もう友達でしょ/うらら迷路帖3話感想
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なんでも揃うと言うならなぜ眼鏡付きのコスが1つもないのか。
>拍手返信:雪光さん
拍手コメたくさんありがとうございますm(__)m
>>ズルをした大島と塩沢が痛いもとい辛い目に遭っていたのも、今回の話の趣旨にしっかりと沿ったものだったんだなぁw
重なる意味を持たせながらも単純にクスリと笑わせてくれるのがいいですよね。重みに応じた出番にきっちり役割が配分されている。それができているからこの占いという題材も選べたんだろうなと思います。3話もそうですがこんなあれこれ占いから展開できるのは正直、驚きです。
うらら迷路帖 第3話「仲間と友達、時々ライバル」
©はりかも・芳文社/うらら迷路帖製作委員会



ニナのお使いで占物屋へ行くことになった千矢達。初めて見る名品の数々に目を奪われるが、うっかり商品を壊してしまい……? 切っても切れないもの、第3話。なぜ占いなのかを描いてきた1,2話から、今回は占いを他のものに仮託することで物語が広がってゆくお話。
この3話は前回同様にABパートに分かれたものですが、試練という意味ではどちらも変わりありません。かたや弁償で占いの修行ができなくなってしまう試練、かたや髪と服がからまったことによる生活と関係性の試練。それはどちらもこの場を切り抜けられるかどうかという現在だけのものではなく、彼女達がうららになれるかどうかやきちんとした関係を築けるに大きく関わる――今後を「占う」ものです。そう、商う道具や髪に関する言い伝えに占いの言葉がまぶしてある以上に、今回のAB両パートのイベントそのものが占いなのですね。だからどちらも千矢達を導くものになる。
試練という意味で変わりないとは書きましたが、誰を主体とするかで描き方は変わってくるもの。その点で、今回の後半で小梅にスポットが当たったのは個人的にとても嬉しいところでした。財閥の令嬢で4人の中ではもっとも世間慣れしている彼女は、見方を変えれば1番本心を漏らさないキャラであるとも言えます。仮面接客しかり、無言の頬かむりしかりw 今のところ妬心のような黒ーいものではないけれど、おしゃまな洋装と切れないボタンの下には普段はつくろわれた本心が隠されている。そんな彼女が千矢に事情を話してほしいとなりふり構わなくなるには、装いを脱ぎ去る必要があるわけで――小梅が千矢の髪の毛を切るのではなく、自分のボタンをぶちっと破ったのは、そういう意味合いがあるのだろうなと思います。千矢がお腹という本心をさらけ出せる娘であるだけに、彼女を相手取る小梅もそれに匹敵する行動を取るというのは納得の行動でした。今回の髪結びは、小梅の心を解いてあげるものでもあったのだなあ……まあ何より単純に拝みたいんですが。ありがてえありがてえ。
佐久ビジョンや髪に込められた様々な意味、千矢が髪の毛と混同してしまった白蛇のトラウマ、仲間で友達でライバルなど。物事は多面的な見方ができるのだとよく感じた回でした。そしてありがたい回でした。大事なことだから3回言いました。
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うらら迷路帖 感想リスト
うらら迷路帖 第1話「少女と占い、時々おなか」
うらら迷路帖 第2話「探し物と夢、時々甘味」

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