君が呼んでくれたから/機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 14話感想 


 モノアイからバイザータイプへの変更等、ギャプランを思わせるムーバブル・シールド・バインダーとアンクシャって結構素敵なデザインしてると思うんだけど、活躍ないなあ……(´・ω・`)



機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第14話「死闘、二機のユニコーン」
©創通・サンライズ
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 ブライトの手はず通り、ガルーダにはガランシェールの奇襲攻撃がかけられる。果たして作戦の成否は……取り戻すもの、第14話。もともと連続性の高い筋立ての作品でしたが、今回は過去の要素を思い出させる描写数が特に著しい。


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 象徴的なのはもちろんバナージ、オードリー、リディの三角関係。落下するオードリーを受け止めて「なんとかする」と語るバナージの姿が1話と重なるのはもちろんですが、デルタプラスが通路に入ってきてその横にオードリーが……というシチュエーションも、3話でロトの残骸に潰されそうになった彼女をリディが救った時とほうふつとさせるものがあります。思い返してみればバナージもリディもオードリーとの初対面の状況は似てるんだなー……

 が、人が違えば結果ももちろん違うわけで、偶然から生じたバナージによる救出はオードリーの求めによる必然の救出に上書きされ、リディの方は助けられるくらいなら死を選ぶという拒絶に上書きされる。厳密に言えばリディの方は「バナージに横取りされる」でオードリーは死ぬ気は無かったわけだけど、どっちにしろ彼からしたら壮絶に振られているのに違いはないし、形としてはよりダメージの大きいものになっている。連邦とジオン残党の出来レースの話を聞いていたからこそ「皆グルかよ!」と気付けてしまったのと言い、ガンダムかどうかあいまいなデルタプラスに乗ってたせいでボコられることと言い、あらゆる事象が彼をどん底に叩き落しにかかってる感半端ない。監督が決めたラストの提供絵でまでいじられるし!

 一方のバナージは先述したように1話を、更にはその後の過去を幸せに上書きされていて対照的。「君の声、はっきり聞こえた。嬉しかった。自分がなんでここにいるのか分かった気がした、君が呼んでくれたから」……2話の「今朝、君が空から落ちてくるのを見てすごくドキドキした。それまでズレていたものが元に戻って、初めて自分の居場所が見えたような気がして……君が誰だって構わない、俺のこと必要だって言ってくれ! そしたら俺は……!」という台詞を思い返すと、これ以上なくバナージの喜びが伝わってきます。1話ラストを飾ったバナージの「1人じゃ無理だ」が今回のオードリーの「1人ではありません」に繋がっているのも心地よく、2人の男女としてそして言わば同士としての繋がりが感じられました。つまりリディは二重に振られてるわけでこれまた(´・ω・) カワイソス リディに向けた笑顔とバナージに向けた笑顔の性質が全然違うのもまた残酷。

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 そういう原点に立ち返る3人が主軸なわけですから、もう1つの救出対象であるマリーダとジンネマンの関係もそれに重なる。かつてジオニズムの「光」としての性質を語った彼女がNT-Dの発光を「私を救ってくれる光」と言っちゃうのは再調整の強烈さとして分かりやすかったし、そこで必要なのはやっぱり原点なわけで。ジンネマンにとってなぜ彼女が大切なのかという「マリーダとしての原点」の提示と、ガンダムは敵という「プルトゥエルヴとしての原点」の自己矛盾化で釣り合いが取れるのは、バナージ達と重なりつつも異なるあり方として良かったのではないかなと思います。3話でクシャトリヤを押し出し、7話では救うために押し込んだバナージが今度はマリーダの機体を「支える」というのもジンネマンと役割分担しつつシンクロしていた感。
 さて、次回再び舞台は宇宙へ。そう言えばフル・フロンタルの出番も久しぶりだな。

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機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第5話「激突・赤い彗星」
機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第6話「その仮面の下に」
機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第7話「パラオ攻略戦」
機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第8話「ラプラス、始まりの地」
機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第9話「リトリビューション」
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機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第11話「トリントン攻防」
機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第12話「個人の戦争」
機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第13話「戦士、バナージ・リンクス」


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Posted on 2016/07/17 Sun. 11:54 [edit]

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アニメガネ | 2016/07/17 12:00

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m日記 | 2016/07/19 00:03

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