フルメタル・パニック!12話ツイート感想

タクマに合わせてベヘモスから笑うような音が出るのはメカニック的にはどういう理由がw
フルメタル・パニック! 第12話「ワン・ナイト・スタンド」
© 賀東招二・四季童子/ミスリル

フルメタル・パニック! 第12話「ワン・ナイト・スタンド」視聴。テッサとかなめの救出劇からA21の秘密兵器・ベヘモスの起動まで。1夜限り、1話限りのベヘモス騒動とその結末。#フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
本作はかなめたちの「日常の世界」、宗介達の「戦いの世界」、そしてラムダ・ドライバや意識下の「想像の世界」の3つの世界のせめぎ合いの話というのが現時点での僕の解釈なのだが、タクマやセイナは「想像の世界」の住人としての特性がひどく強い人間なのだな……と感じた。#フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
タクマは薬物によってセイナやテッサを「姉」として認識するが、本当の姉は彼が殺してしまっている。セイナは薬物こそ使っていないものの、カリーニンに自分の恩師たる武知征爾を重ねてみる。2人の大切な人物は、想像の中に在る。#フルメタ pic.twitter.com/nZhGFcBXut
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
タクマの駆るベヘモスもその性質を色濃く持っており、自力では自重を支えることができない。この機体が戦闘兵器として成立するのはラムダ・ドライバで斥力を発生させているから――即ち「想像の世界」に足を突っ込まなければベヘモスは存在できないのだ。恩師や姉に依存する姉弟のように。#フルメタ pic.twitter.com/ygwGZKmjKy
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
興味深いのはセイナもタクマも元から「戦いの世界」の住人というわけではなく、元はただの不良少年が更生のためにサバイバル訓練を受けたのが、世間の悪意で「戦いの世界」に落ちる羽目になった人間という事だ。#フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
セイナもタクマも、カリーニンやテッサに己の大切な人物を重ねて、あるいはそのまま幻視しながらその生命を終えていく。彼らは自分たちの依拠する「想像の世界」から脱することなく死ぬ。#フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
宗介とかなめは「日常の世界」「戦いの世界」を幸運にも行き来できているが、そんなに上手く行く者ばかりではない。セイナとタクマは彼らの歪んだ「兄弟」なのではないかな……なのではないかなと思う。#フルメタ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
逆に言えば、クルツと宗介が共に急所を狙った一撃でベヘモスに痛撃を与えるのは、(少なくとも現時点で)2人が自分の世界や他の世界との折り合いが上手くついているということだろう。いや、しかしASの銃口狙って撃つとかクルツ凄腕だな。#フルメタ pic.twitter.com/EaQVi3P5uD
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
かくて「想像の世界」の中で息絶える少年達の悲しい戦いは終わり、テッサもまた自分の「想像の世界」から脱することを決める。彼女にとってのそれは宗介との関係性におけることであり、だからかなめに恋の宣戦布告(現実化)をするのだ。#フルメタ pic.twitter.com/KOjJMV9rim
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
かなめが日常の世界にも戦いはある(かつてのいじめへの対抗)と語ったように、恋という日常の象徴のような思いにも戦いはある。テッサという新たなヒロインによって、3つの世界が入り混じっていくのが感じられる章だったように思う。#フルメタ pic.twitter.com/wDl553wArt
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年3月18日
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