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お願いがあります/うしおととら32話感想


 そういえば日本が沈没する云々はどうなった。

>拍手返信:と~しきさん
 昔は流の気持ちが分からなかったけど今は……とアニメを機会に捉え直している方もいるようですし、胸の中に入れて時折思い出して、見つめなおしていったらいいのではないかなと思います。そういう長い付き合いができる作品て貴重ですしね

>拍手返信:雪光さん
 多少お力になれたようで何よりです。風の音が聞こえる、というところは個人的にはもっと煮詰めたい部分ですねー……ここは特に感覚が追いついてないと思った部分なので。原作を読んだ時、そして20年後にもし再読したらどう感じているかというのは僕としても興味のあるところです。ただまあ、積みコミックどっさりなのでどのタイミングで読むか考えなきゃいけないのですが(;´∀`)




うしおととら 第32話「母」
©藤田和日郎・小学館/うしおととら製作委員会
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 悟朗と赤羽の助力により、なんとか岩柱へたどり着いたうしお。長いこと会えなかった母に、文句の1つも言いたいと思っていたうしおだったが……
 再会の時、再戦の時、決戦の時。第32話。うしおと須磨子の労苦や経験を相対させ、2人の願うささやかな幸せに愛おしさを感じさせる作りが切ない。
 須磨子はうしおの額の傷に心を痛め、うしおはこんなのなんでもないと他の傷を見せるわけですが、そこで語られるのが妖怪との戦いの傷も親子喧嘩や日常生活の傷も一緒くたというのが実にうしおらしい。流が眩しくて仕方なくなるくらいいっつも本気で生きてきた彼にとっては、妖怪と戦うのも工作で作った怪獣を犬から取り返すのも同じくらい本気の出来事なのでしょうね。だからうしおの言葉は須磨子にとって「怪我なんてなんでもない」と言ってくれる救いであると同時に、「妖怪やそれ以上の化物と関わることなんてなんでもない」と言ってくれる救いでもあり、更には息子がそんなにまっすぐ育ったという幸せでもあるわけです。

 で、うしおの色んな意味での歴戦の傷に相対するのが須磨子に積もり積もった埃なわけですが、それが当然と言えば当然ながら「頭に積もっている」というのがまた素晴らしい。須磨子がうしおの傷に心を傷めたようにうしおは須磨子の埃に心を痛め、うしおは埃を払うわけですが、それは頭に積もっていれば必然「頭を撫でる」ことになり、須磨子をいたわることになる。だから須磨子は埃を払われてハッとするのです。自分がしたいのは謝ることじゃなく、いたわることなんだなと。同時に、自分は母でいていいんだなと。そういう万感の思いを、親子の単純な動作に託せるのがこの作品を情感あふれるものにしている理由だよなあ……

 もちろん再会は最後の激闘の始まりであるわけで、再び会えて良かったメデタシメデタシというわけにはいかない。白面の者は「万感の思い」を生み出すような2人にとって長い長い時間を「短い付き合い」と語り、潜水艦をその前に放たれた魚雷のように見えるくらい玩具のように扱い、妖怪怪獣大決戦を繰り広げた東西の妖怪集合体(なんと呼べばいいんだろうか、これはw)を人形のように串刺しにする。うしおととらが絶句するところだけでなく、様々な点で最後の敵としてのスケール感にあふれた復活劇であったな、と思います。さてさて、次回も衝撃的な副題ですが……

関連:
うしおととら リスト

うしおととら 第1話「うしおとらとであうの縁」
うしおととら 第2話「石喰い」
うしおととら 第3話「絵に棲む鬼」
うしおととら 第4話「とら街へゆく」
うしおととら 第5話「符咒師 鏢」
うしおととら 第6話「あやかしの海」
うしおととら 第7話「伝承」
うしおととら 第8話「ヤツは空にいる」
うしおととら 第9話「風狂い」
うしおととら 第10話「童のいる家」
うしおととら 第11話「一撃の鏡」
うしおととら 第12話「遠野妖怪戦道行~其の壱~」
うしおととら 第13話「遠野妖怪戦道行~其の弐~」
うしおととら 第14話「婢妖追跡~伝承者」
うしおととら 第15話「追撃の交差~伝承者」
うしおととら 第16話「変貌」
うしおととら 第17話「カムイコタンへ」
うしおととら 第18話「復活~そしてついに」
うしおととら 第19話「時逆の妖」
うしおととら 第20話「妖、帰還す」
うしおととら 第21話「四人目のキリオ」
うしおととら 第22話「激召~獣の槍破壊のこと」
うしおととら 第23話「永劫の孤独」
うしおととら 第24話「愚か者は宴に集う」
うしおととら 第25話「H・A・M・M・R~ハマー機関~」
うしおととら 第26話(最終回)「TATARI BREAKER」
うしおととら 第27話「風が吹く」
うしおととら 第28話「もうこぼさない」
うしおととら 第29話「三日月の夜」
うしおととら 第30話「不帰の旅」
うしおととら 第31話「混沌の海へ」


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  • 第参拾弐話 母 吾郎のウンディーネで岩柱に接近する。しかし白面の者の妖気が激しくなり接近は容易ではない。キルリアン振動機を全潜水艦に装着する。潮を信じる吾郎は初めて赤羽に送り届けたいと頼みごとをする。白面の者は岩柱よりも大きく不気味だった。岩柱に到着した潮。 資格を無いのを承知で幾度と無く母と呼ばれる夢を見たことか。蒼月須磨子は潮の到着を喜び、謝罪する。ほんの短い間しか育てることが出来ず母ら...
  • 2016.05.08 (Sun) 00:32 | ぬる~くまったりと
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  •  うしおととら 第32話 「母」 感想
  • 結界が破られた際のあのニヤリとした笑み。 白面の者が復活した際の絶望感が凄かった。 やっぱりラスボスはこのぐらい絶望感がないと。 潮は白面の者の策略から母・須磨子を救い出すため、 海底にある大きな岩柱へと向かう。 その洞の中で、強大な白面を目の前に、結界を 張り続けている須磨子。 “うしお”と優しく名を呼ぶ須磨子。 温かい家族の時間が流れる。 突然、二人の間を引き裂くよ...
  • 2016.05.10 (Tue) 00:44 | ひえんきゃく