ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない アニメ・原作比較感想第11話後編 


 感想前編では拾えなかった原作との差異をピックアップ。



ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第11話「レッド・ホット・チリ・ペッパー その1」
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険DU製作委員会

<カットインによるリアクション>
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 撃墜されてしまったSTGの画面の前に仗助の顔をカットイン。「何かを見て驚く」というシーンが多いためか、今回はこの演出が多用されています。家にレッチリが潜入してたのを聞いた時の仗助、レッチリがバイクのバッテリーに潜んでいたのを知った時の承太郎達、瀕死じゃないかもしれないとブラフをかます時のレッチリetc。漫画の2コマを繋げる感じというか、ジョジョと相性いいんですねこの演出。

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 更にそこから派生して、声に気付いた仗助の瞳を使ってレッチリの画面にいる/いないを切り替えるのはインパクト大でグッド。


<絵は口程にものを言う>
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仗助(億泰の兄貴 形兆を襲ったスタンド! 電気の中を通るスタンド! 弓と矢を奪った野郎! コソコソしてムカつく野郎!)
 こちらは逆に原作での台詞を代替する動画を背景に突っ込むという手法で描写時間を短縮。途中で出てきたり(サーフィス編)と原作ほど記憶が薄れていないので、わざわざ台詞で説明しなくても十分伝わりますね。


<レッチリの本気>
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レッチリ(反省した…チト イイ気になりすぎて こいつをみくびっていたよ)
 原作では仗助のラッシュを「切って落として腹パン」という感じだったのが、回避した後顔に1発、腹に1発という描写に変更。原作はパワーとキレ、アニメはスピードが強調されている感じでしょうか。


<日常を守るために>
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仗助「何でもねーったらよーーっ」
 前編の感想で書いたように、部屋を修復する経過をアニメでは可視化。あごに手をやる描写と合わせて仗助の平静を装う様子が見て取れます。


<いつもの億泰>
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億泰「虫に刺されちまったじゃんかよ~」
 億泰の虫刺され関連の台詞は1番最初に前倒しされ、ノンキぶり&その後とのギャップが原作よりも強調。また、バイクが彼の後ろになることで自然と視聴者の目を引くようになっています。全体に今回、その後のためにバイクの存在を視聴者に認知させるカットが多いですね。


<いつもと違う顔をのぞかせる億泰>
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億泰「あらわれたのか?」
 レッチリの名前を聞いて億泰が樹の枝を折る場面は、枝で自分の目を突き刺さんばかりだった向きを安全に。一方で指ではなく枝で仗助を指し、より外部に向けて剣呑な雰囲気になっています。承太郎が仗助に口止めさせた理由を聞いて不満気に引き下がる様子や、電線の中に引きずり込めると聞いた時の反応もアニメオリジナル。
 ついでに言えば原作ではレッチリが仗助宅に現れたのは原作では「おととい」だったのがアニメでは「ゆうべ」になっています。これはジョセフが「明日の正午に」杜王町にやってくるという連絡の場面を前回ラストに前倒しした影響ですね。


<ステーキで外国人というのも謎ではあるし>
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康一「日本て……? 承太郎さん、その人外国人ですか?」
 原作では「見つけ出すことができる人物」がジョセフであると仗助達が気付くのはTボーンステーキがきっかけになっていたのですが、アニメでは康一が↑の台詞部分で気付く形に変更。原作でも仗助は康一に言われるまで気付かなかったし、原作では相手がジョセフだと気付くまでに護衛うんぬんの会話が挟まれていたので、こちらの方が会話の構成として連続性があります。


<白枠のある漫画でやったらきっと奇妙>
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 こちらの「擬音でコマ割り」はアニメオリジナル。すごく漫画的な表現に見えますが、実際に紙面でやると悪目立ちしそうですね。


<壊したバイクは中古>
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 億泰のバイクが中古うんぬん、仗助のゴメンねはバッサリとカット。こちらの方が億泰の怒りに水が差されないか。一方で億泰は原作通りのポーズから胸をかきむしる様子が追加されており、彼の怒りが伝わりやすくなっています。


<なぜ背後に瞬間移動するのか>
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 ザ・ハンドの空振りは原作のように正面からではなく横映しに。これで初めて気づいたのですが、億泰がレッチリの背面上に瞬間移動したのって「自分の上方の空間を削りとった」→「上に瞬間移動した」ってことなんですね。

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 横映しへの変更はレッチリの反撃シーンでも行われており、原作に比べて全身が動く、まるで小指で居合抜きか何かでもしたような表現となっています。


<焦らない仗助達と対象的な康一>
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 億泰の死(?)に対する康一の反応は最初から泣き叫んだものに。原作知ってると億泰が死んでないのは分かりきっているのですが、考えてみれば知らなければこういう反応になる方が康一としては自然ですよね。


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 というわけで「部屋を修復する仗助」の描写の追加がキラリと光り、その他は全体にブラッシュアップという感じの演出回でした。

関連:
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Posted on 2016/06/11 Sat. 20:33 [edit]

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