やっぱり夢だったのかな/クロムクロ10話感想
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スマホいい加減買い換えようかしらん。
クロムクロ 第10話「不遜な虜」
©クロムクロ製作委員会


自ら敵の虜となったフスナーニ。その意図するところは。そして、彼に見覚えがあるという剣之介の言葉の意味は……? 謎めく敵の姿、第10話。
今回は謎の渦中へ切り込んでゆくにあたって、様々な「夢物語」を重ねる展開が面白い。そのように直接形容されるのは由希奈の山中での経験だけですが、作中にはいくつもの夢物語が描かれています。例えば赤城は自分が天才パイロットだという夢物語に酔っているし、茉莉奈先生の中では剣之介が恋に悩んでいるという夢物語ができあがっている。国連の人達は「手錠で拘束すれば安心」「ロングアームは行動不能になった」という夢物語に囚われて危機を招く。他にも「エフィドルグ」というのが単なる勢力名だという予想が否定されたり、国連職員に囲まれた剣之介は「何かやったせいか」と考えるなど、この10話から様々な夢物語=思い込みを見出すことができます。
そしてフスナーニはグロングルの纏い手が先遣隊を裏切った人間なのではないかという夢物語を視野に入れながら行動を起こしているし、剣之介はフスナーニの顔に見覚えがあるのが夢物語なのか気にかかり、国連の人々は剣之介の言葉が夢物語なのではないかという疑念を改めて持ち始めている。どだい、姫が死んだということだって剣之介の夢物語である可能性は否定出来ないし、あるいは剣之介の認識が全て正しいというのことだって視聴者の抱く夢物語なのかもしれません。いやはや、450年前の鬼と現代のエフィドルグの装束が全然違うのはホントいったいどういうわけなんだ……次回の副題は「闇に臥したる真」ということで、こうした謎に1歩踏み込んだお話が見られそうです。

しかし腰部分の鎧と刀つけるだけで、検査着が途端に侍装束っぽく見えるんだから面白いな。これも一種の夢物語か。あとさりげでもなく由希奈の後ろ姿もかわいい。
関連:
クロムクロ 感想リスト
クロムクロ 第1話「鬼の降る空」
クロムクロ 第2話「黒き骸は目覚めた」
クロムクロ 第3話「城跡に時は還らず」
クロムクロ 第4話「異国の味に己が境遇を知る」
クロムクロ 第5話「学び舎に来た男」
クロムクロ 第6話「神通の川原に舞う」
クロムクロ 第7話「東雲に消ゆ」
クロムクロ 第8話「黒鷲の城」
クロムクロ 第9話「岩屋に鬼が嗤う」

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