今月4人目の二十面相だ/乱歩奇譚7話他2015/8/14感想
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アクエリオンロゴス 第7話「燃やせ!救世の炎」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第7話「パノラマ島綺譚(前編)」

帰省終了。明日は生まれて初めてコミケに足運んでみます。 特に急ぐわけでもないですが、早めにうしとらと黄金魂の感想を仕上げないと……
アクエリオンロゴス 第7話「燃やせ!救世の炎」
©2015 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION LOGOS



「断」のM.J.B.Kを「結」の言葉の力で打破した陽。しかし彼らがその文字を使う瞬間を狙っていた荘厳により、新たなM.J.B.Kが出現し……
陽と総、出会いの第7話。「断」を水引で結んで退治したり炎上でリアル炎上といった内容は強いアイディア性があるし、炎上の経緯を「断」の退治の際の「結」を利用するというのも手が込んでいる。手が込んではいるのだけど、それに終始して勢いを削がれた展開がもどかしい。決定的にマイナスなのは、現実世界のピンチと陽のピンチが原因は同じでも内容が全く繋がっていない点。他の回であれば、まず現実世界での問題があってそれに陽が光を指し示す……という流れになっているのだけど、今回の場合陽は最初からロゴスワールドに移動してしまっている上に、現実世界が炎上している間は気絶しているのでそれとは隔絶されている。今回彼がやったことからは「ヒーローだから敵を倒した、人を助けた」以外の含みが見えてこないのです。もちろん気絶していて描写量が少ないのだからそちらをシンプルに楽しむこともできない。ビジュアル的な派手さに欠ける総のベクターの新機能、終盤みたいな行動をこの序盤に持ってくる司令の基地放棄&自己犠牲等、前回行われた2人の掘り下げも今回を心地よく彩ってくれてはおらず、後編としては満足できなかったのが正直なところ。とりあえず次回でバカバカしいくらいのノリを取り戻してくれるといいのだけど。
関連:
アクエリオンロゴス 感想リスト
創勢のアクエリオンEVOL
アクエリオンロゴス 第1話「叫べ!創声合体」
アクエリオンロゴス 第2話「照らせ!意志の光」
アクエリオンロゴス 第3話「響け!私だけの夢」
アクエリオンロゴス 第4話「放て!心射る矢」
アクエリオンロゴス 第5話「取り戻せ!俺たちの夏」
アクエリオンロゴス 第6話「灯せ!己の強さ」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第7話「パノラマ島綺譚(前編)」
©乱歩奇譚倶楽部



先月10件、今月初めで既に3件。ニ十面相の模倣犯は大量に発生し、それについてアケチは積極的に捜査を進めていた。そんな折、今月4人目の二十面相から挑戦状が届いたとの知らせがあり……
再び前後編エピソード開始の第7話。脇ではあっても場面場面に存在し続けていたコバヤシが一時的ながら物理的には登場しなくなったり、「知り合いと容疑者以外はデッサン人形」という見え方の提示によって、この7話はアケチ視点で描かれていることが明示されています。ただあらすじや序盤の描写からコバヤシの視点でアケチの過去が明かされていく……というものかと思っていたので、そうではなくアケチ視点でであったことには少々困惑。本来ならこれが定番の視点ではあるのだけど、最初のコバヤシ視点が強烈だった上にその後の話では別視点に切り替わり、前回再びコバヤシ視点に戻り……としただけにふらついている印象が強い。このせいか正直、強烈な個性の持ち主であるコバヤシ以外のキャラに愛着を感じないなあ。今回ラスト、事件に対するコバヤシの反応がアケチの想像と現実で同様だったことでアケチのコバヤシに対する心象は見えたけれど、過程が薄味な感が否めない。
また同様に薄味なものとして挙げられるのがこの事件のエンターテイメント性。まずもってパノラマ島がアバンや故人の熱烈な説明を使って煽った割に恐ろしく俗っぽく、映像的なインパクトもせいぜいRPGの悪趣味なダンジョンと言った程度のもの。それに潰されて死亡という殺害方法も人間椅子のような視覚的な強烈さはないし、犯罪者に己の犯罪を返すというようなメッセージ性も現時点では見出だせない(せいぜい「ほんとにマネキンか?」と思わせる引っかかりがあるくらいか)。ぶっちゃけ事件そのものよりもアケチと「二十面相」の関係の方が主眼なのであろうからさほど力を入れる必要はないのかもしれないけど、単独の話としてはどうなんだろうか。コバヤシの女装で薄味さを埋めている気がしないでもない(そして以前書いたように僕としては女装コバヤシはむしろ魅力を減じて見える)。まあ、後編で作品全体におけるこの話の意味が分かることに期待かな。
しかし黒蜥蜴の失禁ネタが同じことの繰り返しで下品。いやネタ自体下品ではあるんだけど、先週の電話越しの失禁みたいに見せ方変わらんのか。
関連:
乱歩奇譚 Game of Laplace 感想リスト
乱歩奇譚 Game of Laplace 第1話「人間椅子(前編)」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第2話「人間椅子(後編)」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第3話「影男」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第4話「怪人二十面相」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第5話「芋虫」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第6話「地獄風景」

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【言及】
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アクエリオンロゴス 第7話「燃やせ!救世の炎」
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「断」のM.J.B.Kを「結」の言葉の力で打破した陽。しかし彼らがその文字を使う瞬間を狙っていた荘厳により、新たなM.J.B.Kが出現し……
陽と総、出会いの第7話。「断」を水引で結んで退治したり炎上でリアル炎上といった内容は強いアイディア性があるし、炎上の経緯を「断」の退治の際の「結」を利用するというのも手が込んでいる。手が込んではいるのだけど、それに終始して勢いを削がれた展開がもどかしい。決定的にマイナスなのは、現実世界のピンチと陽のピンチが原因は同じでも内容が全く繋がっていない点。他の回であれば、まず現実世界での問題があってそれに陽が光を指し示す……という流れになっているのだけど、今回の場合陽は最初からロゴスワールドに移動してしまっている上に、現実世界が炎上している間は気絶しているのでそれとは隔絶されている。今回彼がやったことからは「ヒーローだから敵を倒した、人を助けた」以外の含みが見えてこないのです。もちろん気絶していて描写量が少ないのだからそちらをシンプルに楽しむこともできない。ビジュアル的な派手さに欠ける総のベクターの新機能、終盤みたいな行動をこの序盤に持ってくる司令の基地放棄&自己犠牲等、前回行われた2人の掘り下げも今回を心地よく彩ってくれてはおらず、後編としては満足できなかったのが正直なところ。とりあえず次回でバカバカしいくらいのノリを取り戻してくれるといいのだけど。
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先月10件、今月初めで既に3件。ニ十面相の模倣犯は大量に発生し、それについてアケチは積極的に捜査を進めていた。そんな折、今月4人目の二十面相から挑戦状が届いたとの知らせがあり……
再び前後編エピソード開始の第7話。脇ではあっても場面場面に存在し続けていたコバヤシが一時的ながら物理的には登場しなくなったり、「知り合いと容疑者以外はデッサン人形」という見え方の提示によって、この7話はアケチ視点で描かれていることが明示されています。ただあらすじや序盤の描写からコバヤシの視点でアケチの過去が明かされていく……というものかと思っていたので、そうではなくアケチ視点でであったことには少々困惑。本来ならこれが定番の視点ではあるのだけど、最初のコバヤシ視点が強烈だった上にその後の話では別視点に切り替わり、前回再びコバヤシ視点に戻り……としただけにふらついている印象が強い。このせいか正直、強烈な個性の持ち主であるコバヤシ以外のキャラに愛着を感じないなあ。今回ラスト、事件に対するコバヤシの反応がアケチの想像と現実で同様だったことでアケチのコバヤシに対する心象は見えたけれど、過程が薄味な感が否めない。
また同様に薄味なものとして挙げられるのがこの事件のエンターテイメント性。まずもってパノラマ島がアバンや故人の熱烈な説明を使って煽った割に恐ろしく俗っぽく、映像的なインパクトもせいぜいRPGの悪趣味なダンジョンと言った程度のもの。それに潰されて死亡という殺害方法も人間椅子のような視覚的な強烈さはないし、犯罪者に己の犯罪を返すというようなメッセージ性も現時点では見出だせない(せいぜい「ほんとにマネキンか?」と思わせる引っかかりがあるくらいか)。ぶっちゃけ事件そのものよりもアケチと「二十面相」の関係の方が主眼なのであろうからさほど力を入れる必要はないのかもしれないけど、単独の話としてはどうなんだろうか。コバヤシの女装で薄味さを埋めている気がしないでもない(そして以前書いたように僕としては女装コバヤシはむしろ魅力を減じて見える)。まあ、後編で作品全体におけるこの話の意味が分かることに期待かな。
しかし黒蜥蜴の失禁ネタが同じことの繰り返しで下品。いやネタ自体下品ではあるんだけど、先週の電話越しの失禁みたいに見せ方変わらんのか。
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