合奏をしていましたよ/響け!ユーフォニアム4話他2015/4/29感想
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響け!ユーフォニアム 第4話「うたうよソルフェージュ」
漫画感想(「モンテ・クリスト」3巻)

艦これ、春イベント開始!行ってまいります。
響け!ユーフォニアム 第4話「うたうよソルフェージュ」
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会



不満たらたらながら、とにもかくにも再び練習をすることになった吹奏楽部。滝によるパート別の指導が始まり……
吹奏楽部が動き出す第4話。相変わらず久美子達はあくまで一部員に過ぎないのだけれど、パート別練習によって滝の指導の形が分担されているのが上手い。吹奏楽部なのにランニング、部員の理解が追いつく前にハイ開始……と唐突な練習を始めることで部員達を戸惑わせる一方、その後の様子などで基礎訓練であることは伝わるので前回までほどの不気味さは視聴者には感じさせない。「私の時間を無駄にしないで頂きたい」 とまで言った彼の方から直接指導しているわけでもあるのだし。
その指導方法にしても生徒が泣くほどの指導は他のパート練習で「久美子達にも」見せて厳しさをアピールしつつ、彼女達の低音パートではシステマチックな手法を描いて練習内容の合理性を説明してもいる。ここで例えばサボリ気味ユーフォ担当の中川が泣くような指導が描かれてしまうと、方法の正誤以前に滝もしくは中川への感情が視聴者の心を占めてしまうわけで、よく配分の考慮された指導風景であったなと思います。もちろんそれに対して「うちのパートは厳しくなかった」という久美子達の顧みる部分があるし、直後にトロンボーンの秀一の「たっぷり絞られたよ」発言があることでやっぱり全体としては厳しいのだと念押しされてもいる。
同時に低音パートでの部員だけでの練習風景を通して部員達の心の変化も描かれていて、その後の独白だけで済まされてしまう部員の団結力の下地になんとなくなっているのも面白いところ。真面目な顔で葉月へ吹き方の指導をするあすか、自分とチューバの関わりについて朴訥にだけれど語る後藤、それに微笑む長瀬。久美子の誘いに乗って練習を始める中川。多分どこのパートでも何かしら似たようなことがあって、今週最後の合奏へと繋がっていったのだと思うのです。直前の久美子と麗奈のやりとりが主人公たる久美子個人のドラマとして機能し、同時に久美子に中川を誘う一歩踏み出させるための前置きになっているのもよくできているところ。デフォルメ顔と真剣な表情のギャップもあって、短時間でも非常に印象に残る部分でした。「ご清聴ありがとうございました」のお辞儀で襟布がひっくり返っているところなど、ガチガチの緊張ぶりが同時にコミカルでなんともかわいらしい。
しかし久美子の幼なじみの秀一が他パートの状況を伝える役割を担っている……というのは先週も書いたところですが、今週に至っては久美子と麗奈の関係性を動かす火種の役も担当しているのが涙ぐましい。言い過ぎたと謝るのは久美子よりむしろ秀一に対してだろう、いや同時に言う必要はないから別のところで謝ってるのだとは思うのですがwww
関連:
響け!ユーフォニアム 感想リスト
響け!ユーフォニアム 第1話「ようこそハイスクール」
響け!ユーフォニアム 第2話「よろしくユーフォニアム」
響け!ユーフォニアム 第3話「はじめてアンサンブル」
<漫画感想「モンテ・クリスト」3巻>
モンテ・クリスト 3 (ヤングジャンプコミックス)

熊谷カズヒロの「モンテ・クリスト」3巻を読了。2巻で復讐相手の1人、ダングラール・ゲディ男爵に報いを受けさせたモンテ・クリスト。次なる彼の標的はマルセイユの検事総長・ヴィルフォール・ロラント。利権と出世の欲望にまみれたインチキ裁判を繰り広げて出世し、かつてのエドモン・ダンテスの時と同様に幾多の人々を罪に陥れてきた男です。インチキ裁判が芝居じみているせいなのか彼自身もどこか芝居じみていて、どころか奥底には空想と現実の入り混じった世界で自分を勇者に見立てているという狂気が悪役としての彼を引き立てています。それ故にモンテ・クリストが内心に秘める怒りの真実性が増すわけですが、横軸として差し込まれているヴィルフォールの娘・ヴァランティーヌ(表紙)が非常に印象的。見ての通りの美少女なのですが機械いじりが大好きで、夢中になるとスカートが邪魔だとか言い出して恥じらいもヘッタクレもない服装になってしまうというwww 従来の画風を踏襲したムチムチさに無邪気さが同居し、これまでの熊谷カズヒロ作品の女性キャラとはまた違った魅力を放ってくれています。今までの話でモンテ・クリストが救ってきた人達がそれぞれ彼の協力者として活躍している姿を含め、物語はどんどんと繋がっていっている感。
惜しむらくはこのヴィルフォール・ロラントのエピソードは3巻では完結していないことでしょうか。終盤ぽいのにまたしばらく待てと!(´・ω・`)
関連:
漫画感想(「モンテ・クリスト」1巻)
漫画感想(「モンテ・クリスト」2巻)

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不満たらたらながら、とにもかくにも再び練習をすることになった吹奏楽部。滝によるパート別の指導が始まり……
吹奏楽部が動き出す第4話。相変わらず久美子達はあくまで一部員に過ぎないのだけれど、パート別練習によって滝の指導の形が分担されているのが上手い。吹奏楽部なのにランニング、部員の理解が追いつく前にハイ開始……と唐突な練習を始めることで部員達を戸惑わせる一方、その後の様子などで基礎訓練であることは伝わるので前回までほどの不気味さは視聴者には感じさせない。「私の時間を無駄にしないで頂きたい」 とまで言った彼の方から直接指導しているわけでもあるのだし。
その指導方法にしても生徒が泣くほどの指導は他のパート練習で「久美子達にも」見せて厳しさをアピールしつつ、彼女達の低音パートではシステマチックな手法を描いて練習内容の合理性を説明してもいる。ここで例えばサボリ気味ユーフォ担当の中川が泣くような指導が描かれてしまうと、方法の正誤以前に滝もしくは中川への感情が視聴者の心を占めてしまうわけで、よく配分の考慮された指導風景であったなと思います。もちろんそれに対して「うちのパートは厳しくなかった」という久美子達の顧みる部分があるし、直後にトロンボーンの秀一の「たっぷり絞られたよ」発言があることでやっぱり全体としては厳しいのだと念押しされてもいる。
同時に低音パートでの部員だけでの練習風景を通して部員達の心の変化も描かれていて、その後の独白だけで済まされてしまう部員の団結力の下地になんとなくなっているのも面白いところ。真面目な顔で葉月へ吹き方の指導をするあすか、自分とチューバの関わりについて朴訥にだけれど語る後藤、それに微笑む長瀬。久美子の誘いに乗って練習を始める中川。多分どこのパートでも何かしら似たようなことがあって、今週最後の合奏へと繋がっていったのだと思うのです。直前の久美子と麗奈のやりとりが主人公たる久美子個人のドラマとして機能し、同時に久美子に中川を誘う一歩踏み出させるための前置きになっているのもよくできているところ。デフォルメ顔と真剣な表情のギャップもあって、短時間でも非常に印象に残る部分でした。「ご清聴ありがとうございました」のお辞儀で襟布がひっくり返っているところなど、ガチガチの緊張ぶりが同時にコミカルでなんともかわいらしい。
しかし久美子の幼なじみの秀一が他パートの状況を伝える役割を担っている……というのは先週も書いたところですが、今週に至っては久美子と麗奈の関係性を動かす火種の役も担当しているのが涙ぐましい。言い過ぎたと謝るのは久美子よりむしろ秀一に対してだろう、いや同時に言う必要はないから別のところで謝ってるのだとは思うのですがwww
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