語も大きく姿を変える5話。前回「次回の「爆弾」は?」と書いた僕ですので、それが普通に爆弾で、しかもあっけない謎解きに首を傾げたのですが、リサのダメダメ加減も含め、それが物語の意図的な弛緩であったのは面白い。というか、弛緩しているのはナイン達もそうであって、これまでは爆発を成功させた上で犠牲者が出ない方法(無茶なのは置いておいて)を取っていたのに対して、今回は爆発すれば犠牲者が出る方法を取っている。非常時の対策として爆破停止スイッチを用意していたわけですが、これって実際に停止させたらテロ行為としての恐怖は薄れるわけで。柴崎への(ある種の?)信頼とは別に、これまでのテロが上手く行っていることに対して油断をしていたという誹りは受けても仕方ないように思います。
そうして、報いのように今度は2人が爆弾を停止させるために駆けずり回るハメになる……というのはこれまで柴崎の存在まで含めてナイン達の計画通りだった物語の反転として面白く、またそれに深く関わるハイヴの存在はデザインから言っても現実離れしていて、ここでようやく「アニメでもできる」ではなく「アニメだからできる」作品になった印象。ツッコミどころはともかく、展開は先の気になるものになってきました。
関連
残響のテロル 感想リスト
残響のテロル 第1話「FALLING」
残響のテロル 第2話「CALL&RESPONSE」
残響のテロル 第3話「SEARCH & DESTROY」
残響のテロル 第4話「BREAK THROUGH」
アルドノア・ゼロ 第6話「記憶の島」
(c)Olympus Knights / Aniplex・Project AZ

皇帝の宣戦布告により、正式に戦争状態となった地球と火星。伊奈帆達はかつて戦いの起きた種子島へ向かうのだが……
とりあえずスレインを殺さない理由については早々にフォローが入っていて納得。
今回新たに登場した火星カタクラフト・ヘラスはロケットパンチ×6で戦うというアルギュレとは違った意味でシンプルな機体。ロケットパンチと言えばスーパーロボットの伝統的武装ではあるのだけど、そのまま本作の世界に持ち込んでも浮いてしまう代物。それを成立させるための仕掛けとして「アルドノアというこれまでと概念の違う技術」「これ一本で勝負なのがよく分かる機体デザイン」といった工夫がされているのが面白い。特に素晴らしいのが「ロケットパンチが大きい」こと。拳そのものが地球カタクラフトとそう変わらないサイズのヘラスのロケットパンチは、敵機の土手っ腹をぶち抜くのではなく、当たれば半身を持っていく。足をやられれば今度は握り潰される。一方向だけに注意していると左右から挟み潰される。巨大な敵が「拳は2つ」というお約束を外してロケットパンチを使うとどういう武器になるのか、ということが遠慮なく示されています。先にわだつみへの着弾→回収の様子を描くことで発射シーンがギャグっぽくなるのを避け、有無を言わさず「こういう機体なんだ」と納得させてしまうのも上手かった。

一方で絶賛スランプ悪化中の鞠戸大尉については、トラウマを乗り越えた後の役割が見えてこないのが困りもの。主人公が機体性能頼りの直情キャラであれば、彼のようなキャラの復帰後は熟練の技術と経験を生かした頼れる兄貴分と相場が決まっているのですが、伊奈帆がそれとは真逆のキャラである本作では従来の役割を担わせても影が薄い。特に今回のロケットパンチ軌道逸しはこれまでの戦い以上にアイディアと技術の両方が求められる行動だったので、なおのこと鞠戸大尉の今後が見えてこない。葛藤そのものは嫌いではないのだけど、キャラとしては見ていてもどかしさが強いなあ。

それにしても露出があるわけでもないのに韻子のこのかわいさはどういうことだろうか。毎週どこのシーンがエントリ最初の画像に使えるか考えながら見てます。赤面やあらぬ妄想を掻き立てる角度などは他でもキャプってると思うので、衝撃に涙目の頑張ってる感アリアリの画面を映しておきますね。
関連:
アルドノア・ゼロ 感想リスト
アルドノア・ゼロ 第1話「火星のプリンセス」
アルドノア・ゼロ 第2話「地球の一番長い日」
アルドノア・ゼロ 第3話「戦場の少年たち」
アルドノア・ゼロ 第4話「追撃の騎士」
アルドノア・ゼロ 第5話「謁見の先で」

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【言及】
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-3756.html
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http://ai-mugi.blog.eonet.jp/aimugi/2014/08/aldnoahzero-----999a.html
http://kagura77.blog99.fc2.com/blog-entry-4048.html
http://animechild.youblog.jp/archives/39543276.html
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登場人物紹介には初期から登場していたハイヴが姿を現し、物語も大きく姿を変える5話。前回「次回の「爆弾」は?」と書いた僕ですので、それが普通に爆弾で、しかもあっけない謎解きに首を傾げたのですが、リサのダメダメ加減も含め、それが物語の意図的な弛緩であったのは面白い。というか、弛緩しているのはナイン達もそうであって、これまでは爆発を成功させた上で犠牲者が出ない方法(無茶なのは置いておいて)を取っていたのに対して、今回は爆発すれば犠牲者が出る方法を取っている。非常時の対策として爆破停止スイッチを用意していたわけですが、これって実際に停止させたらテロ行為としての恐怖は薄れるわけで。柴崎への(ある種の?)信頼とは別に、これまでのテロが上手く行っていることに対して油断をしていたという誹りは受けても仕方ないように思います。
そうして、報いのように今度は2人が爆弾を停止させるために駆けずり回るハメになる……というのはこれまで柴崎の存在まで含めてナイン達の計画通りだった物語の反転として面白く、またそれに深く関わるハイヴの存在はデザインから言っても現実離れしていて、ここでようやく「アニメでもできる」ではなく「アニメだからできる」作品になった印象。ツッコミどころはともかく、展開は先の気になるものになってきました。
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皇帝の宣戦布告により、正式に戦争状態となった地球と火星。伊奈帆達はかつて戦いの起きた種子島へ向かうのだが……
とりあえずスレインを殺さない理由については早々にフォローが入っていて納得。
今回新たに登場した火星カタクラフト・ヘラスはロケットパンチ×6で戦うというアルギュレとは違った意味でシンプルな機体。ロケットパンチと言えばスーパーロボットの伝統的武装ではあるのだけど、そのまま本作の世界に持ち込んでも浮いてしまう代物。それを成立させるための仕掛けとして「アルドノアというこれまでと概念の違う技術」「これ一本で勝負なのがよく分かる機体デザイン」といった工夫がされているのが面白い。特に素晴らしいのが「ロケットパンチが大きい」こと。拳そのものが地球カタクラフトとそう変わらないサイズのヘラスのロケットパンチは、敵機の土手っ腹をぶち抜くのではなく、当たれば半身を持っていく。足をやられれば今度は握り潰される。一方向だけに注意していると左右から挟み潰される。巨大な敵が「拳は2つ」というお約束を外してロケットパンチを使うとどういう武器になるのか、ということが遠慮なく示されています。先にわだつみへの着弾→回収の様子を描くことで発射シーンがギャグっぽくなるのを避け、有無を言わさず「こういう機体なんだ」と納得させてしまうのも上手かった。

一方で絶賛スランプ悪化中の鞠戸大尉については、トラウマを乗り越えた後の役割が見えてこないのが困りもの。主人公が機体性能頼りの直情キャラであれば、彼のようなキャラの復帰後は熟練の技術と経験を生かした頼れる兄貴分と相場が決まっているのですが、伊奈帆がそれとは真逆のキャラである本作では従来の役割を担わせても影が薄い。特に今回のロケットパンチ軌道逸しはこれまでの戦い以上にアイディアと技術の両方が求められる行動だったので、なおのこと鞠戸大尉の今後が見えてこない。葛藤そのものは嫌いではないのだけど、キャラとしては見ていてもどかしさが強いなあ。

それにしても露出があるわけでもないのに韻子のこのかわいさはどういうことだろうか。毎週どこのシーンがエントリ最初の画像に使えるか考えながら見てます。赤面やあらぬ妄想を掻き立てる角度などは他でもキャプってると思うので、衝撃に涙目の頑張ってる感アリアリの画面を映しておきますね。
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