今しばらくのご辛抱を/クロムクロ14話感想
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今回の出来事でハウゼンの解剖願望がパワーアップしそうなw
>拍手返信:と~しきさん(漫画感想「十 ~忍法魔界転生~」8巻)
同じ柳生、しかも正統争いを兼ねてるのが余計に緊張感増しますよね。如雲斎にできて十兵衛にできない「鎧通し」なんかも彼の強さと状況の有利さを兼ね備えていてよくできていると思います。
魔界転生を読んだ記憶はほとんどすっ飛んでしまっているのですが、ホントお品のエロ可愛さはいいですよねー。十兵衛に惚れたのでは?と疑われた瞬間のポカンとした表情からの動揺、最高にかわいいです。ウェーブのかかった髪型なども冷血さに彼女のイメージと留めない一因ですかね。天草四郎と若干重なっている点も含め、よくできたキャラになっていると思います。
クロムクロ 第14話「祭に踊る羅刹」
©クロムクロ製作委員会



剣之介を刺したムエッタだが、追撃は現れた「鬼」に阻まれる。果たして剣之介の命は……由希奈とムエッタ、第14話。
今回は「女の諍い」をロボットバトルに拡張することで、間接的に由希奈とムエッタの対称性や共通点を描いているのが面白い。どういうことかというと、この戦いはどのロボットも女子が主導権を握ってるのですね。1人乗りのメドゥーサやスパイダー、ソフィーがメインパイロットのGAUS2はもちろん、負傷で操縦だけで手一杯のクロムクロの剣之介は思うように力を振るえず由希奈に指示を受けるし、GAUS1のトムはシェンミィに足蹴にされ話を聞くよう説得される。由希奈の洞察を元にソフィーが立案した作戦にムエッタとミラーサがリアクションすることで、今回のバトルは女の戦場と化しているわけです。剣之介の判断力を低下させつつ、具体的な作戦までは出せるわけではないけど由希奈がいないと勝てなかった……という状況づくりがバランス良くできてるなあ。
由希奈とムエッタの対象的な部分はもちろん「連携するorしない」なわけですが、逆に共通点もあって、その点は戦闘不能のスパイダーを救って逃げたという行動が挙げられます。「ここで死なせるがよい!」「恥などいくらでもそそげよう」というやりとりでも分かりますが、ムエッタもまた「あんたを死なせる気はない」のですね。いや、百合的な意味合いは
そんなわけで、今週は由希奈とムエッタ(雪姫)という剣之介にとっての重要な選択を、そこだけに焦点を当てることなくジャブのように描いた回であったように思います。もろもろ他の謎もばらまいてましたしね。ムエッタvs鬼&セバスチャン&ソフィーという構図はロボ戦同様「1対3」なのでもうちょっと踏み込んで解釈できそうですが、残念ながら今週は力及ばず。

しかし茅原の言う「あの人も人間だったんだ」って誰に向けてるんでしょうね。赤城はもちろん茅原をかばった国連の人に対して言っているけど、茅原の方はムエッタに対して言っているという解釈も十分可能なわけで……?
関連:
クロムクロ 感想リスト
クロムクロ 第1話「鬼の降る空」
クロムクロ 第2話「黒き骸は目覚めた」
クロムクロ 第3話「城跡に時は還らず」
クロムクロ 第4話「異国の味に己が境遇を知る」
クロムクロ 第5話「学び舎に来た男」
クロムクロ 第6話「神通の川原に舞う」
クロムクロ 第7話「東雲に消ゆ」
クロムクロ 第8話「黒鷲の城」
クロムクロ 第9話「岩屋に鬼が嗤う」
クロムクロ 第10話「不遜な虜」
クロムクロ 第11話「闇に臥したる真」
クロムクロ 第12話「黒部の夏に地獄を見る」
クロムクロ 第13話「祭囃子に呼ばれて」

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