やっと呼んでくれました/クロスアンジュ6話他2014/11/12感想
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クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第6話「モモカが来た!」
漫画感想(「ドリフターズ」4巻)

今週でNARUTOが最終回。かれこれ15年、ギリギリ前世紀からやってたのかw 赤マルジャンプに読み切りが掲載されたのが懐かしい……と言っても単行本は買ってないしファンとは言えないレベルの付き合いですが、それでも長いこと目にしていたものが終わってしまうのは寂しい。NARUTOより後に始まって面白いと思った作品は既に皆終わってしまっていて、ワンピももう読んでいない。個人的にはこれで「週刊少年ジャンプ」との繋がりは一度切れてしまった感があります。今のジャンプがつまらない、というわけではなく、僕がジャンプから離れてしまったんだろうな。とにもかくにも15年もの長期連載、本当にお疲れ様でした。
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第6話「モモカが来た!」
©SUNRISE/PROJECT ANGE


アルゼナルへの侵入者の報に駆けつけたアンジュが見たのは、かつてアンジュリーゼの筆頭侍女だったモモカの姿だった。彼女は再びアンジュの世話をしようとするのだったが……
再会の第6話。最初はアンジュが自分の正体を隠していたことについてモモカを責めないのが不思議だったのですが、そうした段階は既に越えているのが今回の彼女なのだな、と考え直し。3話で髪を切った時点でアンジュリーゼとしての自分とは決別しているし、今更そこに戻りたいとも思わない。だから妹のことも聞かなかった。逆にモモカとしては今回の会話でアンジュがミスルギ皇国でその後起きたことを全て把握していると誤解した、と考えてよさそう。
そうしたアンジュにとって、以前と変わらないモモカの行動は最初こそ決別した過去の虚像を思い出させ、苛立ちを生む。けれどモモカが慕っているのは、マナの使える虚像としてのアンジュリーゼではなく、かつては本人すら知らなかった実像としてのアンジュリーゼ。だから彼女の存在は、本当は過去の虚像を思い出させるものではないわけです。それを理解できたからこそ、アンジュは彼女をもう一度側に置くことを選んだ。回想シーンでアンジュリーゼ自身がマナを使ってモモカの傷を治さないことや(王族がみだりにマナを使うものではない、と教えられていたとはいえ、スカート割くくらいならマナを使おうとするのでは?)、皇女時代も背中を流していたろうに今まで腕の傷跡に気付かなかったのかよとかツッコミはあるのですが、「いい話」としての骨子はとても納得のいくものでした。あとヴィヴィアンが今回も相変わらずかわいい。アンジュが料理をひっくり返した時に「ああもったいなし!」とか、台詞回しが相変わらずだw

また、今回はエマ監察官の「人間味」が出ていたのも面白いところで、今回の彼女はモモカの処遇について初めて哀れみの感情を見せている。それは彼女がマナを扱える「人間」だからで、その死は日々腕がもげたりしているノーマのそれとは彼女にとって重みが違う。アルゼナルが舞台だと冷血なイメージがつきがちですが、父との会話で見せていたようにアルゼナル以外での彼女は「普通の人間」なのでしょうね。アンジュがモモカを買う、つまり「動物が人間を買う」と表現することも可能な状況への戸惑いも合わせて、興味深く見ることができました。
関連:
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 感想リスト
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第1話「堕とされた皇女」
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第2話「まつろわぬ魂」
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第3話「ヴィルキス覚醒」
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第4話「ひとりぼっちの反逆」
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第5話「アンジュ、喪失」
<漫画感想「ドリフターズ」4巻>
ドリフターズ 第4巻 (ヤングキング・コミックス)

平野耕太の「ドリフターズ」4巻を読了。今回の表紙は土方歳三ということで、彼と島津豊久の戦い等が描かれています。時代を超えた侍同士の戦いに時代を超えた因縁、そして異なる士道と重なるもののふの道、と、妄想的なシチュエーションからありったけのロマンをぶち込んだバトルが実に楽しい。そしてそれが単なる武勇のぶつかりあいに留まらず、状況を動かす1要素として機能している戦術・戦略要素も兼ね備えているので更に1段上の楽しみを見せてくれる。いやー、ほんと待つ甲斐のある漫画だわ。とりあえずオルテを潰した訳だけれど、この「群雄割拠」の世界をどう整理していくのかますます楽しみです。
関連:
漫画感想(「名探偵マーニー」2巻、「ドリフターズ」3巻)

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【言及】
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