ただもんじゃねえな/うしおととら25話感想 


 見切り品で合わせ調味料を安く買えたと思ったら、普段買わない片栗粉が材料に入ってたでござる。片栗粉無しで済まそうかとも思ったが結局買ってしまったので、他の料理で使いきらないと……



うしおととら 第25話「H・A・M・M・R~ハマー機関~」
©藤田和日郎・小学館/うしおととら製作委員会
151219_04.jpg
151219_05.jpg
 いつものように麻子と登校していたうしおは、突如黒尽くめの男達に襲撃を受ける。さらわれてしまった彼の前に現れた研究者らしき人間は、自らを「ハマー機関」と名乗り……
 未知へと踏み込む科学、その示すものは。第25話。キリオ編での西洋魔道を経て科学、というのが順を追っていて受け入れやすい。キルリアン連呼してるがなんでもそれで解明できるわけではなく、霊的磁場とやらの一指標に過ぎないわけだし。
 今回面白いのは、科学的なアプローチを獣の槍に試みることによるミスマッチ。ハマー機関の研究者達は獣の槍をあくまで兵器として、金属の組み合わさった物体として扱い分析するわけですが、獣の槍はそんな単純なものではなく「思いが込められた」どころか「人そのもの」であることは以前の話で示されてきたことで。故に獣の槍を「モノ」として扱うことは「人の心に土足で踏み込む」ことに他ならない。うしお視点としては拉致に始まるハマー機関の礼を失した行為の到達点としてこの獣の槍の分析があり、だからこそ彼は激昂を通り越して涙する。この「怒りで涙する」というのがうしおの感受性と彼と獣の槍の関係性を如実に示していて印象的。

 同時に、そうしたハマー機関の行為の酷さをうしおの代わりに分かりやすく見て怒ってくれているのが麻子なわけですが、その姿はまるで主人公のようで間接的にうしおとの相性の良さを感じさせて面白い。鍵を失くした子供の自転車を持って行ってあげた話やバルちゃんへの対応などを見ると、もし彼女がうしおの立場になっていたなら、あちこちで女の子を惚れさせていくうしおよろしく各地でショタどもを虜にしていった気がしてならないw 自転車と何故かついでに子供まで担いでいく想像シーンなんて、目つきも同様のシーンのうしおチックですしね。と言ってうしおそのものではないから、直後には彼に髪を切った事を気付いてもらえて頬を染めたりする。改めて、麻子に小松未可子って本当によく合ったキャスティングだなあ……さてさて、次回をもって続きは春までお預け。一旦の終わりはどんなものになるのでしょう。

151219_06.jpg
151219_07.jpg
151219_08.jpg
 ああもうほんと眼福。

関連:
うしおととら 感想リスト

うしおととら 第1話「うしおとらとであうの縁」
うしおととら 第2話「石喰い」
うしおととら 第3話「絵に棲む鬼」
うしおととら 第4話「とら街へゆく」
うしおととら 第5話「符咒師 鏢」
うしおととら 第6話「あやかしの海」
うしおととら 第7話「伝承」
うしおととら 第8話「ヤツは空にいる」
うしおととら 第9話「風狂い」
うしおととら 第10話「童のいる家」
うしおととら 第11話「一撃の鏡」
うしおととら 第12話「遠野妖怪戦道行~其の壱~」
うしおととら 第13話「遠野妖怪戦道行~其の弐~」
うしおととら 第14話「婢妖追跡~伝承者」
うしおととら 第15話「追撃の交差~伝承者」
うしおととら 第16話「変貌」
うしおととら 第17話「カムイコタンへ」
うしおととら 第18話「復活~そしてついに」
うしおととら 第19話「時逆の妖」
うしおととら 第20話「妖、帰還す」
うしおととら 第21話「四人目のキリオ」
うしおととら 第22話「激召~獣の槍破壊のこと」
うしおととら 第23話「永劫の孤独」
うしおととら 第24話「愚か者は宴に集う」


にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村

【言及】
http://seeing04.blog39.fc2.com/blog-entry-5800.html
http://yaplog.jp/tiwaha/archive/1281
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-4302.html
http://tarasite.blog.fc2.com/blog-entry-1416.html
  このエントリーをはてなブックマークに追加

Posted on 2015/12/19 Sat. 16:43 [edit]

CM: 2
TB: 3

top △

« 君の運命となる/蒼穹のファフナー EXODUS25話感想  |  不思議なソメラちゃん11話感想 »

コメント

小松未可子さんの麻子は絶妙なキャスティング、同感です(^^)
最初に配役を聞いた時からハマリ役を確信していましたが、現実は期待以上♪

西洋魔術のワンクッションで段階を踏んでいるから科学の異質感にあまり抵抗を感じない、というのは自分も原作を読んでいて感じました。
登場直後は「何だコイツら」って思いましたがw

>眼福
肌色がまぶしい!

tara #BjZB.8K6 | URL | 2015/12/26 02:32 * edit *

>taraさん

>最初に配役を聞いた時からハマリ役を確信していましたが、現実は期待以上♪
 ボーイッシュさを感じさせる所のある声質が、気の置けない幼なじみとしての距離感にぴったりですよね。ヒロインとしてほんとに魅力的。

>西洋魔術のワンクッションで段階を踏んでいるから科学の異質感にあまり抵抗を感じない、というのは自分も原作を読んでいて感じました。
>登場直後は「何だコイツら」って思いましたがw
 いきなり拉致しに来るんだから無茶ですよねw 人間と妖怪の関係性の変化の描き方としても、ちゃんと順を追ってるのだなと思います。

>肌色がまぶしい!
 藤田和日郎作品はサービスの思い切りがいいですよねーw

闇鍋はにわ #dvQckJnQ | URL | 2015/12/26 14:20 * edit *

top △

コメントの投稿

Secret

top △

トラックバック

トラックバックURL
→http://craft89.blog105.fc2.com/tb.php/1624-8d815a7f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

うしおととら 第弐拾伍話「H・A・M・M・R~ハマー機関~」感想

これが科学の力だ! ……『役に立たない』が服を着て歩いているようだ。 ある意味妖より厄介。 以下ネタバレあり

こう観やがってます | 2015/12/19 23:31

うしおととら 第25話 「H・A・M・M・R~ハマー機関~」 感想

いろいろとカットされていますが、面白いですね。 燃えてきます。 とらと喧嘩を繰り広げるいつもの朝、そして麻子と学校に通う いつもの日常を迎える筈だった潮。 しかし、突如としてHAMMR(ハマー)機関と呼ばれた謎の組織が その日常を破壊する。 容赦無い彼らのやり方はあっという間に潮の手足の自由を奪う。 麻子の自慢の空手も歯が立たない。 そしてキルリアン振動機という対妖怪用の...

ひえんきゃく | 2015/12/22 01:12

アニメ感想 『うしおととら』第弐拾伍話「H・A・M・M・R~ハマー機関~」

『うしおととら』の第2クールも残り2話。 話数だけで見ると悪くないペースで進んでいますが、この先は全編クライマックスな超濃密展開。果たして1クールで収まるのか… ともあれ、ハマー機関登場の第25話です。 前回は真由子のターンでしたが、今度は麻子の番♪

たらさいと | 2015/12/26 02:07

top △

2017-08