つくづく能のないことだ!/ブブキ・ブランキ7話感想
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書けたので今日も(ry できれば契約を一時的に解除するという黄金達にとって「苦しい瞬間」は描いて欲しかったところ。
ブブキ・ブランキ 第7話「首なし巨人」
©Quadrangle / BBKBRNK Partners



首無しブランキと対峙した東達は王舞を呼び出すが、倒すどころか逆にあっさりと敗北してしまう。首無しブランキには礼央子の炎帝ですら苦戦を強いられ……見せつけられた力と覚悟の差、第7話。
今回は眠り姫と化していた礼央子が再び裏主人公としての貫禄を見せつける回だったわけですが、一方で本来主人公の東がいつも以上に目立たないのでどうにもバランスの悪い印象が否めない。冒頭の王舞召喚や攻撃からして本意じゃないのがありありと見えるのだけど、じゃあ彼が何を考えていたのかというのがどうも感じ取れなかったのですよね。今回の首無しブランキがかつて宝島で汀が撃退したブランキである事に東は気付くわけですが、そこから彼が何を考えたのかが見えてこない。
見えてこない上に王舞を倒されてしまった後、彼は「追いかけてから考える」と無計画にもう一度ブランキを追う。そうせずにいられない衝動が何なのかという事も描かれないし、ラストの再起にしてもやっぱり「とりあえず行ってみる」と同じことを繰り返す。礼央子や四天王が何かの意図を持って行動しているのが明白なのに比べると悪い意味で対照的で、もはやブブキを思いやる優等生的主人公からすら離れて感じられます。いや、礼央子に王舞の手足を貸すことを決めるのは絶美の言う所の滅私に当たるのか……? とは言え、東が礼央子に対して抱いている感情って柊に比べてずっと弱く思えるし、彼の目的が母と再会することである以上、礼央子に「これが国を守るということだ」と言われても教導するポイントがズレているようにしか思えないのだよなあ。手足と違って東の心臓のブブキは礼央子に貸すわけでもないし。
あ、ダメージフィードバックを利用して礼央子に流血させることで、炎帝を傷つけることなく彼女の苛烈さを表現しているのは良かったです。ヘッドバットという戦い方と言い、ふんぞり返ってるラスボスではないのが今回も確認できた。
さて、ブブキ戦も首無しブランキ戦も終り、どこに留学してたんだと言いたくなる格好の薫子が再登場して。ここからは一体何が東達に立ち塞がるのでしょうね。
関連:
ブブキ・ブランキ 感想リスト
ブブキ・ブランキ 第1話「魔女の息子」
ブブキ・ブランキ 第2話「炎の巨人」
ブブキ・ブランキ 第3話「心臓と手足」
ブブキ・ブランキ 第4話「右手と拳銃」
ブブキ・ブランキ 第5話「剣と指輪」
ブブキ・ブランキ 第6話「灰色の宝石」

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