ぽかぽかして/のんのんびより りぴーと12話他2015/9/23感想
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のんのんびより りぴーと 第12話(最終回)「一年がたった」
漫画感想(「心が叫びたがってるんだ。」1巻)

5連休終わってみると積みコミックがまるで減っていない。どうしたもんかしら。
>拍手返信:と~しきさん
普段はれんげ達の目線に視聴者の感情が乗るようにしているからこそ映えますね、こういう話は。台詞がないのが一層おっしゃる表情を引き立てますし。直前の風邪に駆けつける時の様子も彼女の心情をよく感じさせてくれました。
ガイキングは僕も携帯スパロボでしか見てないです(;´Д`) ただ「ライキングとバルキングの強い部分だけガイキングの胴体にくっつけ残りのパーツは放置」という仕様はそこで再現されていたので今回のネタも把握できました。当然、ロボガでやればライちゃんバルちゃんの服を剥ぐ展開になるわけですねwww
のんのんびより りぴーと 第12話(最終回)「一年がたった」
©2015 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合二期

季節はめぐり、再び春がやってきた。れんげはたけのこ掘りに蛍達を誘い……
続いていく日常と、終わりの第12話。前半にたけのこ掘りでコメディとして最低限の体裁は保ちつつ、全体としては視聴者にこれまでの記憶を手繰り寄せさせる回……という感じかしらん。伝説の剣、プール、秘密基地等など直接回想シーンを挟むこと無く背景や台詞の端々に散りばめる手法が思い出の数々の「特別でなさ」を象徴するようで心地いいのだが、一方で2期から入った僕にはぶっちゃけパーツが足りない。ラストが蛍視点の感慨に繋がる点からして、僕には蛍が転校してきた場面すら分からないわけで。「サザエさん時空ではなく1期の別の一コマを描く」「感動の押し売りではなくあくまで一定の距離感を保って描く」手法の良し悪しがストレートに出た回だったなという印象。

一方で、話ではなく描き方で終わりを示す要素は確かに有り、それを顕著に感じたのが縁側での視点を固定した数分間の描写でした。この一連のシーン、もどかしくなるほど同じ視点での描写が続く。れんげ達はいつものように楽しげなのだけど、視聴者にできるのは文字通り見ていることだけ。起きている出来事を効果的に見せるためのカメラの移動が全くないこの時間には、主観的に感情移入する余地がなく、視聴者とれんげ達に絶対の距離感がある。「僕らがテレビを見ている」ことを象徴しているようでもあります。この2期が1期の続きではなく合間合間の出来事であったように、画面外に移ってしまったものを見ることはできないけれど、そこでも確かにれんげ達は生きている。このシーンは次回のない寂しさへの準備であると同時に、励ましでもあるように感じました。

未視聴だった1期の評判には感動したと言った類のものが見られ、どういうことだろうと首を傾げながらこの2期を視聴リストに加えましたが、1話にして納得。郷愁も笑いも萌えも全てある程度距離を置いて描かれていて押し付けがましさがない。全ては視聴する僕らの心の中から生まれ、だからこそ自分の中の重なるものを引き出してくれる。郷愁を美しく描く作品としては「たまゆら」を思い出しますが、あちらは美しさと現実味を綱渡り的なバランスで成立させて正面突破しているのに対して、こちらはあくまで日常ものの体裁を崩すことなく、それでいて他の作品とは全く異なったバランス取りをしているのが非常に印象的でした。ほぼ毎回1粒に2粒分詰まっているこのクオリティ、よく成立できるなあ……
いわゆる難民を生む作品としてはごちうさ・きんモザより後に視聴した作品となりましたが、その個性はもっとも際立ったものであったと思います。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
関連:
のんのんびより りぴーと 感想リスト
のんのんびより りぴーと 第1話「一年生になった」
のんのんびより りぴーと 第2話「星を見に行った」
のんのんびより りぴーと 第3話「連休中にやる気を出した」
のんのんびより りぴーと 第4話「てるてるぼうずを作った」
のんのんびより りぴーと 第5話「お好み焼きを食べた」
のんのんびより りぴーと 第6話「ホタルと仲よくなった」
のんのんびより りぴーと 第7話「思いきって飛び込んだ」
のんのんびより りぴーと 第8話「給食当番をした」
のんのんびより りぴーと 第9話「みんなでお月見をした」
のんのんびより りぴーと 第10話「すごく練習した」
のんのんびより りぴーと 第11話「甘えんぼうになった」
<漫画感想「心が叫びたがってるんだ。」1巻>
心が叫びたがってるんだ。 1 (裏少年サンデーコミックス)

阿久井真による「心が叫びたがってるんだ。」コミカライズ第1巻を読了。この1巻はページの多くが映画では描かれない、拓実、菜月、大樹の過去に割かれています。特に大きいのは拓実と菜月の中学時代が描かれていることで、本編終盤のどんでん返しがこれを読んでいくとスッキリするかと思います。と言ってもどんでん返しも楽しみの内ですから、1度映画を見てからこれを読み、再度映画館に足を運ぶと言うのが1番のおすすめでしょうか(ダイマ)。拓実と菜月の関係がこじれるきっかけになった際に世話焼きの江田が 動いていないのはなんでだろうな、という気はしないではないのですが、本編だけでは感情移入させるには少し描写の足りなかった2人の関係をきちんと掴むには十分。
1巻……とあるように本作は過去だけを描いたものではなく、実際に映画本編をコミカライズしていくもの。順の過去から物語の始まりが描かれていますが。正にこれからが本題。作中で重要な意味を持つミュージカル要素は、果たしてどんな風に漫画で描かれるのかしらん。
関連:
映画感想「心が叫びたがってるんだ。」

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