ただ強いだけでは/ドラゴンボール超 86話感想 


 会って話して、拳を交えて見えるもの。



ドラゴンボール超 第86話「初めて交わる拳!人造人間17号VS孫悟空!!」
© バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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 デンデに17号のいる島へ案内してもらった悟空。17号は現在はレンジャーとして動物保護の仕事をしており……?
 今回悟空はデンデにブウの生まれ変わりの存在を知らされます。これが原作最終回を意識したものであるのは言うまでもありませんが、面白いのはデンデの「力の使い方を教えてやるべきです」という言葉が、レンジャー代役にトランクスや悟天を推薦された時の17号の返しと重なるところが感じられたことでした。すなわち「ただ強いだけではこの仕事は務まらない」という台詞です。
 17号は悟空を倒すためにドクター・ゲロに改造されたわけですが、当人としてみればそこに強い意志はなく、言ってみれば「強さだけを与えられた」に等しいのが彼の初登場時の状態でした。一応ドクター・ゲロのお題目に従ってはみたもののそれは上手くいかず、一度はセルに吸収されてしまう。それは彼にとってふさわしい「力の使い方」ではなかったのでしょう。けれど今の彼にはレンジャーという誇りの持てる仕事があり、家族があり、それなりにある金で養子を迎え入れもする。手加減ありとは言え超サイヤ人ブルーと戦える彼にとって島の保護は力を十全に発揮できない(動物・人・島を傷つけてはいけないよう手加減する必要がある)仕事ではありますが、それは彼にとってもっとも適切な「力の使い方」なのでしょう。
 ならば悟空が17号を仲間にするためにすべきは、力の大会への参加もまた彼にとって適切な「力の使い方」であると感じさせることなのだと思います。今回は悟空が話を切り出すまでにほとんど1話を使った(17号自身にもツッコまれる)回でしたが、それもまた「ただ強いだけではこの仕事は務まらない(単刀直入に切り出すだけではスカウトできない)」ということなのじゃないでしょうかね。さてさて、普段17号が相手にしているのとはちょっと違った密猟者が出てくるという引きでしたが、次回はどんなお話になるのかな。
 しかしこの「強いだけではだめ」という要素、クリリンと18号が悟飯や悟空に一本取った先週と重なる部分でもありますね。ひいては悟空のあり方にも言及していく前置きのようにも思える。ますます今後が楽しみです。

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Posted on 2017/04/16 Sun. 10:41 [edit]

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