映画感想「コードギアス 亡国のアキト 第3章「輝くもの天より堕つ」」

迷うことなくサムネに選びました(真顔)
TOHOシネマズ海老名で「コードギアス 亡国のアキト 第3章「輝くもの天より堕つ」」を視聴。前回から大分空いたな……当初は昨春公開予定だったかwww 第2章からおよそ1年半空けての続編ということで、またあのアレクサンダのガションガションした動きが見られる……と期待したのですが、残念ながらそちらはお預け。というかこの第3章自体、アキト達が戦局に与える影響がお休みなのですよね。主な原因は第1章で補給部隊に左遷されたピエル・アノウによる嫌がらせwww ただ、これにより本家からやってきた最強コンビとの対決が避けられる形になっています。これで退場……なのかは分かりませんが、また時系列的なズレはあるのですが、アキト達が動く前にユーロ・ブリタニアとE.U.の戦いを引っ掻き回すのがジュリアス・キングスレイの役目。
ただこの第3章でアキト達が脇役なのかと言えばそんなことはなく、むしろアノウの嫌がらせによって戦場を離れているこの3章にこそアキトとレイラ、リョウ達の交流が詰め込まれている。最初は不穏分子を飼うようなものだったリョウ達を加えてのwZERO部隊が第2章での戦闘を経て、そしてこの第3章では行き場がなくなった所を流浪の老婆達に拾われるという奇縁を通して彼らは互いを知っていく。高潔なレイラは家事能力の類が全くないこと、リョウは意外と涙もろくて泳げないこと、アキトは魚が嫌いなこと。そういう些細な事が5人の距離感を縮め、多くを語ろうとしないアキトにすら心地よく思える時間が過ぎていく。一方でその心地よさはアキトの過去への感情を掘り起こし、それがレイラとの繋がりを深めるきっかけとなっていくのも面白い。
またスマイラス将軍に何かしら不穏な企みや繋がりがあることや、レイラがC.C.と過去にあってギアスを与えられていることが判明するなど今後に繋がっていく描写は多々見られるのですが、先述のアキト達の交流を含め、どちらかと言えば連続して放送させるアニメで映える描写で約1年半ぶりの続きとしてはもどかしさも覚えてしまったのが正直なところ。そういう意味で、これから出撃というところで終わって次の第4章が2ヶ月後……というのは正しい判断ではないかと思います。多分、ここからまた1年半空いたら冷めてしまうw
騎士としての要素を持つランスロットが中世的な建物の中で戦うというシチュエーション的な面白さに加えてCGで描かれるランスロットのランドスピナーを駆使した機動の迫力、襲われないのが不思議なアヤノの格好など映像的な見どころもきちんと用意されてはいるので、それほど待たず見られる続きに期待したい。更に秋に最終章があることが発表されましたが、このクオリティで次回アレクサンダの戦闘もきっちり描いてくれるなら延期しても待てる……!
しかしこの公式紹介動画、色々ぶっちゃけ過ぎではなかろうかwww
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