私の知らない真実/クロムクロ19話感想
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明朝帰省のため、感想の時間がちょっと変動します。ジョジョ感想は前倒ししたい。UCは日またぎで遅延となります、すみません。
>拍手返信:と〜しきさん(魔界転生9巻感想)
オリジナルかどうかは……原作が実家にあるものですから(;´д`) 単純にお見事でしたよね、あの見開き。
四郎の「たしかに笑うておるわ」は文章で表現するのは難しいと思いますw
ますます盛り上がっているので、次巻が待ち遠しいですねー。
クロムクロ 第19話「鬼が誘う宴」
©クロムクロ製作委員会



DNA調査の結果、由希奈との高い一致が認められるムエッタ。一方、さらわれた由希奈の救出の手立てがないことに剣之助達は焦燥し……翔び立て、第19話。
今回は由希奈がさらわれたことに対する皆の反応を描写するに当たって、いくつもの同一性、あるいは互換性を前面に出した作りが印象的。冒頭からして由希奈はさらわれた後までムエッタと勘違いされたままだし、研究所では2人のDNAに関連した一致が強調されグラハムはムエッタを由希奈の代わりにクロムクロに乗せることを検討する。ソフィーはパイロットとして自分が替えが効く存在であることを再度示され、一方で彼女自身は雪姫がいれば由希奈はどうでもいいのかと剣之助を指弾する。
一方で、同一性や互換性が描かれるなら逆に替えの効かないもの、固有性が目立つのも必然で。剣之介が守ると約束したのは由希奈だし、DNAが一致しようが所長にとっての娘は由希奈(と小春)以外の誰でもない。またソフィーはゼルの対話相手としての最適性を見出されています。
同一であるか固有であるかは可変するものであり、故にゼルの「エフィドルグの敵」という立場は「地球人の味方」と「今はまだ」一致しません。ムエッタの「地球人の敵」という立場もまた、己の知らない真実の存在によって揺れ動く。それら全ての鍵となるのが、ムエッタと雪姫が「同一」なのか「固有(別人)」なのか、クロムクロに残された映像が示す「共通点」……というのは自然と焦点が定まってゆく感じで盛り上がるなあ。
さて、次回の副題は「飛んで火に入る虎の口」……なんだこの危険が危ない的な組み合わせはwww 謎、バトル、両方が期待できそうな印象ですがはてさて。
関連:
クロムクロ 感想リスト
クロムクロ 第1話「鬼の降る空」
クロムクロ 第2話「黒き骸は目覚めた」
クロムクロ 第3話「城跡に時は還らず」
クロムクロ 第4話「異国の味に己が境遇を知る」
クロムクロ 第5話「学び舎に来た男」
クロムクロ 第6話「神通の川原に舞う」
クロムクロ 第7話「東雲に消ゆ」
クロムクロ 第8話「黒鷲の城」
クロムクロ 第9話「岩屋に鬼が嗤う」
クロムクロ 第10話「不遜な虜」
クロムクロ 第11話「闇に臥したる真」
クロムクロ 第12話「黒部の夏に地獄を見る」
クロムクロ 第13話「祭囃子に呼ばれて」
クロムクロ 第14話「祭に踊る羅刹」
クロムクロ 第15話「追分の果て」
クロムクロ 第16話「再会は水に流れて」
クロムクロ 第17話「雲中に鬼が舞う」
クロムクロ 第18話「湯煙に消える」

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