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知ってほしいんだ/乱歩奇譚10話他2015/9/11感想

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アクエリオンロゴス 第11話「羽ばたけ!縛られた翼」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第10話「変身願望」


 買い替えたタブレットが到着。候補の通りのiiyamaの「8P1150T-AT-FEM」。officeなしで約2万というコストパフォーマンスが魅力的。重さは故障した「VivoTab Note 8 M80TA-DL64S」とそれほど変わらないのですが、サイズが一回り小さいのでとても取り回しがいい。艦これ主目的の繋ぎのタブレットとしては十分かな。ネックは充電が専用ACアダプタを使う形で、モバイルバッテリー等USB経由で充電をするにはもうひと出費しないといけなくなってしまいそうなこと。うーん、てっきり普通に充電できるものとばかり思っていた。まあそこまで長時間連続起動する機会は多くないし、しばらくはそのまま使おうか。



アクエリオンロゴス 第11話「羽ばたけ!縛られた翼」
©2015 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION LOGOS
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 新たなM.J.B.Kの胎動に破滅を予感する荘厳。一方ディーバでは、翼人が陽だけに頼る状態を脱却すべく努力を続けていたが……
 レギュラー最後の1人の回だと思った?前フリ兼用だよ!の第11話。天才vs秀才や感性vs理性とでも呼ぶべきチームものではまま見受けられるパターンなのだが、なまじ翼人がツッコミどころのない(射出ゲート不備時の対策ってパイロットの彼がどれだけ広範に知識を蓄えているんだという気はするが)理性的な行動を取り続けるのと、陽が感情を露わにしないタイプなのが単発のドラマ作りには非常に相性が悪い。具体的に陽への嫉妬だと口にしない上に「うんざりしてる自分に1番うんざり」と言っちゃうあたり相当に翼人は人間ができているのだが、それだけに盛り上がりに欠けてしまう。本音ぶち撒け自体がスク水フェチ告白の二番煎じなので、今回はその先を見せて欲しかったのが正直なところ。今回の翼人の相方の花嵐の描写ももっと見ておきたかった。
 前フリ回を兼ねているため総の描写に時間を取られ、創声部の面々のコミカルなやりとりやM.J.B.Kの被害描写といった単独の話としての完成度を上げるためのシーンが少なくなってしまっており、さりとてその総の描写が劇的というわけでもなく……と、どうも今回は中途半端な30分だったなという印象。ようやくのアクエリオンvsアクエリオンという状況でもあり、次回の巻き返しに期待。

関連:
アクエリオンロゴス 感想リスト

創勢のアクエリオンEVOL
アクエリオンロゴス 第1話「叫べ!創声合体」
アクエリオンロゴス 第2話「照らせ!意志の光」
アクエリオンロゴス 第3話「響け!私だけの夢」
アクエリオンロゴス 第4話「放て!心射る矢」
アクエリオンロゴス 第5話「取り戻せ!俺たちの夏」
アクエリオンロゴス 第6話「灯せ!己の強さ」
アクエリオンロゴス 第7話「燃やせ!救世の炎」
アクエリオンロゴス 第8話「貫け!虫の一分」
アクエリオンロゴス 第9話「晴らせ! 誘いの影」
アクエリオンロゴス 第10話「届け!本当の声」




乱歩奇譚 Game of Laplace 第10話「変身願望」
©乱歩奇譚倶楽部
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 かつて焼身自殺を遂げたはずだったアケチの友人にして最初の二十面相、ナミコシ。だが彼は生きていた。連れ去られたコバヤシが聞く彼の話とは……
 二十面相誕生秘話、その裏面の第11話。数式の死産を理性で語るアケチとそれを感情で認められないナミコシ、という図式は8話の時点でどことなく読み取れるものではあったが、こうして語りを別人物が繰り返す形になるとそれぞれの見ていたもの、重きを置いていたものの違いが明示されていて面白い。
 8話の感想では二十面相誕生の経緯に悪役がいない……と書いたものの、それはアケチの視点からだけ見た場合であり、今回ナミコシに語らせてみれば悪役はいたわけですが、その悪役がどこまでも「アケチとコバヤシ」を邪魔しないように薄く作られているのも印象的。そうさせているのは単純な人数の多さもありますが、何よりナミコシの人間認識という体裁を取った髑髏人間という演出方法に他なりません。表情の隠された塗りつぶしモブでも表情の存在しない木偶人形でもなく、表情の剥ぎ取られた髑髏。それは同級生や教師、両親から個人としての特性を奪うと同時に、ナミコシを害する存在としての不吉さだけを全員にまとわせている。コバヤシは興味のない人間への徹底した無関心、アケチは自分と対等な存在がいない孤独感が人間を人間に見せていないわけですが、ナミコシの場合は自分を傷つける存在しか周囲にいなかったことが他者を髑髏に見せているのですね。演出の一環であると分かりやすいコバヤシから、ステップを踏んでこうした差異に踏み込んでいっているのが興味深く感じられました。
 暴れ出す二十面相軍団の中の人の目的がよく分からないので最後のシーンに疾走感や事態への恐怖といったものが感じられないのは残念ですが、まあこの辺りは最終回を見て考えるべきかな。

関連:
乱歩奇譚 Game of Laplace 感想リスト

乱歩奇譚 Game of Laplace 第1話「人間椅子(前編)」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第2話「人間椅子(後編)」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第3話「影男」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第4話「怪人二十面相」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第5話「芋虫」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第6話「地獄風景」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第7話「パノラマ島綺譚(前編)」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第8話「パノラマ島綺譚(後編)」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第9話「恐ろしき錯誤」


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  • 第10話 変身願望 名残惜しいけれど今はお別れだ、アケチくん。アケチの前から姿を消すナミコシ。 ミナミ検視官は逮捕されて何も語らない。コバヤシはナミコシに誘拐されていた。君に昔話を聞いてもらいたいと思ってね。怪人二十面相の物語。 優しく素直な少年は他人と関わるのが苦手だった。成績が学年2位に下がったと両親から殴られる少年ナミコシ。学校でも無抵抗を貫いたので不良たちに虐められていた。ナミコシに...
  • 2015.09.12 (Sat) 09:11 | ぬる~くまったりと
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  •  乱歩奇譚 Game of Laplace 第10話「変身願望」
  • 第10話「変身願望」 アケチとナミコシとの再会は顔見せ程度で終了。 二十面相事件は収束するどころかますます混迷を極める事態に。
  • 2015.09.12 (Sat) 10:56 | いま、お茶いれますね
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