なんなんだこの生物/ブブキ・ブランキ8話感想
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告知の通り、日曜のドラゴンボール超以後の感想が所用で遅れます。すみません。
ブブキ・ブランキ 第8話「止まった心臓」
©Quadrangle / BBKBRNK Partners


宝島を目指し旅を続ける東達だが、列車の進路上に現れた男を危うく轢きそうになってしまう。騒がしいほどに陽気なこの男の正体とは……
ブブキ使い咲き乱れる第8話。のっけからエピゾという、ノリがこれまでと全く異質なキャラを東達の中に放り込むことで空気を一変させているのが印象的。チアガールをけなされて激怒するファラーは四天王のキャラ付けの延長線から遠くないし、ブラコンのリュドミラとジアーナの姉妹は分かりやすく変態なのだが、エピゾのバカっぷりは本作のこれまでのキャラからは参照できない要素です。彼にドン引きする木乃亜と黄金の描き方といった美術面や演出方法も合わせて、面白いかどうかは人によるだろうけど独自の雰囲気は確実にできあがっている。エピゾのいかにもメリケンイケメンな顔立ちと寸胴短足の組み合わせもCGアニメという手法にマッチしたデザインであるように思います。いいリーダーなんだなと東に直接解説させちゃうのはともかく、基本的に戦闘能力を持てない心臓のブブキ使いの方向性としてはとても分かりやすい(対照的にロシアのマクシムは心臓兼頭脳である)。
ただこうしたエピゾや姉妹の強烈なキャラクター性も作用するのはあくまで彼らが主役でいられる時間だけで、東達と一緒になると途端にこれまでの雰囲気に飲み込まれてしまう。柊と戦うリュイスとワグルラが真面目キャラとヒャッハーさんなのもあいまって、雰囲気の移行や調和はお世辞にも上手くできてはいなかったように思います。四天王サイドに比べるとキャラ立ちが弱い主人公サイド、というのが新キャラによって補強されてしまった感があってなおのこともどかしい。
もっとも今回出てきたアメリカ、ロシアの2チームもブランキは動かせず、ラスボスに踊り出るようなキャラには見えないので今後の展開の幅は広まったかな。心臓が動かないのは礼央子に圧倒的な強さと覚悟を見せつけられて精神的に壁にぶつかったから、と推測するには正直東の感情の変化が乏しく思うのだけど、まあ再起劇がどんなものなのか待ちたいところ。



一瞬Happy Tree Friendsを連想したが、コマ送りするとむしろ実に漫画表現だった。
関連:
ブブキ・ブランキ 感想リスト
ブブキ・ブランキ 第1話「魔女の息子」
ブブキ・ブランキ 第2話「炎の巨人」
ブブキ・ブランキ 第3話「心臓と手足」
ブブキ・ブランキ 第4話「右手と拳銃」
ブブキ・ブランキ 第5話「剣と指輪」
ブブキ・ブランキ 第6話「灰色の宝石」
ブブキ・ブランキ 第7話「首なし巨人」

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