置いてかれちゃったってこと?/アルドノア・ゼロ19話感想
- CATEGORY: Wisp-Blog

ピザハットで2月23日月曜からアニメ版艦これとのコラボが始まるそうで。平日頼む気は起きないので週末に注文かな。
アルドノア・ゼロ 第19話「楽園の瑕」
(c)Olympus Knights / Aniplex・Project AZ


アセイラムを騙るレムリナの建国宣言に衝撃を受ける火星騎士達。力を得るための道を進むことを決めたスレインだったが、そこに訪れた知らせは……
変化の始まりの19話。建国宣言が政治的にどんな効果をもたらすか気になる所だったのだけど、現状ではスレインを旗頭に据えるためのものとしてしか作用していない感じでもどかしい。特に「親」であるヴァース帝国に対してどういう態度なのか明示されないのが非常にモヤモヤするなあ……
キャラクター間の関係としては、スレインとレムリナという嘘を承知で結びついた筈の2人が、互いに対して嘘を抱え込んで行くという展開がなんとも心苦しい。アセイラムの目覚めが間が悪かったのはレムリナにとっても同様で、目覚めを隠すためのスレインの嘘によって彼女は「(アセイラムを殺そうとして)止めた筈の手を下してしまったかもしれない」という咎を背負うことになってしまった。それは妬んでいた筈の姉への愛情を自覚することに繋がり、そしてそれが更に彼女の心を苛む。そしてこの咎は、嘘を共に背負うことにしたスレインに打ち明けることはけしてできない。彼の心がアセイラムにあることは嘘を背負わなければならなかった時点で証明されており、そのアセイラムの容態が急変したのは自分のせいかもしれないなどとは言えるわけがない。口にしたその瞬間、嘘で繋ぎ止めたスレインとの関係が破綻することは(レムリナには)目に見えている。故にレムリナのスレインへの言動は優しい物にならざるをえず、そしてそのことは逆に、こちらはこちらで嘘をついているスレインの心を苛む。自分が疑念を抱き、また自分を侮蔑していたクルーテオの拷問には耐えられても、ザーツバルムの養子という愛情には耐えられなかった彼なのだから。

戦闘についてはここ最近の流れ同様に片手間で済ますかと思いきや、複数の火星カタフラクトを同時に相手取るという事態になったわけだけれど、個人的にはこれによってステルス能力を持つラフィアのカタフラクトをどう倒すことになるのか構成的に興味深い。今回伊奈帆が行ったのは対処法としてお手本のようなものだけれど、それは物語的にはキャンセルされてしまったわけで、次回まったく同じ方法を使って倒すとは考えにくい。じゃあどうするの?というところに面白みがあるわけで、シチュエーションと合わせて期待したいと思います。しかしステルスした上で近接武器に頼るでなく、弓を使うことで科学っぽさを出しているのは面白い。フォルムを見るに弓はクロスボウ形式のようだけど、矢を取り出す際にステルスに支障は出ないんだろうか。
関連:
アルドノア・ゼロ 感想リスト
アルドノア・ゼロ 第1話「火星のプリンセス」
アルドノア・ゼロ 第2話「地球の一番長い日」
アルドノア・ゼロ 第3話「戦場の少年たち」
アルドノア・ゼロ 第4話「追撃の騎士」
アルドノア・ゼロ 第5話「謁見の先で」
アルドノア・ゼロ 第6話「記憶の島」
アルドノア・ゼロ 第7話「邂逅の二人」
アルドノア・ゼロ 第8話「鳥を見た日」
アルドノア・ゼロ 第9話「追憶装置」
アルドノア・ゼロ 第10話「嵐になるまで」
アルドノア・ゼロ 第11話「ノヴォスタリスクの攻防」
アルドノア・ゼロ 第12話(最終回)「たとえ天が堕ちるとも」
アルドノア・ゼロ 第13話「眠れる月の少女」
アルドノア・ゼロ 第14話「異星の隣人たち」
アルドノア・ゼロ 第15話「旋転する罠」
アルドノア・ゼロ 第16話「熱砂の進撃」
アルドノア・ゼロ 第17話「謀略の夜明け」
アルドノア・ゼロ 第18話「深い森を抜けて」

にほんブログ村
【言及】
http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-3513.html
http://izan499.blog.fc2.com/blog-entry-867.html
http://wondertime.blog31.fc2.com/blog-entry-2675.html
http://nanohana0103.blog.fc2.com/blog-entry-2695.html
http://kagura77.blog99.fc2.com/blog-entry-4155.html
http://seigenjikan.blog2.fc2.com/blog-entry-3458.html
http://kakioki60.blog129.fc2.com/blog-entry-2925.html
http://tiwaha.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/bs1122119-2285.html
http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-5797.html
http://unabaranohikari.blog115.fc2.com/blog-entry-1202.html
http://guutaranikki.blog4.fc2.com/blog-entry-11320.html
http://ai-mugi.blog.eonet.jp/aimugi/2015/02/aldnoahzero-----6267.html
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-3951.html
http://animegane1216.blog.fc2.com/blog-entry-2482.html
http://yadobeya.blog.fc2.com/blog-entry-1785.html
http://animechild.youblog.jp/archives/42844670.html
http://wankokushushu.blog39.fc2.com/blog-entry-970.html
http://riksblog.fool.jp/public_html/mt5/anime/now/2015/02/anz-19.html
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-8024.html