大ッッキライなんだから!/艦隊これくしょん -艦これ-7話感想
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ゆるゆり なちゅやちゅみのブルーレイが到着。映画館見に行く時間ありませんでしたブルーレイも朝霜掘りでお預けです(白目)
>拍手返信:雪光さん
性格設定などもそうですが、艦娘の服飾要素などについてはだいぶ細かなところへ気を使ってデザインされている艦娘が多いようです。新規実装された艦娘が攻略wikiに載るとたいていそうした部分について言及されていて、デザイナーとファンの両方に驚かされていますw で、そうしたちょっと部分からモデルとなった艦への関心が湧くと。アプローチとしてとても面白いなと感じています。それが二次創作の活発さの理由の1つでもあるかなと。
解体音に関する反応はアニメで1番映えるネタだと思うので、ある意味6話で1番成功したシーンかもしれませんw 6話感想も色々読んでくださって嬉しい限り、ありがとうございます。
艦隊これくしょん -艦これ- 第7話「一航戦なんて、大ッッキライ!」
©2014 「艦これ」連合艦隊司令部

MO作戦に向け装備の調整を行っていた吹雪達第五遊撃部隊。しかし、遭遇戦で瑞鶴を庇って加賀が負傷してしまい……
第五遊撃部隊回第2回。おおお落ち着け祥鳳は大破したけど轟沈報告は出てない((((;゚Д゚)))) 如月の沈んだW島(ウェイク島)攻略作戦に続き、今回のMO作戦もある程度史実に基づく流れだった模様。で、祥鳳は本来ここで沈んでいるのですね。彼女については「珊瑚海海戦」で沈んだのは知っていましたが、その作戦名がMO作戦なのは不勉強にして今回初めて知りました。というか、「艦これ」ゲーム内では遠征メニューとしても「MO作戦」があり、毎晩祥鳳をこの遠征に出していた始末。ま、まあ遠征ではダメージとかないしちゃんと戦意高揚させてるから毎晩大成功させて鋼材とボーキをたっぷり持ち帰ってくれるし……(目逸し)


内容的には双方の知恵を尽くした作戦、というよりは吹雪の発展途上さに合わせた罠へのひっかかり具合にもどかしさがあり、また6話のようなゲスト扱いでもないのにドラマ後半の主体は吹雪よりむしろ瑞鶴、という部分に1~5話までの流れからの断絶も感じないではない。そもそも艦隊のトップである旗艦としての進歩って、「憧れの赤城先輩と一緒の艦隊で戦う」という吹雪の夢に直結するものではないわけですしね。吹雪の成長や築いている関係性自体は睦月・夕立とのやりとりや、索敵発艦指示に対する第五遊撃部隊の面々の信任ぶりなどから確かに感じるし嬉しいのですが、アニメにおける彼女の到達点がちょっと分からなくなってきてしまいました。このあたり、今回は赤城と吹雪の(間接的なものも含め)やりとりが全くなかったことも一因かしらん。


また、瑞鶴と加賀さんの関係や加賀の第五遊撃部隊面々への信頼についても、5話の終わりから飛んで7話だけでは下ごしらえが足りなかったように思います。特に5話では瑞鶴に大して同じ目線で争って他のメンバーとの関わりのあまりなかった加賀さんが、今回は普通に瑞鶴を、というか第五遊撃部隊の面々を見守る存在になっている。1話時点での一航戦の貫禄を取り戻したと見ることもできるけれど、それには5話がちとポンコツ過ぎた。「優秀な子達ですから」という台詞を自分の艦載機ではなく吹雪達に向けるのはとても素敵な使い方だと思うのですが、「はじめての作戦」(by吹雪)よりは後にして欲しかったかな。


というわけで色々不満はあるのですが、瑞鶴達が正に孤軍奮闘する様自体は悪くない。今回の翔鶴の存在には第五遊撃部隊に外部の艦娘を入れることで彼女達の艦隊としてのまとまりなどを浮き上がらせる役割がありますが、同時に瑞鶴の成長を描く意味もある。自分を庇って加賀さんが負傷し姉にも不慣れな代役を頼むことになったことで落ち込む瑞鶴を励ましたり、また敵に先制攻撃を加えた後に「加賀に見せてやりたかったな」と語る彼女の加賀さんへの態度の軟化を指摘したりと中盤までの翔鶴は瑞鶴を見守っていますが、被弾後はむしろ翔鶴の方が瑞鶴に励まされている。瑞鶴がそれをできるのは第五遊撃部隊での経験があればこそなわけですが、ここは描写が少なくとも加賀さんの言葉を思い出すシーンである程度代替が効いている。この点については、短い中でよくまとまっているように思いましました。



なお今回、絵的に面白かったのは空母ヲ級を上から映したシーン。「被った帽子から艦載機を出す人型の深海棲艦」というだけのイメージだったのですが、他の深海棲艦と同じような部分が最初に見えるアングルから映すことでその異形性をよく理解することができました。艦載機の発進場所である口部分に爆弾が落下するシーンも「中破で艦載機を出せない」というのが視覚的に分かりやすくてグッド。
さて、今回も余話的に解説。

<1.瑞鶴が加賀さんに言った「元戦艦」ってどういう意味?>
加賀さんは建造当初は「加賀型戦艦」として、長門型以上の火力を持つ戦艦となる予定でした。が、第一次世界大戦後のワシントン海軍軍縮条約にひっかかって建造中止。存在ごとおじゃん……の筈だったのですが、同じく軍縮条約の関係で空母に改造中だった別の艦が関東大震災で修理不能に。ここで加賀さんが代役として選ばれ、まさかの空母としての復活を果たすことになったという経緯があります。もっとも、だからといってゲーム内の加賀さんが戦艦になったりできるわけではないのですがw

<2.今回加賀さんの代わりに戦った翔鶴ってどんな艦娘?>
最初から空母としての運用を念頭に置いて設計された「翔鶴型航空母艦」の1番艦です。姉妹艦の瑞鶴と共に赤城・加賀亡き後の一航戦として活躍しましたが、なぜかもっぱら彼女ばかりが被弾する不運に見舞われました(逆に言うとしぶとく頑張った)。6話カレー回で紐パントラブルに見舞われたり今回も被弾したりと、アニメでも「なんで私ばっかり」という目に合っています。
性格は見ての通りおしとやかな一方で5話で「随伴艦の皆さんのおかげ」などと発言して加賀をイラッとさせていますが、この随伴艦云々の台詞はMVP(その戦闘での合計ダメージがもっとも大きい艦娘が選ばれる)獲得時のもの。そう、翔鶴が旗艦でなくともMVPを取ったら他の艦は随伴艦呼ばわりされてしまうのですw おそらくは台詞の設計ミスなのですが一部でネタにされることがあり、アニメではよりによって1番逆鱗に触れる相手への台詞となってしまいました。正直、ここへのゲーム台詞への引用は上手かったと思うw
関連:
艦隊これくしょん -艦これ- 感想リスト
艦隊これくしょん -艦これ- 第1話「初めまして!司令官!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第2話「悖らず、恥じず、憾まず!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第3話「W島攻略作戦」
艦隊これくしょん -艦これ- 第4話「私たちの出番ネ!Follow me!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第5話「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第6話「第六駆隊、カレー洋作戦!」

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