「LOGAN/ローガン」ツイート感想
TOHOシネマズ海老名で視聴してきたので感想まとめ。
予定より1日遅れてしまったのだけど、映画「ローガン」見てきました。上映時間138分という長丁場にクラクラです。僕は30分アニメの感想を書き散らかしてる人間なので距離感が狂う、さすがにこれだけの情報量を脳内メモだけで把握するのは無理……!#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
その違いに戸惑ったし、アメコミ知識がほとんどなくウルヴァリンというキャラも姿形以外ほとんど知らない人間でもある僕ですが、キャラ配置と描写が非常に巧みで唸らされました。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
本作のキー・キャラクターであるローラはローガン(ウルヴァリン)の遺伝子を使って作られた彼の娘とも呼べる存在ですが、そういうレベルであればローガンには息子とも言える存在もいる。同じく遺伝子を使ったクローン体であるX-24だ。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
このあたりローガン、ローラ、X-24の劇中で3人とも行動を制止される場面があったり前半の描写をキャラを入れ替えて反復する場面があったり、シーン配置も3人の関係性をよく表していたように思う。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
ローラとX-24、どちらがローガンに似ているか?と言えば、そりゃローガンと同じくヒュー・ジャックマンが演じているX-24の方が似ている。X-24に家族を殺されたマンソンが混同して2人ともぶっ殺そうとする位に。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
だがローガンはX-24には家族の感情を抱かない。パートナーを得るステップを踏まず、与り知らぬ所で生まれたという意味ではローガンにとってローラもX-24も「虚構」の家族であり、遺伝子が繋がっているという共通の「現実」は意味を持たない。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
X-24はローガンの現実的家族であると同時に、彼の鏡像でもある。若きクローン体であるX-24はローガンがかつて持っていた能力を備えており、敵する者を委細構わず虐殺する。人を殺したのなら相手が善人でも悪人でも同じ、というローガンの言葉を反面として持っているのだ。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
人殺しの業を背負うには心を持っていなければならない。X-24にはない。ローラにはある。だからローガンもローラには感情を抱ける。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
ローガンは自分が何者であるか忘れないために、体内にあるのと同じアダマンチウムでできた弾丸を持っていた。アダマンチウムは人殺しの業の象徴であり、彼の肉体を病ませると同時に悪夢として心を苦しめる。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
いつしか弾丸は、自殺するためのとっておきになっていたとローガンは語る。だがその弾丸はローラによって放たれ、ローガンではなく彼の鏡像であり膿であるX-24を撃ち殺す。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
それは長く己の業に苦しんできたローガンをローラが解放した象徴だ。自分を壊してもらったことで、ようやくローガンはローラに抱く自分の感情を認める。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
その家族の愛情をローガンは「こんな感じなのか」と言う。「パパ」と呼ぶローラに対してローガンは「娘よ」とは呼ばない。そして息絶える。彼にとって家族は最後まで「現実」ではない。でもそれで彼が救われてないなんて、僕にはけして思えない。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
虚構で構わない。虚構でも、祖父役だったと言っていいチャールズを交えた3人の旅は確かにローラを変え、ローガンを変え、チャールズを変えた。それは現実なんだから。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日
というわけで、1997年のスポーン以来20年ぶりのアメコミ映画でしたが興味深い経験になりました。勧めてくれた鈴木ピクさんに感謝。#ローガン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2017年6月11日

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