対戦したほうが楽しいのに/セイレン6話感想 


 できればこの状態で対戦したい。

>拍手返信:雪光さん
>>どこか普通とはズレた感性、彼女に感じた欠落は様々なものをトレードオフしてきた結果と見ると、如何にもゲームっぽくて透編の導入として用いられたゲームが活きてくるのですね。
 ゲーマーという設定が物語の見せ方はもちろん、透の表面的な性質として露出しているのではなく深層に食い込んでいて、彼女も一筋縄でいかないヒロインなんだなと感じさせられます。ある種のこじらせてる人としての現実味があるというか。正一によって彼女がどう変わっていくかは、恋愛に限らずこの透編の見どころになってくれそうです。



セイレン 第6話「タイセン」
©高山箕犀/セイレン製作委員会
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 透にガソガルのパートナーとなった正一。郁夫や荒木を加えたミリうさプレイも順調だったが……? 彼女のもたらすもの、第6話。
 今回の副題は「タイセン」ということで、直接的な対戦としては透と耀によるガソガル対決がありますが、他でも様々な場面で対戦の要素は見出すことができます。他のゲームを勧められるかという正一の透との対戦、ゲーセン通いに関していかに状況を取り繕えるかという荒木と郁夫のるいせとの対戦、風紀委員として事態を収められるかという真詩と光の対戦etc……事態が動く時には誰かと誰かが対峙している。
 その最たるものは透を巡る正一達3人の対戦で、郁夫は塾で荒木は駅前で抜け駆けし、恋のレースでリードしようとする(ように正一には見える)。姉に女の子の評判を聞こうとする主人公……というのはキミキス・アマガミプレイヤーならニヤリとしてしまうところですが、恋愛AVGで対戦ゲームをやっているような進行にピッタリ合ってもいるのですね。その点、前シリーズのヒロインである耀が透と対戦し負けるという出来事も示唆的でした。

 ただこうした恋の対戦は実際には行われておらず、郁夫と荒木はそれぞれ意中の相手が別にいますし、このシリーズでの耀は正一に特別には興味を持っていません。恋の対戦の幻覚は進行と共に剥がれていくわけですが、そこに対戦の要素が残っていないわけではけしてない。全力ガチプレーの透は意識することなく周囲にもガチプレーを強いてしまう存在であり、プライドやら成績やらで荒木や郁夫はそれについていくことができない。透がゲーマーであるが故に見える構図ですが、人付き合いとは言わば相手との「対戦」なのです。そして正一と透のそれを古典的に言い換えるなら「恋の駆け引き」となる。
 これまでのところ正一と透の恋愛の進展はあくまでゲームや他の事物に仮託され、直接的な表現とはなっていませんでした。(ゲームの)パートナーとして交際を始め、(鹿の)交配をして子孫を残す。(さくらんぼなどを)他の人には求めないと誓いを立てる。あれこれもうゴールインしてないか。そこで到達しちゃってるという意味でも、正一が自分の好意を直接的に自覚するというのは物語的に必然だったように思います。
 対等な強さを持てるからこそ、死体蹴りとパートナーやさくらんぼと約束といった交換を成立させてきた正一が、次回何を見せてくれるのか。透がこれまでにトレードオフしてきたものが朧気に見えてきたことも含め、今後が楽しみになる回でした。透のサークラっぽい要素を感じさせつつそれ以上に荒木と郁夫のいい奴っぷりでカバーしてるのも、先週の彼女の魅力を下げない見せ方に通じていて心地いい。

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 しかし「密着時限定の防御不能バグ」→「おじぎの尻による自動ドアの異常動作」とかちょっと発想が常人の域じゃない。真詩はデザインを見た時はあまりピンとこなかったのですが、大げさな動作と三上枝織の声付きで見てるとすごくかわいく見えてきたぞ。

関連:
セイレン 感想リスト

セイレン 第1話「ケツダン」
セイレン 第2話「ヤマオク」
セイレン 第3話「オトコユ」
セイレン 第4話「ホシゾラ」
セイレン 第5話「コウカン」

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