やっと、生きてる/乱歩奇譚2話他2015/7/10感想
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アクエリオンロゴス 第2話「照らせ!意志の光」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第2話「人間椅子(後編)」

だからなぜ寝落ちしてしまうのかorz
アクエリオンロゴス 第2話「照らせ!意志の光」
©2015 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION LOGOS



突如としてベクターを駆り、「M.J.B.K」を退治してみせた灰吹陽。一方で彼と強制的にベクターを合体させられた月銀舞亜は、自分の主である荘厳の理想を説くのだが……
ヒロインちょろイン第2話。主人公が「よく分からない奴」なのでその説明の2話になるかと思ったのだけど、「よく分からない奴」ではあっても「(スパイ的な)怪しい奴」「行動がミステリアスな奴」ではないから現状で掘り下げる必要はないのか。書道家らしき側面が描かれているから文字に対する理解が早いのも納得できるし、食い気味で「分かった戦う」と言っちゃうくらい戦いに乗り気だから話が早い、とむしろ主人公向きですらある。こういう人間を受け入れられる母体として、創声部の表面上のゆるさもプラスに働いているように思います。
で、この下敷きがあるので今回の描写は舞亜に割くことができる。通常であれば彼女の今回のような心変わりは主要人物との接触で行われるものだけど、それは単に依存先が変わっただけなのでは……と視聴者に思わせてしまう危険を孕んでいる。接触の相手が掃除のおばちゃん達であることで、ちょろインはちょろインなのだけどとてもコミカルに、そして特定の誰かへの再依存という形にせずに変化が描けています。もちろん、陽の言葉が最初と最後を請け負っているので繋がりが薄いというようにもなっていない。そして残念さ加減とお色気描写で舞亜の魅力もよく伝わってくる。キャラクターの配置がとてもよくできていると感じた第2話でした。
ただそれがよくできている分だけ、戦闘が「明」の1文字だけで終わってしまったのは拍子抜けではあるし、どうせなら今回の文字化けである「病」の文字も物語に絡ませて欲しかったかな。せっかくの「アクエリオン」「ロゴス」なのですし。不満というよりは食べ足りなさなので、今後に期待したいと思います。
関連:
アクエリオンロゴス 感想リスト
創勢のアクエリオンEVOL
アクエリオンロゴス 第1話「叫べ!創声合体」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第2話「人間椅子(後編)」
©乱歩奇譚倶楽部


担任による大量殺人事件の共犯者として逮捕されることとなってしまったコバヤシ。拘束される直前、彼がハシバに頼んだこととは……
人間椅子編後半。1話で提示したラインそのままで解決編まで進行したな。コバヤシの魅力を描くための30分、ではなく1シリーズ。グロテスクな事件もその裏の異常性も、全てはコバヤシを引き立てるためだけに存在する。(写真を見る限り)女性ばかりを椅子にしてきた担任がコバヤシ少年に惹かれてしまったことに違和感を覚えなかったら、既にその視聴者は術中と言えるかと思います。冒頭でハシバにお願いをするために背伸びするシーンを足元だけ映す様子など、そこだけ切り取って「キスするために背を伸ばしたシーンです」と騙られたら信じてしまうレベルだから仕方ない。あんな仕草を日常的に周囲でやられたらそれはハシバもおかしくなるだろう、担任がノンケから道を踏み外すのも不思議ではない(錯乱)。
構図としても単純に「犯人より異常な探偵」となるのを避けるために2つの事件を重ねているのが効果的。異常性の発端こそ担任教師の「愛しあった人を合意の上で椅子にする」なわけだけど、コバヤシをハメたホシノの動機は痴情のもつれそのもの。故にホシノとコバヤシの会話は「恋敵への完敗」という色彩を併せ持ち、ただ異常性を競い合うものではなくなっています。ホシノは熱に浮かされた相手が悪かった故に異常なことを行ったのであり、逆にコバヤシは元々異常だったのが今回の事件で正常に発露した。天然モノには敵わない。
また一方でこの事件は「顔のないモブ」でしかなかったホシノがコバヤシの視界に入るきっかけとなったのだから、これもまた1つの奇縁と呼べるのかもしれません。
ただ前回書いた推理モノとしての楽しみやアケチの存在感の薄さがそのままだったので、物語としては上述したように1話の延長のまま終わったかな……という印象。あまりこれといったトリックがあったわけではないし、推理もので犯人探しなどを考えるのを面倒臭がる僕が見ても「あれだけ殺害してたら連れ込みを隠匿してようが共通の交友関係の持ち主として捜査線上に浮かんでやしないか」などと疑問を感じないではない。また、教室の椅子まで人間椅子だったというオチもコバヤシの異常性を語るのが主眼なら蛇足だったようにも思います。今回の物語はあくまでプロローグなのだろうし、真価を問われるのは次回からかなあ。

しかし顔のないモブの時点で眼鏡っ娘と分かる娘が犯人とは切ない。この容姿で平凡扱いとか彼女の周辺の男の目は節穴である。
関連:
乱歩奇譚 Game of Laplace 感想リスト
乱歩奇譚 Game of Laplace 第1話「人間椅子(前編)」

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【言及】
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アクエリオンロゴス 第2話「照らせ!意志の光」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第2話「人間椅子(後編)」

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突如としてベクターを駆り、「M.J.B.K」を退治してみせた灰吹陽。一方で彼と強制的にベクターを合体させられた月銀舞亜は、自分の主である荘厳の理想を説くのだが……
ヒロインちょろイン第2話。主人公が「よく分からない奴」なのでその説明の2話になるかと思ったのだけど、「よく分からない奴」ではあっても「(スパイ的な)怪しい奴」「行動がミステリアスな奴」ではないから現状で掘り下げる必要はないのか。書道家らしき側面が描かれているから文字に対する理解が早いのも納得できるし、食い気味で「分かった戦う」と言っちゃうくらい戦いに乗り気だから話が早い、とむしろ主人公向きですらある。こういう人間を受け入れられる母体として、創声部の表面上のゆるさもプラスに働いているように思います。
で、この下敷きがあるので今回の描写は舞亜に割くことができる。通常であれば彼女の今回のような心変わりは主要人物との接触で行われるものだけど、それは単に依存先が変わっただけなのでは……と視聴者に思わせてしまう危険を孕んでいる。接触の相手が掃除のおばちゃん達であることで、ちょろインはちょろインなのだけどとてもコミカルに、そして特定の誰かへの再依存という形にせずに変化が描けています。もちろん、陽の言葉が最初と最後を請け負っているので繋がりが薄いというようにもなっていない。そして残念さ加減とお色気描写で舞亜の魅力もよく伝わってくる。キャラクターの配置がとてもよくできていると感じた第2話でした。
ただそれがよくできている分だけ、戦闘が「明」の1文字だけで終わってしまったのは拍子抜けではあるし、どうせなら今回の文字化けである「病」の文字も物語に絡ませて欲しかったかな。せっかくの「アクエリオン」「ロゴス」なのですし。不満というよりは食べ足りなさなので、今後に期待したいと思います。
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乱歩奇譚 Game of Laplace 第2話「人間椅子(後編)」
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担任による大量殺人事件の共犯者として逮捕されることとなってしまったコバヤシ。拘束される直前、彼がハシバに頼んだこととは……
人間椅子編後半。1話で提示したラインそのままで解決編まで進行したな。コバヤシの魅力を描くための30分、ではなく1シリーズ。グロテスクな事件もその裏の異常性も、全てはコバヤシを引き立てるためだけに存在する。(写真を見る限り)女性ばかりを椅子にしてきた担任がコバヤシ少年に惹かれてしまったことに違和感を覚えなかったら、既にその視聴者は術中と言えるかと思います。冒頭でハシバにお願いをするために背伸びするシーンを足元だけ映す様子など、そこだけ切り取って「キスするために背を伸ばしたシーンです」と騙られたら信じてしまうレベルだから仕方ない。あんな仕草を日常的に周囲でやられたらそれはハシバもおかしくなるだろう、担任がノンケから道を踏み外すのも不思議ではない(錯乱)。
構図としても単純に「犯人より異常な探偵」となるのを避けるために2つの事件を重ねているのが効果的。異常性の発端こそ担任教師の「愛しあった人を合意の上で椅子にする」なわけだけど、コバヤシをハメたホシノの動機は痴情のもつれそのもの。故にホシノとコバヤシの会話は「恋敵への完敗」という色彩を併せ持ち、ただ異常性を競い合うものではなくなっています。ホシノは熱に浮かされた相手が悪かった故に異常なことを行ったのであり、逆にコバヤシは元々異常だったのが今回の事件で正常に発露した。天然モノには敵わない。
また一方でこの事件は「顔のないモブ」でしかなかったホシノがコバヤシの視界に入るきっかけとなったのだから、これもまた1つの奇縁と呼べるのかもしれません。
ただ前回書いた推理モノとしての楽しみやアケチの存在感の薄さがそのままだったので、物語としては上述したように1話の延長のまま終わったかな……という印象。あまりこれといったトリックがあったわけではないし、推理もので犯人探しなどを考えるのを面倒臭がる僕が見ても「あれだけ殺害してたら連れ込みを隠匿してようが共通の交友関係の持ち主として捜査線上に浮かんでやしないか」などと疑問を感じないではない。また、教室の椅子まで人間椅子だったというオチもコバヤシの異常性を語るのが主眼なら蛇足だったようにも思います。今回の物語はあくまでプロローグなのだろうし、真価を問われるのは次回からかなあ。

しかし顔のないモブの時点で眼鏡っ娘と分かる娘が犯人とは切ない。この容姿で平凡扱いとか彼女の周辺の男の目は節穴である。
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