なら撮るなよ！/繰繰れ！コックリさん10話他2014/12/9感想

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繰繰れ！コックリさん 第10話「紅葉待ちぼうけの日々!」
©遠藤ミドリ／スクウェアエニックス・「繰繰れ！コックリさん」製作委員会



　特売のために山向こうのスーパーまで遠出したコックリさん達は、季節外れの紅葉した楓を見つける。その下にいた女性はずっと人を待っているというのだが……
　珍しくまっとうにいい話、とあらすじではなるはずが、途中の天狗やCパートの狗神が良くも悪くも強烈で単色に染まらない……！　特に天狗は男性視聴者が耐えられるBLギャグの水際を攻めるようなストレートなショタコンぶりが凄まじかった。性別逆にして考えてみるとこれまた酷い内容だから困る。ただ、珍しくABパートで分かれない話としては、単色に染まらない分だけちょっとパンチは弱かったかも。あ、サトリナボイスはごちそうさまでした。
　しかし呼子を彷彿とさせる防寒着、たばこに変えてシャボン玉などこひな関連のデザインセンスが素晴らしい。特に前者は途中の信楽との入れ替わりにも効果を発揮していて機能的ですらある。

関連：
繰繰れ！コックリさん 感想リスト

繰繰れ！コックリさん 第1話「人形少女・ミーツ・コックリさん！」
繰繰れ！コックリさん 第2話「爽やか笑顔は真人間への第一歩！」
繰繰れ！コックリさん 第3話「狗神ステイハウス！」
繰繰れ！コックリさん 第4話「気になるアイツはSF系!」
繰繰れ！コックリさん 第5話「机のお花はメッセージ!」
繰繰れ！コックリさん 第6話「こひなと一つ目と信楽!」
繰繰れ！コックリさん 第7話「猫神タマの一目惚れ!」
繰繰れ！コックリさん 第8話「コックリさんの湯けむり秘湯めぐり!」
繰繰れ！コックリさん 第9話「悩み多きト・シ・ゴ・ロ!」

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＜漫画感想「僕らはみんな河合荘」6巻＞
僕らはみんな河合荘 6巻 (ヤングキング・コミックス)

　宮原るりの「僕らはみんな河合荘」6巻を読了。前巻は大進展を予想させて盛大にスカす離れ業を見せてくれたわけですが、もちろんそれはストレートな進展ではないという意味でしかなく。春が訪れたこの6巻ではそれまでの2人の積み上げてきたものがそれぞれ焦りとなって顕在化してくる様子が描かれています。
　「恋愛劇場には俺と先輩しかいないと思ってたんだ」　宇佐のこの言葉はメタ的である一方で、この作品の登場人物の距離感の出し方が見事に表されていて面白い。河合荘の住人以外の登場人物ももちろんこの作品にはいたけれど、彼らの出番と存在感は明確に河合荘の面々より薄かった。けれど、出なかった間は何もしていなかったわけじゃない。ただ紙面に映らなかっただけ。そうした世界の広げ方をしてきたからこそ、不意に新しいキャラを出して不自然に目立たせなくとも2人の関係に割り込ませることができる。メタ的と書いたけれどリアルな突拍子のなさがあり、それがラブコメとしての魅力を急加速させているのが印象的です。頑張れ下ネタ！この胸苦しさを多少でもごまかしてくれ！

関連：
漫画感想（「僕らはみんな河合荘」3巻）
漫画感想（「僕らはみんな河合荘」4巻）
漫画感想（「僕らはみんな河合荘」5巻）

僕らはみんな河合荘 第1話「たとえば」
僕らはみんな河合荘 第2話「これって」
僕らはみんな河合荘 第3話「どうして」
僕らはみんな河合荘 第4話「とりあえず」
僕らはみんな河合荘 第5話「やっぱり」
僕らはみんな河合荘 第6話「もしかして」
僕らはみんな河合荘 第7話「おすすめの」
僕らはみんな河合荘 第8話「うれしぬ」
僕らはみんな河合荘 第9話「禁断の」
僕らはみんな河合荘 第10話「ほっとけばいいのに」
僕らはみんな河合荘 第11話「友達なんかいないって」
僕らはみんな河合荘 第12話（最終回）「近づきたくて」



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