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この背徳感がいいんだって/セイレン2話感想


 田中さん!?というズレ。

>拍手返信:雪光さん
 拍手ありがとうございます、励みになります<(`・ω・´) 高山箕犀作品の独特の味わいを視聴者に伝える意味でも、最初のカブトムシと耀はベストな選択であったように思います。輝日東高校を始めアマガミを感じさせてニヤリとさせるファンサービスもその一環でしょうかね。水羽やるいせのヒロイン姿を見るために円盤を買ったものか、既に検討を始めていますw

>>それにしてもこの勉強合宿からトウソウならぬ脱走して思い人に会いに行った男がかつていたんだよなぁなんてことを思い出す初回でもありましたw
 あの回の橘さんはいい男っぷりとイチャイチャっぷりにも程がありましたねw SS+ plusのブルーレイを引っ張り出したくなってきてしまいました。



セイレン 第2話「ヤマオク」
©高山箕犀/セイレン製作委員会
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 正一の部屋に現れたのは、合宿からの脱出に失敗し濡れねずみになった耀だった。彼女が合宿に来ていたことに正一は驚くが……放っておけない、第2話。正一と耀の関係がちょっとだけ前進する今回は、2人の間の「ズレ」を際立たせることでそれが整ってゆく展開が心地よい。

 視聴者には正体バレバレだった前回ラストは、それが今回の始まりで早速「ズレ」を生んでいます。すなわちゾンビか何かのような闖入者に驚く正一と、寒さに震えていて相手が驚いているのに気付かない耀……という認識のズレ。その後も合宿にいる理由や濡れた椅子への反応、女子へ服を借りに行くことへの認識など部屋での2人の会話はズレにズレまくっている。
 ズレには許容範囲があり、「ギリギリ大丈夫」なサイズのジャージは男女どちらも着られる性質で2人のズレを包んでくれるのですが、同時に2人の関係に対する当事者と外部の認識にこれまたズレを生んでしまいもします。「夏期講習にわざわざ彼氏のジャージを着て歩き回るビッチ」だの「彼の部屋ですごくエッチなことしてきたのアピールかよ」だのwww 当初の部屋への闖入が得意の「からかい」ではなかったことで合宿では同列になっている正一と耀ですが、関係のズレ(誤解)に対して悪ノリしちゃうあたりはさすが耀は「イマどきのいじり姫」。

 序盤の正一と耀の会話や水羽と燈花の反応に見られるように、ズレというのは感情を逆撫でするものですが、逆にそれは埋まった時に喜びを喚起するものでもあります。例えば耀が伸ばした手に持っていたのが純粋に気遣いの清涼菓子だったこと。例えば家事が苦手そうな耀が料理は得意だったこと。例えば正一が耀を心配するに足るだけの言葉を身につけたこと。ジャージが背徳感(というズレ)を感じさせる貸衣装から耀の合宿着に、更には合宿に留まる証に変わっていく様子は、そのまま2人の関係の引き写しであるように感じられました。同時にそれは2人が恋人だという外部の認識との「ズレ」が埋まっていく過程でもあるわけで、フェティッシュと物語が見事に絡み合っている。
 およそ他の作品とはズレたギャグの数々で笑いを誘いながら、きちんと納得できる話にもしているのはさじ加減の上手いところだなと思います。そのズレたギャグ、激しさの例えにコインランドリーだの「自販機にもエッチなことしてたんでしょ!」の直後に注がれるコーヒーなどにしても、アマガミ系列のセンスを感じさせながらもゲームよりはアニメ向きの内容ですし、「ゲームのアニメ化」という順番ではできないであろう面白さを感じた第2話でした。

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セイレン 第1話「ケツダン」

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