笑われるのは嫌で/セイレン10話感想
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ワンゲル部部長お前正一のクラスメートだったのか!と思ったが、考えてみたら1話で一緒に体育の授業受けてたか……
>拍手返信:雪光さん
>>今回の副題は今日子が入部することになった部活動は勿論のこと、彼女と正一の辿ってきたこれまでの過程を知る物語でもあったのですね。
幼馴染というのはこれまでの話でも触れられてはいましたけど、あくまで他のヒロインの話の添え物でしたからね。彼女との距離感も含めてよく分かる初回でした。
>>今回はアバンの女装と戻ってきたジョージさんが全部持っていった感が凄まじかったw
のっけから視聴者を笑わせる気満々でしたね。単独でも笑えますが、アマガミSSを見ていた人間にはたまらないサービスだったかと思いますw
セイレン 第10話「オサガリ」
©高山箕犀/セイレン製作委員会


限定パンケーキの話を聞き、クリスマスに今日子を誘ってみることにした正一。部室を訪ねると……?
過程を強調した前回に続き、2人が近づく過程を見せてくれる第10話。今回の副題は「オサガリ」ですが、お下がり要素は古着以外からも見出すことができます。見栄を張ったせいで窮地に追い込まれたり恥ずかしい思いをする耀は「見栄で作り上げた自分」からのお下がりに苦しめられているとも言えるし、家庭部が前部長の過失をネタにるいせから協力を強制されるのは言わば先輩からのお下がりでもある。素朴な今日子は正一の服をもらって喜んでいたけれど、お下がりは必ずしも良いものというわけではないのです。古いお下がりばかりで嫌だ、というのは一昔前の弟妹の悩みのネタの1つでもあったわけですしね。そしてそんなマイナス方向のお下がりの最北端に今回いるのは、誰あろう正一です。
正一は今日子をクリスマスデートに誘おうとして失敗してしまったわけですが、詳細不明のホモ壁ドンと耀の見栄によって「今日子に振られてヤケになって他の女の子を手当たり次第誘った」という誤解をされてしまいます。それは見方を変えれば「今日子のお下がりが女の子の間をたらい回しにされている」とも言えるわけで。それに対して、正一が誰かと幸せになるのはいいけど笑われるのは嫌……というのは、今日子の心根の優しさがよく出ている言葉であったなと思います。そして、好意そのものよりもそうした気持ちが先に出るのはこの2話がやはり「過程」だからなのでしょう。
今日子が家庭部に入って3ヶ月でケーキを作れるわけがないと正一はたかをくくっていたけれど、彼女はしっかりとその技術を身につけ、モデル衣装を身に着けたように「変身」を始めている。そんな彼女に、正一はどう対応していくのかしらん。

しかし耀、七面六臂にボケまくりだな……アマガミのパッケージヒロインである絢辻詞のキャッチコピーは「天下無敵の仮面優等生」だったけど、彼女も自分のルートでは仮面を被っていたと言ってもいいのかもしれません。もしゲームがあって彼女の別ルートもあるなら、そこに踏み込むことでまた違った進展が見られるのかも。
関連:
セイレン 感想リスト
セイレン 第1話「ケツダン」
セイレン 第2話「ヤマオク」
セイレン 第3話「オトコユ」
セイレン 第4話「ホシゾラ」
セイレン 第5話「コウカン」
セイレン 第6話「タイセン」
セイレン 第7話「ブラコン」
セイレン 第8話「モフモフ」
セイレン 第9話「カテイブ」

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