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罪と呼ぶなら/ドラゴンボール超61話感想


 壁ドンは罪か否か。



ドラゴンボール超 第61話「ザマスの野望 語られる恐怖の『人間0計画』」
© バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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 偽物と思われたゴクウブラックの正体は、悟空と体の入れ替わったザマスだった。そして共にいるザマスはこれまたザマス自身であり……? 増殖する世界と応報、第61話。ゴクウブラックと未来ザマスの正体が明らかになる今回は様々な過去が繋がるわけですが、それがまさに「過去による復讐」という形式を取っているのが面白い。

 自分がどのザマスかを説明するにあたって、ゴクウブラックはかつて「ザマスが悟空に負けたこと」を持ち出しそれによって自分が現代世界と地続きのザマスであることを明かします。悟空がザマスと戦ったことがザマスが悟空の体を奪うきっかけとなった。これがまず第1の「過去による復讐」。
 次にゴクウブラックは自分が体を奪った後でチチと悟天を殺した事を語り、怒りに燃える悟空から一度は痛い目を見ます。自分の行いが窮地を生む、これが第2の「過去による復讐」。
 そして最後の種明かしとして、2人のザマスが人間を滅ぼすべきだと断じた最大の理由がトランクスによる時間移動と改変であることが明かされます。トランクスがセル編で行ったことは言わば既に過去のことであり、それが悟空の体を奪ったり人造人間以上の危機を招くに至ったことを突きつけられる。これが第3にして最大の「過去による復讐」。

 またこれらを語ることで各キャラの立ち位置が大きく変化しているのも面白いところで、別世界であっても妻子を殺された悟空にはベジータ同様の強い動機が生まれているし、あくまで現代世界と別の存在で実際的な積み上げのなかった未来ザマスは今回のゴクウブラックとのやりとりで現代ザマスが描いたキャラクター性を吸収しています。
 そして何より、実力的にメッセンジャー止まりだった未来トランクスは、ザマスが凶行に走る一端となったという事態の出自におけるキーキャラクターに変化すると共に、超サイヤ人ブルーともロゼとも違う変身をすることでパワーバランスでも一気に主力に躍り出る。種明かしが激動とさらなるワクワクに繋がる回でした。

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