赤い彗星だ/機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 4話感想
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ハサン先生まだネェル・アーガマ乗ってるのかw
機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第4話「フル・フロンタル追撃」
©創通・サンライズ



ユニコーンガンダムを収容したロンド・ベルは、乗っていたのが少年であることに驚愕する。その艦、ネェル・アーガマには連邦の特殊部隊エコーズや、アナハイムのアルベルトといった人間も乗り込んでおり……シャアの亡霊、第4話。
連邦と袖付き双方の抱える内部事情を見せる回と言った感じなのだけど、特にバナージに接したり言及する連邦側で対比が作られているのが印象的。
エコーズの司令でもあるダグザは目を覚ましたばかりのバナージを「極刑も適用されうる」と脅しつけて事情を聴取しようとする。一方、いかにも青年兵士といった感じのリディは「休んでいてくれ」とバナージを労る。ここだけ見るとダグザは冷たい人間、リディはいい奴に思えるのだけど、ダグザは任務が関係ないところではオードリーにノーマルスーツを着て避難するよう促しているし、リディはバナージを労った直後に「あんな子供がガンダムに?」 と嫉妬めいた表情をしている。そこからすれば、ダグザは軍人として自分を徹底的に律する人間であり、リディは先の戦いで生き残った理由を諭される姿にも描かれるように、自分の中にあるものを未だ御し切れていないようにも受け取れる。オードリーの正体に気付くかどうかという違いも含めて、バナージに対する態度が現在の状態を継続するわけではないということなのかな……と感じました。そんな中、軍人サイドだけど「バナージに助けられた」という一点を正確に見つめるミヒロさんて良心的よね。
戦闘シーンの方はフル・フロンタルが「シャア的ポジション」ではなく「シャアの亡霊」であることを、多少ガンダムかじったレベルでも分かるように表現しまくっているのがニヤニヤさせつつも格好良い。さすがにこの場で戦艦5隻落とさせるわけにもいかないので、過去に2隻落としたことにしつつネェル・アーガマはラプラスの箱があるからと理由つけて撃沈ではなく無力化させてるのがまたいいですね。落とすよりもずっと難しい。第一次ネオ・ジオン抗争でガンダム・チームの母艦となった経歴で箔付けされたネェル・アーガマが、敵の罠にハマったとはいえ今週砲撃して存在感を出していた主砲やカタパルトデッキをあっさり大破させられる様はなかなか衝撃的でした。
さてさて、次回はいよいよユニコーンガンダムとシナンジュの戦闘のようですが、亡霊はユニコーンの性能に何を見出すのか。バナージの立ち位置も含めて気になるところです。しかしナレで早々にオードリーがミネバって明かしちゃうのはどうなのよ。そりゃもうバレバレではあるんだけどさ。
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