世話は頼むって/Gのレコンギスタ26話他2015/3/29感想
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<記事内アンカー>
蒼穹のファフナー EXODUS 第12話「戦場の子供たち」
ガンダム Gのレコンギスタ 第26話(最終回)「大地に立つ」

体力回復させねばorz
蒼穹のファフナー EXODUS 第12話「戦場の子供たち」
©XEBEC・FAFNER EXODUS PROJECT



絶大な力と引き換えにパイロット達に現れた、新たな同化現象。一方、シュリーナガルを離れたナレイン将軍に同行する一騎達もこれまでにない経験をすることに……
あっちもこっちも戦場な12話。2つに分かれた舞台でそれぞれ異なる苦しみを描くことで、名有りの死人が出ないまま視聴者を絶望させる展開が巧妙。7話や9話で大暴れさせといてこれである。旧シュリーナガル側について言えば「島にいたから守れていたもの」と「島の外では当たり前に起きていたこと」が暉の慟哭に限らず移動中の生活や真矢とアイの様子を通して描かれているし、逆に竜宮島では芹達の同化への恐怖が咲良とカノンを再び戦いへと赴かせるように繋がっている。その2人にしても「自分で決めた」ことの先だったり、かつて自分が同化から救われたが故のサンプル増加の意味合いも持たせていたりと、前作までの2人の感じたものが連綿と生きているわけで、それが故に尊く、息苦しい。さて、分割2クールということで次回がひとまずの最終回の筈だけれど、一体どこへたどり着くのか。どの状態で焦らされることになるのか恐ろしい。
関連:
蒼穹のファフナー EXODUS 感想リスト
蒼穹のファフナー EXODUS 第1話「来訪者」
蒼穹のファフナー EXODUS 第2話「希望の名は」
蒼穹のファフナー EXODUS 第3話「対話の代償」
蒼穹のファフナー EXODUS 第4話「継承者たち」
蒼穹のファフナー EXODUS 第5話「新世界へ」
蒼穹のファフナー EXODUS 第6話「祝福のとき」
蒼穹のファフナー EXODUS 第7話「新次元戦闘」
蒼穹のファフナー EXODUS 第8話「平和を夢見て」
蒼穹のファフナー EXODUS 第9話「英雄二人」
蒼穹のファフナー EXODUS 第10話「希望の地へ」
蒼穹のファフナー EXODUS 第11話「変貌」
ガンダム Gのレコンギスタ 第26話「大地に立つ」
©創通・サンライズ・MBS



地球へ降下したベルリは、マスクとマニィから追撃を受ける。アメリアが用意していた新たな艦隊も現れ、戦場は更に混乱し……
2クール作品とは思えぬ濃度だった本作もとうとう最終回。初見時( ゚д゚)こんな顔で見終えたのは正直なところではあるwww ただ、繰り返し視聴していく内にラストシーンの爽やかさが胸に、そしてこの26話全体に広がっていく印象があって、結局はとても心地よい気分で見ることができました。大地に立つ。人口の大地じゃなく本物の大地に、そしてガンダムではない足で。トワサンガやビーナス・グロゥブを自分で見て知っていったベルリだけれど、そのことを改めて最後に示すのはシンプルなテーマで心地よい。山を地元の人が何と呼んでいるか、下山にどれだけかかるのか、砂走りってどんなものなのか。自分で見なきゃ分からない。それを見せてもらうだけで、意味はあったのではないかと思います。
面倒な方に話を戻すと、大きく分けて4勢力の黒幕やらタカ派やらは皆何かしら引導を渡され、正に「目の前の問題」は回避されることに。こうした人々については単純に誰が1番悪い、というのではなく、ラライヤが落としたラトルパイソンに乗っていた「あの軍艦に乗っている大人って、大きな玩具をもらってはしゃいでいるんです!」という概念を構成するパーツだったように思います。そういう意味ではズッキーニ大登場は、劇中でのタカ派として登場した時間はほとんど息子側に行っていたのに最終的にはその責任を1人で背負わされた、描写的に損なキャラだったと言えるのかもしれません(死んでないそうだけど)。発端の1つながら傍観者だったクンパ大佐はこうした人達とはまた別種の存在で、一方でしっかり因果応報を受けたわけだけどw
個人的には作品の感想を書く時は「○○節」といったくくりで捉えたくないなという思いがあるのだけど、本作は無理。「富野由悠季」という人の個性と自己主張を意識せずにはとても見続けられない作品でした。要するに歯応えがものすごかったのですよね。猛烈に圧縮されたストーリーと会話劇を読み解く労苦は、この人の作品だからという信頼感がないとちょっと怖いエネルギー消費量ではある。当然自分1人の脳みそではほとんど太刀打ちできず、他の人の感想を見て考え直させられることばかりだったのですが、でも、その先には悩むのに見合うだけの面白さが確かにあった。色々な意味で、この人でなければ存在できなかった作品であったな……と思います。素敵な2クールを、ありがとうございました。
関連:
ガンダム Gのレコンギスタ 感想リスト
ガンダム Gのレコンギスタ 第1話「謎のモビルスーツ」第2話「G-セルフ起動!」
ガンダム Gのレコンギスタ 第3話「モンテーロの圧力」
ガンダム Gのレコンギスタ 第4話「カットシー乱舞」
ガンダム Gのレコンギスタ 第5話「敵はキャピタル・アーミィ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第6話「強敵、デレンセン!」
ガンダム Gのレコンギスタ 第7話「マスク部隊の強襲」
ガンダム Gのレコンギスタ 第8話「父と母とマスクと」
ガンダム Gのレコンギスタ 第9話「メガファウナ南へ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第10話「テリトリィ脱出」
ガンダム Gのレコンギスタ 第11話「突入!宇宙戦争」
ガンダム Gのレコンギスタ 第12話「キャピタル・タワー占拠」
ガンダム Gのレコンギスタ 第13話「月から来た者」
ガンダム Gのレコンギスタ 第14話「宇宙、モビルスーツ戦」
ガンダム Gのレコンギスタ 第15話「飛べ!トワサンガへ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第16話「ベルリの戦争」
ガンダム Gのレコンギスタ 第17話「アイーダの決断」
ガンダム Gのレコンギスタ 第18話「三日月に乗れ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第19話「ビーナス・グロゥブの一団」
ガンダム Gのレコンギスタ 第20話「フレームのある宇宙」
ガンダム Gのレコンギスタ 第21話「海の重さ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第22話「地球圏再会」
ガンダム Gのレコンギスタ 第23話「ニュータイプの音」
ガンダム Gのレコンギスタ 第24話「宇宙のカレイドスコープ」
ガンダム Gのレコンギスタ 第25話「死線を越えて」

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絶大な力と引き換えにパイロット達に現れた、新たな同化現象。一方、シュリーナガルを離れたナレイン将軍に同行する一騎達もこれまでにない経験をすることに……
あっちもこっちも戦場な12話。2つに分かれた舞台でそれぞれ異なる苦しみを描くことで、名有りの死人が出ないまま視聴者を絶望させる展開が巧妙。7話や9話で大暴れさせといてこれである。旧シュリーナガル側について言えば「島にいたから守れていたもの」と「島の外では当たり前に起きていたこと」が暉の慟哭に限らず移動中の生活や真矢とアイの様子を通して描かれているし、逆に竜宮島では芹達の同化への恐怖が咲良とカノンを再び戦いへと赴かせるように繋がっている。その2人にしても「自分で決めた」ことの先だったり、かつて自分が同化から救われたが故のサンプル増加の意味合いも持たせていたりと、前作までの2人の感じたものが連綿と生きているわけで、それが故に尊く、息苦しい。さて、分割2クールということで次回がひとまずの最終回の筈だけれど、一体どこへたどり着くのか。どの状態で焦らされることになるのか恐ろしい。
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蒼穹のファフナー EXODUS 第5話「新世界へ」
蒼穹のファフナー EXODUS 第6話「祝福のとき」
蒼穹のファフナー EXODUS 第7話「新次元戦闘」
蒼穹のファフナー EXODUS 第8話「平和を夢見て」
蒼穹のファフナー EXODUS 第9話「英雄二人」
蒼穹のファフナー EXODUS 第10話「希望の地へ」
蒼穹のファフナー EXODUS 第11話「変貌」
ガンダム Gのレコンギスタ 第26話「大地に立つ」
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地球へ降下したベルリは、マスクとマニィから追撃を受ける。アメリアが用意していた新たな艦隊も現れ、戦場は更に混乱し……
2クール作品とは思えぬ濃度だった本作もとうとう最終回。初見時( ゚д゚)こんな顔で見終えたのは正直なところではあるwww ただ、繰り返し視聴していく内にラストシーンの爽やかさが胸に、そしてこの26話全体に広がっていく印象があって、結局はとても心地よい気分で見ることができました。大地に立つ。人口の大地じゃなく本物の大地に、そしてガンダムではない足で。トワサンガやビーナス・グロゥブを自分で見て知っていったベルリだけれど、そのことを改めて最後に示すのはシンプルなテーマで心地よい。山を地元の人が何と呼んでいるか、下山にどれだけかかるのか、砂走りってどんなものなのか。自分で見なきゃ分からない。それを見せてもらうだけで、意味はあったのではないかと思います。
面倒な方に話を戻すと、大きく分けて4勢力の黒幕やらタカ派やらは皆何かしら引導を渡され、正に「目の前の問題」は回避されることに。こうした人々については単純に誰が1番悪い、というのではなく、ラライヤが落としたラトルパイソンに乗っていた「あの軍艦に乗っている大人って、大きな玩具をもらってはしゃいでいるんです!」という概念を構成するパーツだったように思います。そういう意味ではズッキーニ大登場は、劇中でのタカ派として登場した時間はほとんど息子側に行っていたのに最終的にはその責任を1人で背負わされた、描写的に損なキャラだったと言えるのかもしれません(死んでないそうだけど)。発端の1つながら傍観者だったクンパ大佐はこうした人達とはまた別種の存在で、一方でしっかり因果応報を受けたわけだけどw
個人的には作品の感想を書く時は「○○節」といったくくりで捉えたくないなという思いがあるのだけど、本作は無理。「富野由悠季」という人の個性と自己主張を意識せずにはとても見続けられない作品でした。要するに歯応えがものすごかったのですよね。猛烈に圧縮されたストーリーと会話劇を読み解く労苦は、この人の作品だからという信頼感がないとちょっと怖いエネルギー消費量ではある。当然自分1人の脳みそではほとんど太刀打ちできず、他の人の感想を見て考え直させられることばかりだったのですが、でも、その先には悩むのに見合うだけの面白さが確かにあった。色々な意味で、この人でなければ存在できなかった作品であったな……と思います。素敵な2クールを、ありがとうございました。
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ガンダム Gのレコンギスタ 第7話「マスク部隊の強襲」
ガンダム Gのレコンギスタ 第8話「父と母とマスクと」
ガンダム Gのレコンギスタ 第9話「メガファウナ南へ」
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ガンダム Gのレコンギスタ 第15話「飛べ!トワサンガへ」
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ガンダム Gのレコンギスタ 第17話「アイーダの決断」
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