それはしてませんよ!/Gのレコンギスタ16話他2015/1/18感想
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<記事内アンカー>
蒼穹のファフナー EXODUS 第2話「希望の名は」
ガンダム Gのレコンギスタ 第16話「ベルリの戦争」

声優の大塚周夫さんがご逝去……いつこのニュースを聞いてもおかしくないご高齢と承知はしていましたが……シナプス艦長、山田先生etc、一体どれだけこの方の声を聞いたろうか。ご冥福をお祈りします。
蒼穹のファフナー EXODUS 第2話「希望の名は」
©XEBEC・FAFNER EXODUS PROJECT


竜宮島へやって来る人類軍の輸送機を救うべく、再び出撃する少年たち。一騎達から後を託された後輩達は島を、そして輸送機を守ることができるのか。
巡りあう希望と、消せない不安の第2話。広登達後輩が頼もしく戦士となり、一騎達もそれを見守る立場として成長している。ナレイン率いる部隊を受け入れたことで戦力も増えた。そして何より美羽と通じ合う存在、エメリーという希望が現れた。良いことばかりのようで、けれどそれがすぐに幸せを呼んでくれるようには思えないという緊張感がこの作品らしい。主役機であるマークザイン、そしてマークニヒトがクロッシングを求めてくる場面などは象徴的で、他の作品なら機体が自ら戦おうとするのは感動的ですらあってもおかしくないのが、この場合むしろ不気味に思えてくるから困る。ラストの総士の言葉のように、個々で見れば好意的に思えるはずの各要素がどう物語を紡いでいくのか、目が離せません。
そうした緊張感の土台として戦闘におけるフェストゥムの強大さは必要不可欠なところで、過去の話を踏襲するような戦闘機との戦闘、分身という新たな戦法の「学習」が、相も変わらず誰か死ぬのではないかという不安を常にかき立ててくれます。竜宮島を幾重にも覆うヴェルシールド、総士が他のパイロットと同調するジークフリード・システム、ファフナーの操縦方法であるニーベルング・システムなど、作品の基礎を思い出させる配慮にも事欠かなかった印象。

しかしやっぱりインパクト強いなあショットガンホーンw スパロボUXでも愛用してました。参戦期間が短い?知らん知らん。
関連:
蒼穹のファフナー EXODUS 感想リスト
蒼穹のファフナー EXODUS 第1話「来訪者」
ガンダム Gのレコンギスタ 第16話「ベルリの戦争」
©創通・サンライズ・MBS


トワサンガのレジスタンスの元へと連れられたベルリは、そこで自分とアイーダの出生の秘密を知る。落ち着いてそれを受け入れたように振る舞うベルリだったが……
ベルリとアイーダは姉弟だったなんてショック!ということは全くなかった。昨年9月のニュータイプのインタビューで監督がその事実をネタバレしていた、というのを知っていた人も多いと思いますし、何より前回の次回予告でベルリ自身が語っている。ネタバレインタビューは失言としてもなんで予告でまでそんなことを喋るんだろう?という疑問はあったのですが、いざ今回の話を見てみると2人が姉弟という「事実」そのものではなく、それに対してベルリが受けた衝撃や混乱の方がこの30分においては重要であることが分かります。もし「事実」を先に知らなかったら、視聴していての関心はおそらくそちらが中心になってしまっていたでしょう。事前に知ることで、よりベルリに焦点を当てて見ることができ、その動揺をいくばくか感じ取ることができる。よくできた構成だなと感じました。
ベルリの動揺にしても、レイハントン家関係者から生まれ故郷を案内された際などには実感で受け入れてしまうアイーダにその場では合わせたけれど、ベルリ自身はそうした感慨を抱くことができない。でも、レイハントンコードという理屈だけはしっかりと「事実」を突きつけてくる。「恋人(直接的な表現であることに意味がある)を殺され」だの「人殺しの汚名」だの悪意なく古傷をえぐってくるアイーダの言葉や、「事情を知らない」ガヴァンとのやりとりでベルリの心は散々にかき乱され、しまいにはパイロットスーツの着方が滅茶苦茶になるほど(足から穿かないで上半身から着る、ジッパーを締めていないのに無駄にマスク部分を開け閉めする)落ち着きを失ってしまう。特に合流時の「パイロットに何かあったなんてこと、それはしてませんよ!」なんて、彼が再度えぐられた「人殺し」の古傷の深さが感じられて泣きたくなってしまいました。立ち直れるのか、ベルリ。

ところで今回の電磁ネット捕縛状態からのビームサーベル抜刀、これG-セルフのそれが襟元に収納されているからできたことですね。オーソドックスな背面装備だったら手が届かない筈。
関連:
ガンダム Gのレコンギスタ 感想リスト
ガンダム Gのレコンギスタ 第1話「謎のモビルスーツ」第2話「G-セルフ起動!」
ガンダム Gのレコンギスタ 第3話「モンテーロの圧力」
ガンダム Gのレコンギスタ 第4話「カットシー乱舞」
ガンダム Gのレコンギスタ 第5話「敵はキャピタル・アーミィ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第6話「強敵、デレンセン!」
ガンダム Gのレコンギスタ 第7話「マスク部隊の強襲」
ガンダム Gのレコンギスタ 第8話「父と母とマスクと」
ガンダム Gのレコンギスタ 第9話「メガファウナ南へ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第10話「テリトリィ脱出」
ガンダム Gのレコンギスタ 第11話「突入!宇宙戦争」
ガンダム Gのレコンギスタ 第12話「キャピタル・タワー占拠」
ガンダム Gのレコンギスタ 第13話「月から来た者」
ガンダム Gのレコンギスタ 第14話「宇宙、モビルスーツ戦」
ガンダム Gのレコンギスタ 第15話「飛べ!トワサンガへ」

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竜宮島へやって来る人類軍の輸送機を救うべく、再び出撃する少年たち。一騎達から後を託された後輩達は島を、そして輸送機を守ることができるのか。
巡りあう希望と、消せない不安の第2話。広登達後輩が頼もしく戦士となり、一騎達もそれを見守る立場として成長している。ナレイン率いる部隊を受け入れたことで戦力も増えた。そして何より美羽と通じ合う存在、エメリーという希望が現れた。良いことばかりのようで、けれどそれがすぐに幸せを呼んでくれるようには思えないという緊張感がこの作品らしい。主役機であるマークザイン、そしてマークニヒトがクロッシングを求めてくる場面などは象徴的で、他の作品なら機体が自ら戦おうとするのは感動的ですらあってもおかしくないのが、この場合むしろ不気味に思えてくるから困る。ラストの総士の言葉のように、個々で見れば好意的に思えるはずの各要素がどう物語を紡いでいくのか、目が離せません。
そうした緊張感の土台として戦闘におけるフェストゥムの強大さは必要不可欠なところで、過去の話を踏襲するような戦闘機との戦闘、分身という新たな戦法の「学習」が、相も変わらず誰か死ぬのではないかという不安を常にかき立ててくれます。竜宮島を幾重にも覆うヴェルシールド、総士が他のパイロットと同調するジークフリード・システム、ファフナーの操縦方法であるニーベルング・システムなど、作品の基礎を思い出させる配慮にも事欠かなかった印象。

しかしやっぱりインパクト強いなあショットガンホーンw スパロボUXでも愛用してました。参戦期間が短い?知らん知らん。
関連:
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©創通・サンライズ・MBS


トワサンガのレジスタンスの元へと連れられたベルリは、そこで自分とアイーダの出生の秘密を知る。落ち着いてそれを受け入れたように振る舞うベルリだったが……
ベルリとアイーダは姉弟だったなんてショック!ということは全くなかった。昨年9月のニュータイプのインタビューで監督がその事実をネタバレしていた、というのを知っていた人も多いと思いますし、何より前回の次回予告でベルリ自身が語っている。ネタバレインタビューは失言としてもなんで予告でまでそんなことを喋るんだろう?という疑問はあったのですが、いざ今回の話を見てみると2人が姉弟という「事実」そのものではなく、それに対してベルリが受けた衝撃や混乱の方がこの30分においては重要であることが分かります。もし「事実」を先に知らなかったら、視聴していての関心はおそらくそちらが中心になってしまっていたでしょう。事前に知ることで、よりベルリに焦点を当てて見ることができ、その動揺をいくばくか感じ取ることができる。よくできた構成だなと感じました。
ベルリの動揺にしても、レイハントン家関係者から生まれ故郷を案内された際などには実感で受け入れてしまうアイーダにその場では合わせたけれど、ベルリ自身はそうした感慨を抱くことができない。でも、レイハントンコードという理屈だけはしっかりと「事実」を突きつけてくる。「恋人(直接的な表現であることに意味がある)を殺され」だの「人殺しの汚名」だの悪意なく古傷をえぐってくるアイーダの言葉や、「事情を知らない」ガヴァンとのやりとりでベルリの心は散々にかき乱され、しまいにはパイロットスーツの着方が滅茶苦茶になるほど(足から穿かないで上半身から着る、ジッパーを締めていないのに無駄にマスク部分を開け閉めする)落ち着きを失ってしまう。特に合流時の「パイロットに何かあったなんてこと、それはしてませんよ!」なんて、彼が再度えぐられた「人殺し」の古傷の深さが感じられて泣きたくなってしまいました。立ち直れるのか、ベルリ。

ところで今回の電磁ネット捕縛状態からのビームサーベル抜刀、これG-セルフのそれが襟元に収納されているからできたことですね。オーソドックスな背面装備だったら手が届かない筈。
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ガンダム Gのレコンギスタ 第1話「謎のモビルスーツ」第2話「G-セルフ起動!」
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ガンダム Gのレコンギスタ 第4話「カットシー乱舞」
ガンダム Gのレコンギスタ 第5話「敵はキャピタル・アーミィ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第6話「強敵、デレンセン!」
ガンダム Gのレコンギスタ 第7話「マスク部隊の強襲」
ガンダム Gのレコンギスタ 第8話「父と母とマスクと」
ガンダム Gのレコンギスタ 第9話「メガファウナ南へ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第10話「テリトリィ脱出」
ガンダム Gのレコンギスタ 第11話「突入!宇宙戦争」
ガンダム Gのレコンギスタ 第12話「キャピタル・タワー占拠」
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