艦これ 2015秋イベント感想

艦これ、2015秋イベント「突入!海上輸送作戦」が12/8(火)に終了しました。既に1週間経っていますが、記録の一貫として今回のイベントを振り返っておきたいと思います。イベント開始は11/18(水)でしたが、今回は忙しい盛りでしたので挑めたのは4日後の11/22(日)になってからでした。
E-1:ショートランド泊地沖
難易度選択:甲
初手から連合艦隊という札が怖くなるマップ。ただイベント開始から4日後ともなればルート固定情報や出撃制限もある程度判明しているので、そこまで怖くない。経験値を練度向上の足しにしたい艦娘を中心に水上打撃部隊を編成。

<第一艦隊>
祥鳳、金剛、榛名、加古、青葉、瑞鳳

<第二艦隊>
阿武隈、五月雨、涼風、若葉、朝霜、伊168
阿武隈は先制雷撃によるスピーディな攻略用、伊168にボス戦のデコイ用ですね。五月雨以下4隻の駆逐艦はノーマル駆逐艦の中ではもっとも練度が高く、日々東京急行弐をお願いしている輸送のプロ。難易度的には問題無さそうなので、普段縁の下の力持ちの彼女達に頑張ってもらうことにしました。
と言っても、甲難度ながら戦闘は道中・ボス戦ともほぼ第一艦隊で終了するヌルゲー。楽過ぎて久しぶりの連合艦隊に第二艦隊の補給を忘れる始末で、いざラスダンになって夜戦にもつれ込んだ際に第二艦隊がほぼ何もできないという大失態をやらかしてしまいましたy=ー( ゚д゚)・∵. ターン 気を取り直してもう一度……と思ったら今度は軽巡ツ級のクリティカルで榛名改二がまさかのワンパン大破、撤退する羽目に。目を疑ったがこれが天罰というものかしらん。
もう一度気を取り直して出撃した結果、今度は無事にS勝利でクリアすることができました。
E-2:コロネハイカラ島沖
難易度選択:丙
軽巡1駆逐艦5の水雷戦隊マップ。次マップを含め、報酬にさほど魅力を感じなかったため速度重視で丙を選択。

<編成>
神通、雪風、浜風、三日月、皐月、初霜
神通~皐月まではルート固定で埋まっており、自由枠には初霜を投入。カットインを狙ったわけでもなかった筈なのだが、なぜ初霜だったのかもはや記憶が無い。ドラム缶マシマシ装備と丙難易度の組み合わせはわずか2回の出撃で輸送ゲージ満了! ただしボスの軽巡棲姫を倒し損ねたため微妙にモヤッとした気分に。
E-3:コロネハイカラ島東方沖
難易度選択:乙
輸送護衛部隊という今回初登場のタイプの連合艦隊で出撃するマップ。E-4の甲攻略を視野に入れ、今回は乙難易度を選択。

<第一艦隊>
利根、あきつ丸、五月雨、涼風、若葉、朝霜

<第二艦隊>
阿武隈、加古、羽黒、吹雪、初霜、雪風

編成に関わる制限でこの海域、どの提督も艦種はあまり変わらない模様。補正で第一艦隊はどの道当たらない当てられないということもあり、再度五月雨達の経験値の足しにさせてもらう。第二艦隊は軽巡便利枠筆頭の阿武隈、改二重巡の中で比較的練度の低い加古、羽黒、連撃&探照灯役の吹雪、カットイン狙いで初霜&雪風コンビを投入。道中・決戦とも惜しまず支援を出したこともあり、撤退は一度だけでS勝利を連発してクリアすることができました。司令部施設もラスダン時以外実使用なし。
ただしそのラスダンに限って大破艦の退避で戦力減、決戦支援の当たりが微妙、反航戦、弾着観測射撃がさっぱり出ないと貧乏くじを引きまくった結果、ここに来て初めて水母棲姫を撃破し損ねることに……。A勝利で輸送ゲージは満了したので、E-2に引き続きボスを倒すこと無く海域を突破して主作戦完了。ボコボコの状態で艦娘達が頑張ってくれただけ良かったと思うことにする。

E-3突破報酬の鹿島は確かにかわいいが、それで香取を不人気呼ばわりするのはやめろ。
E-4:西方海域戦線 ステビア海
難易度選択:丙(掘り)→乙
ここから拡張作戦。初の夜戦攻撃可能な正規空母、グラーフ・ツェッペリンは今回のイベントでもっとも魅力的な報酬なのだけれど、海域突破ではなくドロップ報酬のため運任せで回数を重ねる必要があるので、ここでどれだけ時間がかかるか予想がつかない。最悪ここで骨を埋める覚悟で丙掘りを開始する。
■ E4(丙)で「Graf Zeppelin」楽々掘り編成をまとめてみた pic.twitter.com/3Yvhw1MXR6
— 天夢 森流彩@2日目 西れ20a 和 (@tenmu_nagomi) 2015, 11月 19
引用したツイートの掘り編成をベースに、水上打撃部隊を2つ用意してローテーション。
<第一艦隊>
(1)鹿島、イタリア、金剛、榛名、千歳、千代田
(2)鹿島、ローマ、比叡、霧島、隼鷹、龍驤
<第二艦隊>
(1)江風、夕張、暁、北上、大井、木曾
(2)朝霜、大淀、ヴェールヌイ、北上(2隻目)、大井(2隻目)、木曾(2隻目)

第二艦隊だけで終了する場所や対潜要員が限られるボス戦など、この艦隊の第一艦隊旗艦はMVPを取りやすく疲労しにくいため、旗艦を加入したばかりの鹿島で固定して育成。第二艦隊の旗艦にはE-5で使用する江風、耐久の関係で比較的大破率の低い朝霜を起用してこちらも育成の足しにする。
雷巡トリオと軽空母の攻撃で敵が壊滅することもありS勝利周回自体は難しくないものの、1周で5戦するので時間がかかり回数を重ねるのはなかなか難しい。11/23(月)に掘り始めたものの週末はたまゆらの映画が控えているし翌週末は休日出勤だしこれは厳しい、などと考えていると、休暇を取った11/27(金)に再開した矢先、通算では37回目でグラーフをドロップ。夏イベの海風掘り122回の再来を覚悟していただけに望外の速さでの獲得となりました。
本来なら掘りの後は甲で攻略して報酬の艦載機「Fw190T改」を入手したかったのだが、情報を再確認すると甲ではそれなりに手間取りそうなことが判明。E-5の掘りは甲・丙どちらがいいかこの時点では判断がつかなかったこともあり、結局E-4は次の海域でどちらの難易度も選択でき、攻略に苦労しない乙を空母機動部隊で突破することにする。

<第一艦隊>
鹿島、翔鶴、瑞鶴、大鳳、加賀、香取

<第二艦隊>
大淀、天津風、叢雲、ビスマルク、大井、北上
攻略にあたってはギミック利用に加え道中支援を投入したこともあり、一切詰まること無く金曜の内にストレートで攻略を完了。乙・丙で相手をする分には潜水棲姫は本当に脆かった。取り巻きのダイソンも余り怖さを感じなかったなあ。
E-5:バニラ湾沖
難易度選択:丙
秋イベント最終海域にして駆逐艦・嵐の掘りマップ。イベント開始当初は丙の方が難易度が高いとのことだったが、設定ミス修正もあってか丙の弱体版PT小鬼は相手にしやすいという情報もあり、両方を試してみた結果丙のPT小鬼は怖くないという結論に至る。道中夜戦でカットインしてこないのほんとありがたい。

<編成>
川内、初霜、江風、叢雲、大井、時雨
ルート固定の川内、江風、時雨は固定として、初霜と叢雲は吹雪や天津風とのローテーション編成。またカットイン狙いの時雨以外の駆逐艦は連撃装備。大井については当初は晴嵐積みの筑摩を2番目に配して雑魚散らしをさせていたのだけど、ボス戦での決定力に心もとなさを感じたため大井に交代、5番目に据える。これと砲撃支援から航空支援への変更、駆逐艦からドラム缶を取っ払ったことによりS勝利率が格段に向上した。とはいえグラーフが37回目で出たなら今度こそ嵐は100回越えるだろう、翌週末は休日出勤だし最悪クリア優先か……と半ば諦めつつ掘りを開始した所

嵐「や!」
まさかの15回目で嵐ドロップ! グラーフの時点で望外の速さだったのだが、これはもはや天のお情けか何かとしか考えられなかった。


この後の攻略については、既に数度試した時点で甲難度攻略する気力は失せていたこともあり、そのまま丙で駆逐水鬼を殴り飛ばしてイベント終了。最後を決めたのは叢雲の連撃でした。
<終わってみて>

前回の夏イベでもっとも話題を呼んだのが、E-7ボスである防空棲姫を倒すためにほとんど必須と言える「ギミック」の存在でした。活用することなしには装甲が硬過ぎ、針の穴を通すような練度と幸運に頼らなければならない。かつ、24時にリセットされる。「倒せないかもしれない」というプレッシャーは結構な数の提督にとって恐怖の記憶として残ったのではないかと思います。ことその点についてだけ見れば、今回のイベントは遥かに楽なものでした。
ギミックのリセット時刻が24時ではなく5時になったことで夜更かししての攻略はやりやすくなりましたし、今回のボスである駆逐水鬼自体も防空棲姫に比べれば遥かに倒しやすい(もちろん、戦艦や空母を投入できない水雷戦隊で挑むのだから同じ硬さでは困る)。耐久力ではなく回避で提督を苛つかせるPT小鬼の存在もありましたが、それでもE-5は掘りマップとして認知されるほどに攻略はたやすい(まあ丙でやった僕が言うのもなんだけど)。E-5まで来て「倒せないかもしれない」というプレッシャーに苛まれた提督は、イベント開始1週間程度より後にはほとんどいないのではないかと思います。
ただ、その難易度が夏イベントが抱えていたもう1つの問題を浮き彫りにしている。そう、ドロップ艦の掘りです。おおざっぱに言って、100周しても2割の人は新規の艦娘を獲得することができないというのが夏イベの瑞穂掘り、海風掘り、風雲掘り。2連続でそこにはまってしまったらもう、攻略のスケジュールは一気にガタガタになってしまう。今回は新規の艦娘をコンプしたい場合はグラーフと嵐(嵐はA勝利で入手可)を掘り当てる必要があり、かつイベント期間は(当初の予定では)夏の半分の2週間しかない。夏に比べてまとまった休みを用意しにくい期間でもあるため、「掘れないかもしれない」プレッシャーは前回以上に強かったという提督も多いのではないでしょうか。僕もちょうど休日出勤の時期に重なったため、正直今回はコンプできないことを覚悟してのイベント挑戦となりました(ブログ更新も時間が取れない一因ではあるが、これは自業自得)。幸いにして今回は少ない周回でグラーフと嵐をドロップできたわけですが、どちらか1隻でも↑の2割と同様の状態になっていたら……と思うとゾッとしません。
「倒せない」ことは自分の鎮守府の練度や戦略の問題を振り返り、反省材料とすることができます。けれど「掘れない」ことは、安定した周回編成を得た後は本当に運の問題でしかない。「倒せない」に比べて「掘れない」ことは圧倒的にドラマを生み出しにくく、そして提督を疲弊させる。今回のイベントは前回の反省である難易度を楽にしたがゆえに攻略よりも掘りに提督の目を向けさせ、「掘りって疲れるものだ」と認識させてしまったのではないか、と思います。
もちろん艦これは艦娘を入手する機会を1度に限っていないゲームですから、初登場のイベントで逃しても次のイベントでドロップする可能性は残っている。けれどそれって、「100回やっても出ない可能性のある掘りを次のイベントで追加でやらないと入手できない」という、いわば時間的な負債なのですよねえ。
とはいえ夏イベントの難易度に関する不満は反映されたわけですし、今度は運営が目にする不満もドロップ関連が中心になるのではないかと思います。どうにか次回のイベントではこの点を解決してくれますよう……


しかし今回初登場の艦娘の1人である嵐、朝霜や江風のような元気っ娘を想像していたら、それよりも精神年齢が高い感じで驚きつつも素敵。木曾や天龍のような「まるで劇画」ってタイプではなく、自然な成長をしているというか。僚艦の萩風ともども嫁艦の時雨ちゃんと縁の深い艦娘ということもあり、これまた縁のある江風と交えてどんな会話をしているんだろう……と考えるとそれだけで嬉しくなります。良かったね、時雨ちゃん。
限られた時間の中、新艦コンプという僕にとっての最大の戦果を挙げてくれた我が鎮守府の艦娘達に今回も感謝します。お疲れ様でした!
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