禁句よ/艦隊これくしょん -艦これ-12話感想
- CATEGORY: Wisp-Blog
- TAG: アニメ_2015年冬アニメゲーム_艦これ

寝ます。寝るんです。仕事しないと。いやホントにorz
艦隊これくしょん -艦これ- 第12話(最終回)「敵機直上、急降下!」
©2014 「艦これ」連合艦隊司令部

「かつてあった戦い」と同じ流れになることを阻止しようと奮闘するも、赤城の直上を無情に敵機が飛ぶ。彼女を救ったのは……
今期視聴アニメ最終回1番乗り。えー、まず最初に言っておかないといけないことがあります。

ゲームでは!霧島は!眼鏡、外しませんっ!(比叡風)
むしろ時報ボイスでは無いと戦えないと言っているのに何故外させたのか、コレガワカラナイ。この手の眼鏡っ娘スキーを絶望させる描写がなぜ繰り返されるのか、コレモワカラナイ。大井が北上のために深海棲艦にドロップキックするのは最終回だからできる火事場の馬鹿力という感じで笑ったけど。他にも空母の機能を弓に見立てた故の加賀さんから赤城への弓渡し、「頭に来ました」という台詞をデレに使う加賀さんと瑞鶴のやりとり、加賀さんからの感謝を込めた折りタオル兎付きの弓の返却とニヤニヤする部分はあったのだけど、最終回の戦闘全体としては「艦娘を大量に登場させる」という手法を取った故に落ちる所に落ちた(落ち着いた、ではない)という印象が強いかな。もうダメだ→諦めちゃダメだ→味方増援→もうダメだのループで完全に30分間のドラマ性が吹っ飛んでいる。しかも動画としての派手さはない。

これで1番割を食ってるのが誰かって吹雪以外の誰でもなく、友人の友人という一歩だけ離れた距離から描いた轟沈や第三水雷戦隊での友情、赤城への憧れといった成長は最終話のでは彼女の活躍にろくに寄与することなく、得体のしれない予知めいた感覚や提督に言われたことの方が目立ってしまっている。6話のカレー回で「吹雪が主人公の艦これ」と「みんなの艦これ」の違いというものを意識したけれど、結局6話以降は物語が完全に吹雪の手に戻ることはなかったように思います。いや筋立てとしては9・10話は大分戻っているのだけど、「改になれ!」と「提督の夢」が悪目立ちし過ぎて吹雪だけに集中できない……こうして振り返ってみると、金剛型姉妹の暴れっぷりに困惑しながらも、抱擁というテーマで金剛と吹雪と睦月を繋いだ4話がどれだけ「終わりよければ全てよし」だったことか。序盤は迷走しているようでもそうした点だけは通底していただけに、それすら薄れていってしまったのは残念。
監督が悪いのか、シリーズ構成が悪いのか、名を連ねた本家ゲームのプロデューサーが悪いのか。製作状況を知り得ない身ですから、だれが「戦犯」なのかという断定はしたいとは思いません(というか「戦犯」という言い方自体がある種の呪縛を感じて好きじゃない)。ただそれができない分だけ、総体として見た時「お世辞にだって褒められない出来だった」ことだけははっきり書いておきます。2期は見ます、見ますが……こんな低いハードルがあるものだろうか。
さて、アニメでは主人公は吹雪でしたが、ゲームでは主人公……というか、1番最初に加入させる艦娘を5人の中から選ぶことになります。いわゆる「初期艦」というもの。せっかくですので、10話感想の時のようにこちらも紹介させてもらえればと思います。
<駆逐艦・吹雪>

言わずと知れたアニメの主人公、初期艦5人の中でもセンターポジションの艦娘。なのですが性能的には平凡、描写的にも目立たずで割と不遇な期間に耐えてきました。アニメ放送と共に念願だった改二が実装され、現状ではもっとも実用性の高い艦娘となっています。改二の中ではバランス型で、どの場面でも使いやすい強さを持っているのが魅力的。俗に「芋っぽい」と評されるデザインはアニメから入った人には戸惑うところでしょうが、慣れてしまうとデザインした「しばふ」氏の絵柄の虜に。
<駆逐艦・電>

アニメでも脇役で登場していた暁型(特Ⅲ型)駆逐艦の末っ子。敵艦の乗員を救助したエピソードから、気弱ながらも「沈んだ敵も、出来れば助けたいのです…」と語る優しい性格付けがされており、姉妹艦の雷と共に高い人気を誇ります。一方で吹雪の姉妹艦・深雪と衝突事故を起こして沈めてしまったことなどから「沈めてから助ける」という毒舌キャラ「ぷらずまちゃん」なんて派生も二次創作では存在していたり、なのです。
<駆逐艦・五月雨>

夕立と同じ白露型駆逐艦の6番艦(ただし絵師は違う)。アニメでは1話の様子などから吹雪にドジっ子の印象がありますが、初期艦でドジっ子なのはむしろこちらだったり。吹雪が「現実にいそうな世間ずれしてない女の子」ならこちらは「ファンタジーに登場しそうな世間ずれしてない女の子」とでも言うべきでしょうか。頑張りやな性格と青い髪の色が可憐さを引き立てており、「五月雨教」と呼ばれる熱心なファン層を獲得しています。アニメでも姿だけは時折見せてましたね。
<駆逐艦・叢雲>

吹雪型駆逐艦の5番艦。どう見てもツンデレです本当に(ry 提督に対しても遠慮のない口調で接しますが、そのことが「上司と部下」というよりは「相棒」っぽく見えるという評価もあり、長く付き合うことで他とは違った魅力を見せてくれる艦娘と言えるでしょう。バレンタイン期間にまさかの専用グラフィックとボイスが用意されて話題を呼びました。
<駆逐艦・漣>

綾波型(特Ⅱ型)駆逐艦の9番艦。こう書いて「さざなみ」と読みます、ご主人様。……というわけで「司令」とか「提督」ではなくただ1人「ご主人様」と呼んでくる艦娘なのですが、従者気質とかそんなのではなく茶目っ気。ネットスラングを始め多様なパロ台詞を口走るネタ系艦娘。むしろ彼女に「提督」と呼ばせるには相当な愛情を注ぐ必要が……個人的に、初期艦5人の中では最もキャラ的なポテンシャルを秘めているのがこの娘だと思います。こちらもクリスマスにまさかの専用グラフィックが用意されて話題に。
というわけで、初期艦紹介でした。現状ではもっとも実用的な艦娘は?となれば唯一改二が実装されている吹雪になりますが、必要レベルが高いため序盤のアドバンテージには全くなりません。吹雪を改二レベルまで育てている間に他の初期艦に改二が実装されていた、なんて可能性が十分考えられます。戦力の整った鎮守府であれば艦娘の育成もより容易ですし、吹雪を初期艦にせずとも埋め合わせは十分効くことでしょう。もし他の艦娘が気にいるようなら、ぜひそちらを選ぶべきだと思います。もちろん、アニメから入って吹雪がかわいいんだ!という人は彼女で約束された改二へレディゴーすればOK。
ちなみにうちの初期艦は五月雨。まあ初建造で嫁艦の時雨ちゃんを引き当ててくれたので、初期艦というよりはある種のキューピッドと言った方が正しいのかもしれない。史実でも時雨ちゃんと行動を共にした期間は長いそうなので、レベルを上げて改二待ち待機中といった状態です。

一昨年の秋に登録した「艦これ」ですが、20年近くに渡ってプレイしてきた「DARK KINGDOM3(及び2)」を除けば、間違いなくもっとも時間を費やしているゲームとなりました。アニメの感想は最終的には不満の多いものになってしまいましたが、ゲームに感じている魅力をこの全12回の感想で少しでも伝えられれば……と思います。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
関連:
艦隊これくしょん -艦これ- 感想リスト
艦隊これくしょん -艦これ- 第1話「初めまして!司令官!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第2話「悖らず、恥じず、憾まず!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第3話「W島攻略作戦」
艦隊これくしょん -艦これ- 第4話「私たちの出番ネ!Follow me!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第5話「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第6話「第六駆隊、カレー洋作戦!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第7話「一航戦なんて、大ッッキライ!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第8話「ホテルじゃありませんっ!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第9話「改二っぽい?!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第10話「頑張っていきましょー!」
艦隊これくしょん -艦これ- 第11話「MI作戦!発動!」

にほんブログ村
【言及】
http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-3619.html
http://moerukabunushi.blog77.fc2.com/blog-entry-1397.html
http://nikkananilog.blog.fc2.com/blog-entry-739.html
http://tiwaha.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/--tokyomx32512-.html
http://norarincasa.blog98.fc2.com/blog-entry-3910.html
http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-5819.html
http://nanohana0103.blog.fc2.com/blog-entry-2791.html
http://hikage27.blog130.fc2.com/blog-entry-3423.html
http://84870.blog13.fc2.com/blog-entry-3733.html
http://kakioki60.blog129.fc2.com/blog-entry-2978.html
http://izan499.blog.fc2.com/blog-entry-921.html
http://guutaranikki.blog4.fc2.com/blog-entry-11467.html
http://ai-mugi.blog.eonet.jp/aimugi/2015/03/post-63f0.html
http://nijiirosekai.blog55.fc2.com/blog-entry-4981.html
http://luvnail.blog46.fc2.com/blog-entry-3664.html
http://kira47.blog58.fc2.com/blog-entry-3441.html
http://hyumablog.blog70.fc2.com/blog-entry-3977.html
http://kate555.blog59.fc2.com/blog-entry-2411.html
http://diconoir.blog94.fc2.com/blog-entry-1470.html
http://animegane1216.blog.fc2.com/blog-entry-2611.html