鉄の華だ/機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ3話感想
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<お知らせ>
来週日曜は用事があるため、鉄血のオルフェンズ感想以後で日時またぎレベルで感想の遅延が発生する見込みです。水曜頃までには元に戻る予定ですが、すみません。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第3話「散華」
©創通・サンライズ・MBS



作戦により、オルガ達はCGSの乗っ取りに成功する。しかし資金は心もとなく、先行きは厳しい。クーデリアをギャラルホルンに売り渡す意見が出る中、クランクが「赤い旗」を掲げCGSを訪れ……
散る華、そして新たに咲く散らない花の第3話。オルガ達のCGS乗っ取りに対するクーデリアの反応が描かれないことに首を傾げる。最終的に依頼を継続する形になるのは変わらないにしても、この事態にショックはありそうなものだけどなあ。というかどこまで把握してるんだろうか。いやまあ、その点で言えば一軍連中がクーデリアの扱いについて完全無視だった時点で奇妙ではあるんだけど。
そうした不満は感じたものの、一軍のトップ殺しにクランク殺しとAB両パートに「生身の死」を配置することで生死の端境の世界を描いているのは印象深い。死と対になるのはもちろん生であり、死の近くにいるなら生もそれだけ強く感じなければならない。具体的にはそれは食べることであり、匂いを感じること。オルガが「美味いか、それ?」と聞くようなものでも味わうことは生きていなければできないし、その行為を実感できる大きな食材は美味しい。アトラが「買った」のではなく「編んだ」ブレスレットには生き物の匂いがある。躊躇いなく相手に死線を越えさせることができるのは、強くなければ生きられないことを知っているのは、それだけ生を強く欲しているからだ。死を描くことによって、同時に生を強く感じられた第3話であったと思います。
もう1つ面白かったのは、クランクの提案に対する回答をオルガが受け持つ部分はけして大きくないこと。「兄貴分キャラ」なら啖呵を切って突っぱねるところだと思うのですが、オルガは仲間に根拠を示して三日月に頼むだけ。自分が勝った時のことしか語らないクランクの勝手を指摘するのは三日月で、その理由を聞くのも三日月だけ。「バカにしたわけじゃないんだ」と言いつつもあくまでも自分の都合でしかないクランクの説明を聞いて、礼も言い切らせず引き金を引くその姿には確かにオルガではなく三日月自身の姿がある。
「やってくれるか」と頼んだのはオルガでも、戦いで何かを感じるのは三日月で、殺すのも三日月。見ていることしかできず、それ故に(メイスの破片が落ちてきても)目を逸らすことのないオルガの姿が印象的でした。
あと、個人的にはトドという相方ができたことでユージンの「頭も良いが、思慮浅い部分がある」という設定が生きてきた感じで楽しい。トドが示す一見合理的な提案を誰よりも先に把握して、「それがいいんじゃ?」って会話を担っていくのね。で、ノルバは提案が分からずポカーンとする担当とwww
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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 感想リスト
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