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時は流れ/有頂天家族2 1話感想


 そう言えばTwitter始めたのと1期がだいたい同時期か。



有頂天家族2 第1話「二代目の帰朝」
© 森見登美彦・幻冬舎/「有頂天家族2」製作委員会
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 下鴨総一郎の三男、矢三郎は父も熱中したツチノコ探しに精を出していた。そんな折、赤玉先生の息子である「二代目」が帰ってきて……? 森見登美彦の小説を久米田康治キャラクター原案でP.A.WORKSがアニメ化した作品、およそ3年半ぶりの第2期。

 今回のお話は矢三郎達の父母の喧嘩で始まる出会いと婚姻を回想するところから。つまり時間と共に変化があったことを示して始まったわけですが、そうした描写が今回は散りばめられていたように思います。弁天は世界旅行に出かけて不在になっており、彼女の赤玉先生への手紙も時と共に変化している(どんどんおざなりになっているのが楽しい)。矢一郎にもどうやら想い合うらしい相手ができていたり。矢四郎も何やら勉学に励むようになった。早雲が不在となった夷川家には長男の呉一郎が帰ってきている。1期から少し経っているのだから当然ではありますが、これらも「時間と共に変化があった」ことです。過去から掘り起こした変化としては赤玉先生が如意ヶ嶽を奪われたこと、現在進行形としては赤玉先生が二代目の帰朝を知らないと矢三郎が「思う」のが1日経ったら覆されるところなどでしょうか。
 最たるものはもちろん、原作の副題ともなっている二代目の帰朝ですが、彼もまた時間と共に変化を遂げているのが見て取れます。天狗らしい格好だった100年前からまるで西洋紳士のような格好と家具、自分は天狗ではないという発言。矢三郎の父母は喧嘩相手から家族になりましたが、逆に言えば二代目と赤玉先生が 家族から喧嘩相手になったことだって時間と共にあった変化です。
 そんな風に皆が時間と共に何かしら変わっている中で、矢三郎1人(匹?)は変わることがありません。幼い父が熱中したようにツチノコ探しに精を出し、狸的知恵を働かせる様子は正に阿呆。そしてそこに安心感もある。狸たちとの3年半越しの再会、これから楽しく見させてもらいたいと思います。

関連:
有頂天家族2 感想リスト

有頂天家族 第1話「納涼床の女神」
有頂天家族 第2話「母と雷神様」
有頂天家族 第3話「薬師坊の奥座敷」
有頂天家族 第4話「大文字納涼船合戦」
有頂天家族 第5話「金曜倶楽部」
有頂天家族 第6話「紅葉狩り」
有頂天家族 第7話「銭湯の掟」
有頂天家族 第8話「父の発つ日」
有頂天家族 第9話「夷川の娘・海星」
有頂天家族 第10話「夷川早雲の暗躍」
有頂天家族 第11話「捲土重来」
有頂天家族 第12話「偽叡山電車」
有頂天家族 第13話(最終回)「有頂天家族」

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【言及】
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  • 2017.04.11 (Tue) 22:18 | ぬる~くまったりと
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