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ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース20話感想


 メロンが食べたい。



ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第20話「死神13 その2」
©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会

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 自分自身半信半疑ながら、赤ん坊がスタンド使いであることを証明しようとする花京院。しかしジョセフ達には信じてもらえず……
 死神戦後編、今回も原作3話分約60ページ。Cパートでちょっとだけ次の審判戦に入っています。話数的にはあと2エピソードですが、どちらも他に比べて原作の話数は少なめなのでじっくり描かれることになるかな。

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ジョセフ「ミルクに卵黄とバナナとパンをトロトロになるまで煮たものじゃ」
ポルナレフ「こりゃイケル!もっと食わして!食わして!」

 ジョジョの奇妙な……というわけでもないがお料理コーナー。パン(耳はNG)にバナナ等、材料からして赤ちゃんが喜びそうな感じですね。似たようなレシピは検索しても出てきますし、またズバリこれを再現した人も多数いるよう。しかしポルナレフ、口に入れる前からよだれ垂らすな原作よりひどいwww また彼がベビーフードを食べ続けていることで後のサソリ殺しが目に入らなかった理由付けになっている他、花京院の訴えに対してキョトンとしてしまう様子の強調にもなっていたり。


 こちらは再現動画。オチまでぜひw

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 また、原作では赤ん坊(マニッシュボーイ)はジョセフとポルナレフのやりとりを視界には収めておらず、耳で聞いてポルナレフの横取りに腹を立てていましたが、アニメではしっかり2人の様子を見てイライラする形に。歯も見えているのでちょっと注意不足にも思えますが、彼が2人に目を向けたことによって反対側への注意が疎かになり、振り向いたらサソリが……という状況を作っています。原作だとページめくったら突然そばにサソリがいるという展開でしたので、アニメ的に動線がスムーズになっています。
 ところで初見から十年以上経ってようやく気付いたのですが、赤ん坊のそばにピンがあったのはオムツをこれで止めていたからなんですね。恥ずかしながら、前回ポルナレフが交換した時に口にくわえていたものも、アニメを見るまで煙草と勘違いしてました。

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 さりげに手を加えられているのは花京院が強硬手段に出ようとした際の赤ん坊の位置で、原作では花京院がまくし立てている間にジョセフがさりげなく籠の中に戻していたのですが、原作ではジョセフの腕の中に抱かれたまま。これを受けて、ハイエロファントが赤ん坊を襲おうとした際はジョセフが赤ん坊を守ろうとしています。とっさに籠を盾代わりにしている抜け目のなさw ただ、直前のカットを見ると花京院の背後にある籠をジョセフが拾っているのは変な話ではあるのですが。

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ポルナレフ「ここは夢の中だ………恐ろしい………ここは悪夢の世界なんだ!」
 花京院が言っていたことが事実だとポルナレフが気付くシーンは、遊園地全体ではなく悪夢の始まりである観覧車をバックに採用。彼が夢の中の記憶を思い出したことが象徴的に描かれています。
 また、偽スタープラチナのセルフ顔面叩きは原作の1回から5回に増え、その度表情が変わってよりユーモラスに。最後の方はまるでアンパンマンみたいですね。段階を踏んで偽スタープラチナの髪を大人しくて「丸顔」にしているあたり、これはおそらく狙ってやっているw

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デスサーティーン「フフフフ さて! それでは最後に「余裕ある勝利」と「ハッピーでさわやかな気分」を象徴した叫びを発せさせてもらおうかな~~~ ラリ…ホ?」
ハイエロファントグリーン「ラリホー」

 夢の中でのハイエロファントの登場シーンは、デスサーティーンの背後に忍び寄る様子をハイエロファント視点で描いているのもそうですが、姿を表した後の行動も若干変更が加えられている部分。原作ではデスサーティーンの背後に登場即首絞め、という形でしたが、アニメでは最初は偽物と勘違いされる形に。これによって赤ん坊がちょっとマヌケなことになっていますが花京院の「ラリホー」がより引き立ち、首絞めとそれぞれ注意を分割して見ることができるようになっています。

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ポルナレフ「そ…そうか~~ な…なんか複雑な気持ちだなあ面目な~~い!」
 そして夢の中で礼を言われてニヤけるポルナレフはアニメオリジナル。先述したよだれと言いとことんコミカルw そしてこれを単独で描くのではなく、現実世界での赤ん坊に場面をスムーズに映す繋ぎとして使われているのも相変わらず上手い。

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 さすがに削られてしまったのはハイエロファントを切断したと浮かれた赤ん坊の様子で、原作では喫煙していたのがばっさりカットされています。話に絡む承太郎の喫煙と違って、赤ん坊の悪玉ぶりを示す意味合いしかないので強引に黒塗りで出すこともなかったか。

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花京院「だからいったろう!「死角」にはいっているから大鎌では切れんとな!」
 また、原作ではコマの外に出すことで隠していた「切断されたはずの花京院の半身」は、アニメでは手近なコーヒーカップで隠蔽。ここは妥当な見せ方かな、という感じですが、デスサーティーンの手に大鎌が戻る様子や、マントをハイエロファントが引っぺがす様子などは元からそうだったように追加されています。特に後者は原作を読んだ時は「あれ、マントが消えてる」と思ったものですが、スムーズに繋げたものだ。「体内に侵入したハイエロファントがデスサーティーンの動きを制限する」という、初登場時を思わせる特性を利用して「全部体内に入る前に大鎌で切ってしまえば?」という疑問を解消しているのも実にスマート。

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花京院「二度と我々のそばに近づくな…近づいたら罰を与えるぞ こんな風な罰をな」
 というわけで死神戦は花京院のえげつないお仕置きで終了。原作ではくすぐられた瞬間驚いて口を開けてしまいパクリ……といった具合でしたが、アニメではくすぐりに耐えるタメが追加されている分だけ見ていてジワジワと笑わせてくれます。というか、スプーンを突っ込むジョセフの動きが素晴らしく手早くてこれもまた吹く。さてさて、次回は審判戦前半。しかしこの予告、ポルナレフが2人喋ってないか?


関連:
2013年冬アニメ 視聴予定リスト(1部2部感想リスト)

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 感想リスト

ジョジョの奇妙な冒険 第1話「悪霊にとりつかれた男」
ジョジョの奇妙な冒険 第2話「裁くのは誰だ!?」
ジョジョの奇妙な冒険 第3話「DIOの呪縛」
ジョジョの奇妙な冒険 第4話「灰の塔」
ジョジョの奇妙な冒険 第5話「銀の戦車」
ジョジョの奇妙な冒険 第6話「暗青の月」
ジョジョの奇妙な冒険 第7話「力」
ジョジョの奇妙な冒険 第8話「悪魔」
ジョジョの奇妙な冒険 第9話「黄の節制」
ジョジョの奇妙な冒険 第10話「皇帝と吊られた男 その1」
ジョジョの奇妙な冒険 第11話「皇帝と吊られた男 その2」
ジョジョの奇妙な冒険 第12話「女帝」
ジョジョの奇妙な冒険 第13話「運命の車輪」
ジョジョの奇妙な冒険 第14話「正義 その1」
ジョジョの奇妙な冒険 第15話「正義 その2」
ジョジョの奇妙な冒険 第16話「恋人 その1」
ジョジョの奇妙な冒険 第17話「恋人 その2」
ジョジョの奇妙な冒険 第18話「太陽」
ジョジョの奇妙な冒険 第19話「死神13 その1」


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