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ここから出て行け/機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 3話感想


 宇宙世紀にも「変身」という概念はあるのかw



機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第3話「それはガンダムと呼ばれた」
©創通・サンライズ
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 コロニー内で始まった戦争は激しさを増す。バナージはオードリーを助けようと舞い戻るが……ユニコーン、起動の第3話。
 各所に配された「大人」と「子供」の対比がバナージの純粋性を引き立てているのが心地よい。前回語られた宇宙世紀の戦争の歴史はバナージ自身にも降りかかり、彼は工専の友人達を突然に失う。工業コロニー・インダストリアル7が侵略されたのではなく、戦闘の舞台として「巻き込まれた」のであるが故に、彼らの死は本当に無下なものになる。悲しみのスタートラインの時点で、バナージにとって連邦とジオンのどちらが敵かという天秤は失われているわけです。この辺り、ユニコーンガンダムが連邦ともジオンとも違う勢力であるビスト財団にあったものだという部分が効いてるな。
 それを起点とするがゆえに、バナージは連邦やジオンにではなく人の死そのものに憤ることができる。悲しむことができる。それは主義主張がどうの利益がどうのという大人の理屈から離れた、純粋な、子供じみた怒りや悲しみです。それはカーディアスに問われた時も変わらないことで、彼にはオードリーが背負ったものに対する自信や覚悟があるわけではなく、ただ「必要とされたい」という思いだけで突っ走る。遠くではなく、ただオードリーだけを見ている。
 そういう彼であるからこそ、クシャトリヤへの行動が「押し出し」であり「ここから出て行け」と叫ぶのはとても必然的に感じられました。バナージは憎悪に燃えているわけじゃない、相手を殺したいわけじゃない。ただ、人に人らしい死を迎えて欲しいだけなのです。
 こんな具合にバナージの子供としての立場を押し出した後、フル・フロンタルが大人としての自己主張をするのは宿敵としての未来図が分かりやすかったなあ。

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 こうした大人と子供の対比の一貫として気になったのは、ジンネマンとバナージが遭遇した際、ジンネマンが投げ捨てた拳銃が直後、カーディアスから取り上げられた拳銃と重なる演出。ジンネマンは「子供はいい」と部下を制止して銃を放り投げるわけですが、場面を変えて重なった拳銃でアルベルトという男は「大人」であるカーディアスを撃つ。これはアルベルトが「子供」であることを示唆しているとでも解釈すればいいのかしらん。アルベルトとカーディアスの関係は微妙に漏れ聞いているのですが、まあこの辺りは今後の展開で判断するべきところかな。

 さて、少年の乗った機体は伝説のMSへと変身し、正に白い悪魔としてクシャトリヤに深手を追わせるその動きにはどうも彼の意思は介在していないらしい。果たして彼はこれまでのように白い悪魔=撃墜王に当てはめられるのか、それとも内なる可能性でもってそれを乗り越えるのか。次回を待ちたいと思います。

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