ジョジョの奇妙な冒険　ダイヤモンドは砕けない　アニメ・原作比較感想第30話後編

2016/ 10/ 22 (Sat)

ジョジョの奇妙な冒険　ダイヤモンドは砕けない　アニメ・原作比較感想第30話後編

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　感想前編では拾えなかった原作との差異をピックアップ。

ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第30話「猫は吉良吉影が好き」
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険DU製作委員会
＜さりげないようで重要＞

　冒頭、靴のサイズについて考える吉良とそこへしのぶが駆け込むシーンの合間に早人の登校が追加。「登校時は帽子をかぶる」「早人は行ってきますの挨拶をしない」「下駄箱に注意を向ける」といった今回の進行の鍵となる部分が集中され分かりやすくなっています。

＜川尻家のその後の1日＞

　猫を埋めた後の時間経過は原作では風景のみでしたが、アニメでは川尻家の人間の動向も追加してより彼らに寄り添う形に。また杜王町ラジオが猫草の登場への転調に利用されています。これが使われるという意味でも吉良と猫草の似た部分が出ている印象。

＜自慢の毛並みを全身ブラッシングだーーーッ＞

　目覚めた猫草の心情に関するナレーションはバッサリ短縮。原作だと5ページも1人で喋ってるんだからそのままアニメ化したら長過ぎますよねw　とはいえ、写真の部分とかナレーションで聞いてみたかったな。

＜意外とおちゃめさん＞

　猫草が敵でないか試す吉良の行動も短縮。これもアニメで喋ったらどんな感じになってたんだろうかw

＜このわたしが他人の女の事を心配するなどと…！＞

　原作ではチラ見えしていたしのぶのパンツを黒塗りに。なるほどここで見せてたとは今日まで知らなかった、残念だw　なお代わりにへそ出ししているので最大風速の代わりに平均速度が上がっています。

＜ぼくだって生きている＞

　原作では扉絵で行われていた猫草の解説は画面そのままアイキャッチへ移行。いやいやいや、一時停止しないと読むのは無理でしょうw　まあ完全にウンチクなので読めなくても特に問題はないんですが。栄養を吸収するはずの根が逆に排泄器官になっているというのは猫草の設定の特に面白いところだと思います。

＜最近のうちのパパ絶対におかしい…＞

　吉良の秘密に関する早人の調査は全体に圧縮。「クローゼットに持っていった植木鉢とキャットフードが、戻ってくる時には無い＝置いてきた」という推測や、暗闇で猫草に触ってみた時の反応など削って進行に支障が出ないものはガンガン削りますよ、という感じ。一方でしのぶが忘れ物はお出かけのチュー？なんて勘違いする脇の台詞はアニオリだったりするw

＜ディ・モールトいい……＞
　以下2点は前編でも軽く触れたもの。