悶えるほど歌えば/マクロスΔ18話感想
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何倍もゴリゴリの共鳴。
マクロスΔ 第18話「感覚 エマージェンス」
©2015 ビックウエスト/マクロスデルタ製作委員会



再び潜入したヴォルドールで、フレイアはカシムと再会する。一方、美雲は遺跡に何か恐れを抱いている自分に気付き……破滅の純情、第18話。
今回印象的なやりとりの1つに、フレイア達を見逃す際にカシムが騎士団の上着を持って「俺がこれを着る前に」と語る場面がありますが、この18話は服装・服飾が登場人物の心境の変化のタイミングと重なっているのが面白い。潜入開始時、ハヤテ達は雨のヴォルドールで雨合羽を着ているわけですが、頭まで覆うその服のように彼らはその心を隠している。ハヤテに手を引いてもらってフレイアは礼を言うけれど、いつもと違って2人のやりとりはぎこちないものになっています。
そして、雨合羽をかぶる必要のない屋内に入ると、Δ小隊とワルキューレは本音を漏らし始める。ミラージュと美雲は美雲が普段ほど奔放に動かないことに驚き、アラドとカナメはハヤテの父のことについて語り合う。この時、彼らは雨合羽から顔を出した状態になっています。
その後、カシムに捕まることでフレイア、ハヤテ、カシムの3人の会話が始まるわけですが、この時はウィンダミア人のカシムとフレイアが上着を脱いでいる一方で地球人のハヤテは雨合羽を着たまま。警戒心の問題からではありますが、ここでは服装が人種の違いを描くアイテムになっているわけですね。
で、3人はそれぞれ騎士団の服、パイロットスーツ、ステージ衣装に着替えて元の立場に戻る。戻るんですが、歌の暴走に合わせてハヤテ達は精神世界チックにすっぱだかにされる。最終的には美雲の髪飾りが取れ、髪がほどけて「何か」があらわになる。副題に含まれる「エマージェンス(出現)」に繋がるわけです。この辺りの統一された演出、いいなあ。
というわけで今回は様々なものが表に噴き出した回でしたが、その意味はいまだ雲の中。次回これらはどのように語るのでしょう。


ボーグ「見つけたぞ小娘が! 翼の騎士を侮辱した罪……!」
で、映像を止めるまでにいくら課金したのかね。
関連:
マクロスΔ 感想リスト
マクロスΔ 第1話「戦場のプロローグ」
マクロスΔ 第2話「覚悟のオーディション」
マクロスΔ 第3話「旋風ドッグファイト」
マクロスΔ 第4話「衝撃 デビューステージ」
マクロスΔ 第5話「月光 ダンシング」
マクロスΔ 第6話「決断オーバーロード」
マクロスΔ 第7話「潜入 エネミーライン」
マクロスΔ 第8話「脱出 レゾナンス」
マクロスΔ 第9話「限界 アンコントロール」
マクロスΔ 第10話「閃光のAXIA」
マクロスΔ 第11話「追憶 ジェリーフィッシュ」
マクロスΔ 第12話「キング・オブ・ザ・ウィンド」
マクロスΔ 第13話「激情 ダイビング」
マクロスΔ 第14話「漂流 エンブレイシング」
マクロスΔ 第15話「決別 レゾリューション」
マクロスΔ 第16話「ためらい バースデイ」
マクロスΔ 第17話「拡散 オンステージ」
マクロスΔ 第18話「感覚 エマージェンス」

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