幸せになれるはずだった/乱歩奇譚3話他2015/7/17感想
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アクエリオンロゴス 第3話「響け!私だけの夢」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第3話「影男」


艦これ、7/17のアップデートが完了。逸る気持ちを抑えて、更新情報をシャットアウトしつつログインしたら嫁艦の時雨ちゃんがまさかの水着で迎えてくれました。こういう形でも優遇されているのはほんと嬉しいですねー……ケッコンカッコカリムービーを再生するとサービス満点のアップの連続で更に歓喜w

今回のアップデートのメインである改二実装は軽巡・阿武隈。レベル70越えてれば大丈夫だろうと改二駆逐艦の育成を優先していたため、実装されてみると必要レベル75に経験値が2500ほど届いてない……! 慌てて4-3で追い込みしましたw 大発に甲標的と、これまでの軽巡では使用できなかった装備が使えるのが非常に面白い。これは夏イベントでも彼女にしかこなせない役割が出てくるかも。当面演習のメインに据えていくことにしよう。
アクエリオンロゴス 第3話「響け!私だけの夢」
©2015 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION LOGOS


監視の命を受けた舞亜に加えて、新たなメンバーが創声部にやってきた。少女の名は海凪花嵐。彼女の夢はアイドルになることだと言うのだが……
新たな仲間と、縮まる距離の第3話。初登場の花嵐にもっとも時間を割いた話でちゃんと筋も通っているのだけど、花嵐の仮面や隠した夢、母親の抑圧はもう少し下積みが欲しかった気がしないではない。「よくできた子」という最初の評判は直前の舞亜のコメディパートに押し負けているし、声優になりたいという夢はロボ戦闘だけ見ているシーンや母親トークの「夢のためにテレビ視聴を制限している」では薄味。母親が自分の夢を託しているというのも文字化け暴走時の本音でポロリとこぼれるのが発端なので多分に視聴者の想像、というよりはある種の偏見に頼っている感がある。陽の独特のメンタリティによる単刀直入な言い回しのおかげで気持ちよさはあるもの、花嵐の本心の解放という部分はもっと視聴者の感情を揺さぶれた素材じゃないかなと思います。あと「意義ある言葉を放つことで技に必要な文字を呼び出す」というロジックが示されたのはいいが今回の「儚」、技としては名が体を表してないのはロゴス的にどうなんだ。
もっとも、前回は舞亜、今回は花嵐と30分の中心は他のキャラに譲りつつも主役としての存在感を全く失わない陽の存在感は実に面白い。彼の迷いの無さは下手をすると俺tuee系主人公呼ばわりされる危険性を孕んでいるのだけど、不動ポジション=助言者を兼ねていることは過度な活躍を抑えているし、今回のアクエリフォンへの反応や電話番号交換などどこかズレた部分は愛嬌にすらなりだしている。
前回掃除のおばちゃんに譲った陽と舞亜との交流も今回の短時間の中でしっかり済ませているし、舞亜が「任務のため」常に陽を追いかけるのを常に見ている心音の視線を幾度も描いた上で電話番号交換を覗くシーンでは逆に顔を映さないことで三角関係を示唆したりと、今後の人間関係を想像させる伏線には事欠かない回でした。次回も楽しみです。

エロい(確信)
関連:
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創勢のアクエリオンEVOL
アクエリオンロゴス 第1話「叫べ!創声合体」
アクエリオンロゴス 第2話「照らせ!意志の光」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第3話「影男」
©乱歩奇譚倶楽部


9人もの少女が行方不明となる事件が発生。コバヤシは犯人として疑われている「影男」という怪盗から接触を受けるのだが……
YESロリータNOタッチ男の涙、第3話。犠牲者に眼鏡っ娘が入っていて個人的にもワンランク上の絶許。
犯人はどんな手口を使ったのか……ではなく、「顔のないモブ」に対する認識を逆手に取った視聴者へのトリックが面白い。先週までは「顔のないモブ=コバヤシにとって興味のない存在」であり、今週も彼が登場する場面ではそのように描かれているのだけど、「影男の回想中のさち子の視点」にはコバヤシの興味の介在する余地はありません。ここで顔が出ているのはさち子にとって、姿が変わっても一貫性のある存在=影男の変装した姿だけ。その事実が「惨劇を悟らせる発見」の直後に明らかになることで、彼女の影男との繋がりと悲劇性がグラグラと視聴者の心を揺さぶってくれるようになっています。「コンクリ壁に描かれた少女」というのが視覚に直接訴えるグロさはないのがむしろ想像を喚起して効果的。
またこれで影男が腕力では犯人に全く敵わないのがいいんですよね。怒りに燃えて私刑執行……などという流れであればダークヒーローになってしまうのだけど、「少女を救う約束を守れなかった無力な男」として物理的に描かれることで、怪盗やロリコンといった付属要素が剥がれて純粋に彼の悲しみと憤りが伝わってくる。一方で紙袋で顔が隠されていることで視聴者の悲しみと憤りを仮託しやすい偶像性も持っているのがまた面白い。子安武人の感情を露わにする影男に、陶山章央が演じるワタヌキから無機質さが徐々に失われていくのも印象的。
あくまでもコバヤシを描くための事件だった前回からの脱皮として、十分に楽しむことが出来る3話でした。前後編でなく1話完結であることも、コバヤシ以外の作品の魅力を伝えるのに効果的だったように思います。ただ推理要素が主体でないなら「ワタヌキは影男の真似をして少女を誘ったことがある」というのは説明としては中途半端だし、彼が再犯者であることも今後の話に影響しないのであれば必要性を感じさせない不自然さがあったかな。アケチに関しても伏線の部分はあるのかもしれませんが、目立たせるところが違うだろwww

あと個人的にはコバヤシは「少女が男装しているかのような少年」という二重の倒錯が面白いのであって、女装した姿はむしろ単に「少女にしか見えない少年」で捻りが1つ減って感じられるのがちょっと残念。そういう意味ではむしろ、ハシバ視点を中心とした着替えシーンそのものの方が蠱惑的。
関連:
乱歩奇譚 Game of Laplace 感想リスト
乱歩奇譚 Game of Laplace 第1話「人間椅子(前編)」
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今回のアップデートのメインである改二実装は軽巡・阿武隈。レベル70越えてれば大丈夫だろうと改二駆逐艦の育成を優先していたため、実装されてみると必要レベル75に経験値が2500ほど届いてない……! 慌てて4-3で追い込みしましたw 大発に甲標的と、これまでの軽巡では使用できなかった装備が使えるのが非常に面白い。これは夏イベントでも彼女にしかこなせない役割が出てくるかも。当面演習のメインに据えていくことにしよう。
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監視の命を受けた舞亜に加えて、新たなメンバーが創声部にやってきた。少女の名は海凪花嵐。彼女の夢はアイドルになることだと言うのだが……
新たな仲間と、縮まる距離の第3話。初登場の花嵐にもっとも時間を割いた話でちゃんと筋も通っているのだけど、花嵐の仮面や隠した夢、母親の抑圧はもう少し下積みが欲しかった気がしないではない。「よくできた子」という最初の評判は直前の舞亜のコメディパートに押し負けているし、声優になりたいという夢はロボ戦闘だけ見ているシーンや母親トークの「夢のためにテレビ視聴を制限している」では薄味。母親が自分の夢を託しているというのも文字化け暴走時の本音でポロリとこぼれるのが発端なので多分に視聴者の想像、というよりはある種の偏見に頼っている感がある。陽の独特のメンタリティによる単刀直入な言い回しのおかげで気持ちよさはあるもの、花嵐の本心の解放という部分はもっと視聴者の感情を揺さぶれた素材じゃないかなと思います。あと「意義ある言葉を放つことで技に必要な文字を呼び出す」というロジックが示されたのはいいが今回の「儚」、技としては名が体を表してないのはロゴス的にどうなんだ。
もっとも、前回は舞亜、今回は花嵐と30分の中心は他のキャラに譲りつつも主役としての存在感を全く失わない陽の存在感は実に面白い。彼の迷いの無さは下手をすると俺tuee系主人公呼ばわりされる危険性を孕んでいるのだけど、不動ポジション=助言者を兼ねていることは過度な活躍を抑えているし、今回のアクエリフォンへの反応や電話番号交換などどこかズレた部分は愛嬌にすらなりだしている。
前回掃除のおばちゃんに譲った陽と舞亜との交流も今回の短時間の中でしっかり済ませているし、舞亜が「任務のため」常に陽を追いかけるのを常に見ている心音の視線を幾度も描いた上で電話番号交換を覗くシーンでは逆に顔を映さないことで三角関係を示唆したりと、今後の人間関係を想像させる伏線には事欠かない回でした。次回も楽しみです。

エロい(確信)
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9人もの少女が行方不明となる事件が発生。コバヤシは犯人として疑われている「影男」という怪盗から接触を受けるのだが……
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犯人はどんな手口を使ったのか……ではなく、「顔のないモブ」に対する認識を逆手に取った視聴者へのトリックが面白い。先週までは「顔のないモブ=コバヤシにとって興味のない存在」であり、今週も彼が登場する場面ではそのように描かれているのだけど、「影男の回想中のさち子の視点」にはコバヤシの興味の介在する余地はありません。ここで顔が出ているのはさち子にとって、姿が変わっても一貫性のある存在=影男の変装した姿だけ。その事実が「惨劇を悟らせる発見」の直後に明らかになることで、彼女の影男との繋がりと悲劇性がグラグラと視聴者の心を揺さぶってくれるようになっています。「コンクリ壁に描かれた少女」というのが視覚に直接訴えるグロさはないのがむしろ想像を喚起して効果的。
またこれで影男が腕力では犯人に全く敵わないのがいいんですよね。怒りに燃えて私刑執行……などという流れであればダークヒーローになってしまうのだけど、「少女を救う約束を守れなかった無力な男」として物理的に描かれることで、怪盗やロリコンといった付属要素が剥がれて純粋に彼の悲しみと憤りが伝わってくる。一方で紙袋で顔が隠されていることで視聴者の悲しみと憤りを仮託しやすい偶像性も持っているのがまた面白い。子安武人の感情を露わにする影男に、陶山章央が演じるワタヌキから無機質さが徐々に失われていくのも印象的。
あくまでもコバヤシを描くための事件だった前回からの脱皮として、十分に楽しむことが出来る3話でした。前後編でなく1話完結であることも、コバヤシ以外の作品の魅力を伝えるのに効果的だったように思います。ただ推理要素が主体でないなら「ワタヌキは影男の真似をして少女を誘ったことがある」というのは説明としては中途半端だし、彼が再犯者であることも今後の話に影響しないのであれば必要性を感じさせない不自然さがあったかな。アケチに関しても伏線の部分はあるのかもしれませんが、目立たせるところが違うだろwww

あと個人的にはコバヤシは「少女が男装しているかのような少年」という二重の倒錯が面白いのであって、女装した姿はむしろ単に「少女にしか見えない少年」で捻りが1つ減って感じられるのがちょっと残念。そういう意味ではむしろ、ハシバ視点を中心とした着替えシーンそのものの方が蠱惑的。
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