戦傷の内に入らん/クロムクロ6話感想
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正直今回はどう感想書いていいか悩む。
クロムクロ 第6話「神通の川原に舞う」
©クロムクロ製作委員会



富山きときと空港に再び現れたイエロークラブ。随伴のヘッドレスは剣之介達のクロムクロを囲むような動きを見せ……
激闘、第6話。今回は人じゃなくロボが喋ると言わんばかりに各機の自己主張が激しい。相変わらずの剣戟に加えて腕の仕込み武器を見せるクロムクロ、それぞれ異なる戦い方をするGAUS、欠損した腕を背中の装備で補うイエロークラブ、立会人かと思いきやクロムクロを捕獲に入るヘッドレス……特にイエロークラブの左腕と見紛う背中の腕は異形さのアピールに加えて刀の出番を減らす効果があり、非人間的な見せ方に一役買っていたように思います。初戦だと刀vs刀だったのが今回は刀vsマジックハンドだものw たびたび画面外から伸びてくるのは映像的にもリーチが生きていました。
ヘッドレスの行動は人間に先入観を与えたりそれを裏切るものだったわけである一方、そういう「思惑」を感じさせるものはそれ自体がもう人間的であり、故に中に人が乗っているのも驚きはない……わけですが、むしろ中身がベタベタなことに驚きだよ! 辺境矯正官とか西洋騎士鎧とか! 地球を辺境とする宇宙人、侍と騎士(東洋と西洋)、巨大ロボットと宇宙人……と定番の組み合わせの筈なのだが、それらが一緒になっていることで珍妙に見えてくるから困る。宇宙からやってきた相手と戦い、味方は国連で国際色豊かという状況で敵が西洋騎士なのはなんとも窮屈だ。乗ってるロボットも剣じゃなくて刀使ってるし。
……というわけで、敵の正体に関しては非常に困惑しております。はてさて、一体どう整合性と盛り上がりを作っていくんだろう……?
ところで今回は剣之介と由希奈のやりとりが少なかったのが正直不満ではあるのですが、戦いの中で由希奈が「剣之介さん」でも「ケン」でもなく「剣之介」と呼んでいるのは状況的な距離感が感じられていいですね。さん付けするほど当初のように彼を恐れたりしているのではなく、と言ってあだ名で馴れ馴れしくするにはこの戦場は怖すぎる。戦い終わって次回、由希奈は剣之介をなんと呼ぶのでしょう。
関連:
クロムクロ 感想リスト
クロムクロ 第1話「鬼の降る空」
クロムクロ 第2話「黒き骸は目覚めた」
クロムクロ 第3話「城跡に時は還らず」
クロムクロ 第4話「異国の味に己が境遇を知る」
クロムクロ 第5話「学び舎に来た男」

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