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漫画感想「ジョジョリオン」14巻

ジョジョリオン 14 (ジャンプコミックス)
 荒木飛呂彦の「ジョジョリオン」14巻を読了。13巻は過去と現在で「等価交換」を反故にしようとした田最環に天罰がくだる!といったところで終わり、今回は実際それがなされるわけですが、決着の後も「等価交換」は大きくピックアップされていくのが面白い。これはキーアイテムであるロカカカの実の性質でもあるのですしね。

 幕間で描かれる「ミラグロマン」は金が増えるが全く使えなくなるという世にも奇妙な物語的な内容ですが、そこにあるのは「等価交換の崩壊」です。金はあればあるだけ良いとは言うけれど、それは金が他の事物と「等価交換」できるからであり、交換できない金には何の意味もない。ミラグロマンの始まりが武器商人という、人の命と利益を交換してきた人間の受ける報い(等価交換)というのもなんとも寓話的。

 そして自分が吉良吉影と空条仗世文が混ざり合った人間だという事実を知れども記憶の戻らない定助は、吉良の母親であるホリィを救うことで戻らない記憶の証明を試みる。これは言ってみれば「行為と記憶の等価交換」。
 更に定助が母を救おうとする物語と時を同じくして、東方家には母親である花都が戻ってくる。彼女の存在を隠匿していた憲助はその償い――これまたやっぱり「等価交換」を求められる。
 どっちも求められるのが「ミラグロマン」では捨てたいくらいだった金だというのが実に皮肉です。第8部を貫く線がいよいよ姿を現してきた14巻でした。続刊が楽しみです。

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