失敗したデスねー/艦隊これくしょん -艦これ-5話感想
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艦これ、いよいよ金曜のメンテ後に冬イベント開始!資源は十分に準備できましたが、連休でもないこの時期はリアル時間の確保が1番の問題。イベント期間2週間の間、どれだけ提督業の方に時間を割けるかしらん。今回のイベント報酬となる先行実装艦も色々と期待が持てるし、なんとか最後まで行ければと思います。今回も頼むぞ、うちの自慢の艦娘達。
>拍手返信:かてさん
色々ほめていただいてこそばゆいです、ありがとうございます。睦月の心のほぐし方として、あの抱擁は本当に素晴らしいシーンでしたね。どんな言葉よりも優しく、そして説得力がありました。
>拍手返信:MHさん
感想、艦これを知ってもらう一助になれたら幸いです。おっしゃるように、ロストがあるのはシビアだけど愛着が湧くんですよ。条件が検証された現在は艦娘が沈むのって100%プレイヤーの責任ですし。それが如月の轟沈が物議を呼んだ一因でもあるんですけど、そうした仕様があることを提示することの意味は確かに大きいように思います。
艦隊これくしょん -艦これ- 第5話「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」
©2014 「艦これ」連合艦隊司令部



艦隊の再編により、新たに第五遊撃部隊所属となった吹雪。睦月達と離れ離れになることを残念に思う一方、どんな艦娘と一緒の艦隊になるかと期待に胸を膨らませていたのだが……
吹雪の成長と仕切り直しの5話。まさかの艦隊再編成である。まあOP映像などを考えると第2章ではあっても睦月達とのお別れではないんだろうと思うけど。
新たなメンバーと、となるとその紹介だけで30分が使い切られてしまうことも少なくないのだけれど、スピーディーかつコミカルに済ませ、艦隊がまとまるまでを手早く済ませた構成が光ります。これまでの話で「入れない世界」であるのが分かっている仲良しコンビ(北上と大井)で楽な艦隊ではないことを笑いと共に示し、今度は逆に仲が悪くて間に入れない新しい組み合わせ(加賀と瑞鶴)で反転、残りの1隻に前回助けてくれた恩人(金剛)を配して救いに、と思いきや、金剛は方向性は決めてくれるがまとめてはくれないというwww 第三水雷戦隊にあった同級生や1年上の先輩といった雰囲気の艦娘がいないことで、自然と吹雪が成長を見せる必要のある編成となっています。もちろん、1話では経験0だった吹雪がそうなるにはこれまでの4話が必要不可欠。轟沈というこれまでのメディア展開になかったシリアス展開と他でも見かけるゆるい雰囲気の接続の齟齬は今も尾を引いている感はありますが、「吹雪を主人公とした物語」としてはきちんと繋がっているなと感じました(ただなんでそれで加賀さんの台詞がサブタイなんだ)。その点、次回は第六駆逐隊と吹雪をどう繋げてくるのかなあ。



それにしても、本格的な登場は4話が初めてだったのに既に金剛の存在感が確立しているのが面白い。前回の感想で3話の赤城の言葉を金剛が別の形で助言してくれている事に触れましたが、金剛はいわば赤城と吹雪の間に立つキャラとして機能しているのですね。赤城のアドバイスがあまり具体的だったり的確だったりすると吹雪の成長に繋げにくくなりますが、理想の先輩である赤城があくまで理想のアドバイス(ダジャレではない)をくれ、親しみやすい先輩である金剛が抱擁したり「旗艦」というキーワードでそれを現実的な部分まで落としこむことで、吹雪が問題を解決するだけの成長をする道筋が整う。金剛がいるから赤城は吹雪にとって憧れの先輩の立場でいることができ、またそうした見せ方は多数のキャラを擁する艦これという作品にも合っている。こうした点、キャラが上手く配置されているなと思います。

嫁艦の時雨ちゃん、今までで1番のアップ(左から2番目)……!クレジットを見るとガヤで声が入っているっぽいのだが姉妹艦の白露と村雨しか聞き取れないっぽい悔しいっぽいorz
さて、今回も余話的に解説。

<1.サブタイにも出ている「五航戦」とは?>
空母を主軸とした五番目の機動艦隊、つまり「第五航空戦隊」の略称です。今回登場した瑞鶴、そして姉妹艦の翔鶴は開戦時この五航戦に所属していました。一方の赤城と加賀は「一航戦」すなわち第一航空戦隊で、五航戦は一航戦に比べ練度で劣っていたとされています。そうは言っても「弱い方と強い方」というよりは「強い方とすごく強い方」と思ってもらうのが適当でしょうか。そうした史実の反映として加賀には「五航戦の子なんかと一緒にしないで」という台詞があり、これがどういう意図なのか……というのが提督の妄想を刺激する1つの要素となっています。ノベライズ「鶴翼の絆」などのように、実際は瑞鶴達がかわいくて仕方ない加賀さん、などといった関係解釈がされることも少なくありません。

<2.北上と大井の艦種である「重雷装巡洋艦」とは?>
軽量級の艦の必殺兵器である魚雷をマシマシにした艦、それが重雷装巡洋艦(雷巡)です。いわば魚雷のプロなので2話で吹雪に魚雷講座をしていたわけですね。重雷装、とはありますが軽巡を改装したものなので重巡(吹雪にお守りをくれた愛宕など)ではなく、川内達に近いカテゴリになります。
北上の場合は魚雷発射管が4基8門から10基40門、大雑把に言って一度に発射できる数が5倍に増えるという大改装を施されました。この圧倒的火力で敵に先制攻撃!という目論見だったものの、空母に戦いの主軸が移ったためその力を発揮することはできなかった……というのが史実の話ですが、艦これでは雪辱を晴らすように強力なアタッカーとして使用することができます。特に「甲標的」というアイテムによる先制雷撃が非常に便利。元が軽巡なので耐久力はありませんが、ここぞという場面では必ずお世話になることでしょう。


<3.大井が敷いたという「輪形陣」とは?>
空母などの周囲を僚艦が円形に覆う、防御向けの陣形です。円形に覆う、ということで対空戦闘に有利(3話でも第三水雷戦隊が組んでいました)ですが、砲門を一方向に集中できないので火力はあまり期待できません。艦これでは特に魚雷の命中率がガタ落ちするので、先述した雷巡の特性を無駄にしてしまうことになります。正に指示がナッシング。
関連:
艦隊これくしょん -艦これ- 感想リスト
艦隊これくしょん -艦これ- 第1話「初めまして!司令官!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第2話「悖らず、恥じず、憾まず!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第3話「W島攻略作戦」
艦隊これくしょん -艦これ- 第4話「私たちの出番ネ!Follow me!」

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