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映画感想「コードギアス 亡国のアキト 第4章「憎しみの記憶から」」


 乱丁発見でパンフ通常版は木曜からて/(^o^)\





 TOHOシネマズ海老名で「コードギアス 亡国のアキト 第4章「憎しみの記憶から」」を視聴。うっかりと公開日を忘れてました;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン まあ最近は金曜の感想に手間取ってしまって、土曜に映画感想まで書くのはちょっとしんどくもあるのですが。
 前回がアキト達が絆を深めていく事に主眼が置かれていた分、今回は大暴れを期待……していたのですが、バトルもキャラもどうにも間が悪いなと感じたのが正直なところ。

 まず前回はランスロットで代替されお預けとなったアレクサンダについては、リョウ達の機体が「アレクサンダ・ヴァリアント」に強化されているのですが、それが描写に反映されているかといえば特に目立った活躍があるわけではない。復習を期するアシュレイが乗り込む新型KMF・アフラマズダもビジュアル通りガトリングで弾丸をばら撒いてくれるもののそれ以上の発展性はない。飛行船の中という上下左右に壁のあるアレクサンダ向けの環境も、相手が弾幕ばら撒くタイプなので回避にしか生きてこない。第2章では建物をインセクトモードでガションガション登ってアシュレイ機を追いかける様に軽く恐怖すらしたものですが、今回のアレクサンダについてはあまり驚きと言えるものはなかったかな。見所だと思ったのはヴェルキンゲトリクスの4脚での森林内高速移動くらいでしょうか。人とも車輪とも異なる形で疾駆する姿は高速性に説得力があったし、地雷が爆発するより早く移動するとかお馬鹿さ加減が突き抜けているw

 もう1つに不満だったのはレイラとシンの描き方でしょうか。レイラはE.U.の市民について語りかけ、それが暴徒化した彼らを感化させるシーンがありますが、演説を行うこと自体がスマイラス将軍の掌の上であることが示され過ぎているため内容が耳に入ってこない。それでいてアキトのギアスの暴走をリョウ達が止めようとする「絆の結実」としてのシーンと交互に描かれるため、演出的には感動的なことを言っているように見える。内容もぶっちゃけ特別感動的と言えるほどのものではないのですが、とにもかくにも状況が悪い。
 シンについてもレイラと対面するシーンでは1人で感情的になっているような描き方がされており、レイラの高潔さが際立つというよりはシンの株が勝手に下がってしまったかな、という印象が否めません。前日にはうっかり自害しようとしていたし不安定さも垣間見せてはいるのですが、ラスボスの風格には決着前に瑕がついてしまったなというのが正直な印象。
 生還したアキトのアレクサンダがレイラを姫抱きするというシチュエーションやそこでレイラが見せる笑顔などはとても解放感の感じられるものではあったのですが、全体としては不満の大きい第4章だったかな。最終章は見事に延期して来年2月公開ということで、まあ気長に待ちたいと思います。

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