大した歓迎だな/ドラゴンボール超28話感想
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この時を半年待ったのだ。
ドラゴンボール超 第28話「第6宇宙の破壊神 その名はシャンパ」
© バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション



フリーザを地獄に叩き返し、再びウイスの下で修行に励む悟空とベジータ。そんなある日、ビルスの星を訪れるものが……
新章突入、第28話。ようやく映画の再アニメ化ではない完全新作ストーリーになったわけだけど、シャンパの本格的なキャラクター紹介を通して2つの宇宙の相似関係を説明する流れが楽しい。シャンパの自侭な性格はビルスとそっくりなのですが、彼の場合はその意識が多分にビルスに向けられているので話が進まないということはなく、一方でヴァドスとのやりとりがあるのでただビルスに突っかかるだけのキャラにもなっていません。そしてビルスに突っかかる、ということが2つの宇宙及びビルスとシャンパの相似性にも繋がっています。双子で生まれを同じくする者ならば、あちらこちら比べて自分が上だと思いたくなるのは自然なこと。
そして、画面上で最初にビルスとシャンパが競うのがビルスも大好きな料理に関して、というのが本シリーズにおける2人の立ち位置として分かりやすい。これが腕っ節の強さとなるとわざわざ人間を5人集めて団体戦なんてやる必要がないのですね。悟空が絡むまでもなく、2人で勝手に殴り合いを始めて終わってしまう。それをさせないための強さ以外の食べ物という競争事項だし、2人が戦えば性質として宇宙が消滅してしまうという設定。今回ビルスとシャンバのいさかいが卓上での殴りあいに留まり、足元で何かよく分からない崩壊が始まる……というのは、どっちが強いかという以前の問題として戦っちゃいけないというのがとても理解しやすかったです。もちろん、今後の悟空たちの戦いの表現を制限したりショボく見せない効果もある。
その料理対決がゆで卵とカップ麺の対決というのもまたセレクトがいいですね。シャンパ側の料理が僕らには全く想像できないものであると指標にしにくいのですが、「どうということもないゆで卵」であれば珍しくもない。そしてカップ麺の負け役にされてもそこまで違和感はありません(一応フォローしておくと、最近ではコンビニで上質さがウリのゆで卵なんかも売ってるようです。ちょっと食べてみたいぞ!)。 またカップ麺は一度ウイスを唸らせているので物語的な説得力があるし、「思わずスープを完飲しちゃう」という美味しさを隠せない行動をシャンパに取らせるのにも一役買っています。ついでに言えば思わず飲んじゃうからその体型なんだよシャンパ!って話にもなりますしwww 誰でも味を想像できる食べ物で勝負するためのセレクトとしては納得の選出だったのではないでしょうか。
それにしても団体戦、それも勝ち抜き戦か。バトル漫画のテンプレートの1つですが、ドラゴンボールでは珍しい展開ですよね。占いババのところでの戦い以来でしょうか。キービジュアルでメンバーは既に分かっているわけですが、一つの試合にどれだけ時間をかけてどう盛り上げていくんでしょう。まずは次回のメンバー発表で両陣営のキャラ立てを期待したいところ。
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